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入試漢字「読み」完全攻略|音読み・訓読み・熟字訓まで完全網羅

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

突然ですが、こんな経験はありませんか?「この漢字、書けるのに読み方がわからない」「訓読みは合っているのに、音読みが出てこない」「熟字訓って何?そもそも勉強したことがない……」

入試漢字の「読み」問題は、「書き」問題と比べると軽視されがちです。しかし実際の入試では、読み問題で確実に得点できるかどうかが、合否を左右することも珍しくありません。特に中学受験・高校受験・大学受験を控えた受験生にとって、漢字の読みは「絶対に落とせない得点源」です。

この記事では、音読み・訓読み・熟字訓の基本から、入試頻出パターン・効率的な学習法・今すぐ使えるチェックリストまで、徹底的に解説します。藤原と翔先生が塾の現場で実際に生徒に教えている内容をそのままお届けしますので、ぜひ最後まで読んで実践してください。


核心情報|入試漢字「読み」で最も重要なことを先に伝える

まず結論から言います。入試漢字の読み問題で失点する生徒には、明確な共通パターンがあります。翔先生が日々の授業で観察してきた内容をもとに整理すると、以下の3つに集約されます。

  • ① 音読み・訓読みの区別があいまいで、混乱している
  • ② 熟字訓・当て字を「存在すら知らない」
  • ③ 「なんとなく読める」で止まっており、正確な読みを確認していない

逆に言えば、この3つを克服するだけで、入試漢字の読み問題は劇的に正答率が上がります。以下で一つひとつ丁寧に解説していきます。


具体的な方法・ステップ・内容

① 音読みと訓読みの違いを正確に理解する

音読みとは、中国語の発音をもとにした読み方です。漢字が中国から日本に伝わった際に、その発音を日本語風にアレンジしたものです。一般的に、音読みだけでは意味がわからない(単独では使いにくい)という特徴があります。

訓読みとは、漢字の意味に対応する日本語の言葉を当てはめた読み方です。訓読みは単独で意味が通じるという特徴があります。

【例で確認しよう】

漢字 音読み 訓読み
サン(山脈・富山) やま(山道・山登り)
セン(河川) かわ(川岸・川辺)
カ(花壇・花瓶) はな(花火・花びら)
ドク(読書・読解) よ(む)(読み聞かせ)
ジュウ・チョウ(重力・重宝) おも(い)・かさ(ねる)

ここで翔先生がよく生徒に伝えるポイントがあります。「音読みはカタカナで、訓読みはひらがなで覚える」というルールです。辞書もこの形式で表記されているので、最初からこのルールを身につけておくと混乱しません。

【重要】音読みの種類:呉音・漢音・唐音

音読みにはさらに種類があります。中学受験の難関校や高校・大学受験では、この知識が問われることもあります。

  • 呉音:最も古い音読み。仏教用語に多い。例)「明」→ミョウ(明王)、「行」→ギョウ(行列)
  • 漢音:遣唐使がもたらした読み。一般的な熟語に多い。例)「明」→メイ(明確)、「行」→コウ(行動)
  • 唐音:鎌倉時代以降に伝わった読み。例)「行」→アン(行灯)、「椅」→イ(椅子)

これらを全部暗記する必要はありませんが、「同じ漢字に複数の音読みがある」ことは必ず知っておいてください。入試では「なぜこの漢字にこの読みがあるのか」という視点での問題も出ます。


② 入試頻出!熟字訓・当て字を完全攻略する

熟字訓(じゅくじくん)とは、2字以上の漢字の組み合わせ全体に、訓読みが当てられているものです。個々の漢字の読みとは関係なく、まとめて1つの読み方をするのが特徴です。

藤原が塾で必ずこう言います。「熟字訓は理屈で覚えようとするな。丸ごと暗記しろ。」これが正解です。なぜなら、熟字訓は漢字の意味や読みの法則が通用しないからです。

【入試最頻出 熟字訓リスト30選】

熟字訓 読み方 熟字訓 読み方
今日 きょう 明日 あした・あす
昨日 きのう 一昨日 おととい
今年 ことし 昨年 さくねん(※音読み)
大人 おとな 子供 こども
友達 ともだち 眼鏡 めがね
景色 けしき 時雨 しぐれ
田舎 いなか 土産 みやげ
海原 うなばら 波止場 はとば
行方 ゆくえ 仮名 かな
読経 どきょう 相撲 すもう
七夕 たなばた 雪崩 なだれ
竹刀 しない 草履 ぞうり
足袋 たび 浴衣 ゆかた
吹雪 ふぶき 五月雨 さみだれ
木綿 もめん 河原 かわら

翔先生のアドバイス:「このリストを一気に暗記しようとしなくていい。1日5個ずつ、声に出して読んで、例文の中で使ってみることが大切です。入試直前の1週間でまとめて叩き込む生徒もいますが、それより3ヶ月かけてじっくり定着させた生徒のほうが本番で確実に得点できているのは事実です。」


③ 音読みの「読み間違え」頻出パターンを押さえる

入試漢字の読み問題では、「読めているつもりで間違えている」パターンが非常に多いです。以下は、藤原が塾現場で何度も見てきた「よくある読み間違え」です。

【要注意!よく間違える漢字の読み一覧】

漢字・熟語 正しい読み よくある間違い
依存 いそん(いぞん) えぞん
凡例 はんれい ぼんれい
情緒 じょうちょ・じょうしょ じょうちょだけが正解と思い込む
漸次 ぜんじ ぜんつぎ
貼付 ちょうふ(てんぷも可) はりつけ
早急 さっきゅう(そうきゅうも可) はやきゅう
重複 ちょうふく(じゅうふくも可) じゅうふくのみと思い込む
消耗 しょうもう しょうこう
出納 すいとう でのう
堪能 たんのう かんのう

藤原からの一言:「特に重複・依存・早急は複数の読み方が認められている場合があり、入試では問題文の文脈によって正解が変わることもあります。問題集で確認する際は、答えの読み方だけでなく『なぜその読みが正解なのか』まで必ず確認する習慣をつけてください。」


④ 特殊な読み方:送り仮名・重箱読み・湯桶読みに注意

入試で意外と出題されるのが、重箱読み(じゅうばこよみ)湯桶読み(ゆとうよみ)です。

  • 重箱読み:上の字を音読み、下の字を訓読みにする熟語。例)重箱(じゅうばこ)、団子(だんご)、本棚(ほんだな)、台所(だいどころ)
  • 湯桶読み:上の字を訓読み、下の字を音読みにする熟語。例)湯桶(ゆとう)、雨具(あまぐ)、夕刊(ゆうかん)、場所(ばしょ)、手帳(てちょう)

これらは「音訓が混在している」という特徴から、入試の「次の熟語の読み方の種類を答えよ」という設問で問われます。中学受験・高校受験ともに頻出ですので、必ず押さえておきましょう。


藤原&翔先生の実践アドバイス

藤原進之介からのアドバイス:「正しい読みを聞く機会を増やせ」

私が長年の指導経験で確信していることがあります。それは、「目で見るだけの勉強では、読みは定着しない」ということです。

人間の脳は、音として聞いた情報と視覚情報が結びついたときに、最も記憶に定着しやすい仕組みになっています。だから、漢字の読みを覚えるときは必ず声に出して読むこと。さらに理想を言えば、正しい読み方を耳で聞く機会を作ることです。

具体的には、NHKのニュース・ラジオを聞く、audiobook.jpなどで名作文学の朗読を聞くなどが効果的です。「読み問題は目で解く」という思い込みを捨ててください。

翔先生からのアドバイス:「コンテキスト(文脈)で覚える」

翔先生が授業でよく使う方法が「例文ノート」です。新しい漢字の読みを覚えるとき、単語単体で暗記するのではなく、その漢字が使われた例文をセットで書き留めるのです。

たとえば「漸次(ぜんじ)」という熟語なら:

「気温が漸次上昇していった。(だんだん上がっていった)」

このように意味と文脈を一緒に記録することで、「読み方」だけでなく「使い方」も同時に身につきます。これは読み問題だけでなく、現代文の語彙問題や記述問題にも直結する学習法です。


よくある失敗・注意点

失敗①:読み問題を「後回し」にする

「書き取りは練習が必要だけど、読みはなんとなくわかる」と思って後回しにする生徒が非常に多いです。しかし前述の通り、「なんとなく読める」と「正確に読める」は全く別物です。入試本番では「なんとなく」は通用しません。

失敗②:音読みだけ、または訓読みだけを覚える

「山=やま」しか覚えていない生徒は、「山脈(さんみゃく)」が読めません。「海=カイ」しか知らない生徒は、「海原(うなばら)」が書けません。1つの漢字につき、音読み・訓読みの両方をセットで確認する習慣が必須です。

失敗③:問題集の「解答の読み方」を確認しない

問題集を解いて丸をつけて終わり、という学習は最悪です。読み問題の場合、「なぜその読みになるのか」「他の読み方はないのか」まで確認することで初めて本物の力がつきます。

失敗④:熟字訓を「難しいから捨てる」と判断する

熟字訓は理屈で解けないので「難しい」と感じる生徒が多いです。しかし実際には、頻出の熟字訓は30〜50語に絞られており、丸暗記で十分対応できます。捨てるのは非常にもったいない。むしろ「知っていれば必ず取れる問題」として積極的に狙いに行くべきです。


今すぐできるアクション3つ

アクション①:今日使った漢字の「もう一方の読み方」を調べる

今日の生活の中で目にした漢字を1つ選び、音読みなら訓読みを、訓読みなら音読みを辞書で調べてみてください。たった1日1語でも、1年続けると365語。これだけで入試漢字の読み問題は十分カバーできます。

アクション②:上の熟字訓リストを1日5語ずつ声に出す

先ほど紹介した熟字訓リスト30選を、1日5語ずつ声に出して読む練習をしてください。見るだけでなく、必ず声に出すのがポイントです。6日間で一周できます。

アクション③:手持ちの問題集で「読み問題だけ」を集中的に解く

今持っている漢字問題集や国語の教材の中から、「読み問題だけ」を抽出して1回通しで解いてみてください。正答率を計算して記録します。次に同じ問題を1週間後に解いて、正答率の変化を確認します。この「測定と記録」が最も効果的な学習サイクルです。


入試漢字「読み」完全攻略チェックリスト

以下のチェックリストで、自分の現在地を確認してみてください。

  • ☐ 音読みと訓読みの違いを説明できる
  • ☐ 同じ漢字の音読み・訓読みを両方言える(例:山・川・花・重など)
  • ☐ 重箱読みと湯桶読みの例を3つ以上挙げられる
  • ☐ 熟字訓を20語以上正確に読める
  • ☐ よく間違える漢字(消耗・出納・堪能など)の正しい読みを知っている
  • ☐ 漢字の読みを覚えるとき、例文とセットで記録している
  • ☐ 声に出して読む練習をしている
  • ☐ 問題集の読み問題で8割以上の正答率がある

チェックが5つ以下の人は、今すぐ上記のアクション3つからスタートしてください。チェックが6〜7つの人は、残りの弱点を集中的に補強しましょう。全部チェックできた人は、入試漢字の読み問題は「得点源」として完成しています。


まとめ・日本国語塾トップについて

今回は入試漢字「読み」の完全攻略法として、音読み・訓読みの基礎から、熟字訓・重箱読み・湯桶読み、よくある間違いパターン、そして今すぐ実践できる学習法まで徹底解説しました。

最後に大切なことをもう一度まとめます。

  • ✅ 音読みと訓読みは区別して両方覚える
  • ✅ 熟字訓は丸ごと暗記。理屈を求めない
  • ✅ 「なんとなく読める」で満足せず、正確な読みを確認する習慣をつける
  • ✅ 読みは声に出して・例文とセットで覚える
  • ✅ 入試漢字の読み問題は「捨て問」ではなく確実な得点源にできる

漢字の読みをしっかり固めることは、語彙力の向上・読解力の底上げにも直結します。焦らず、毎日少しずつ積み上げていきましょう。藤原と翔先生は、あなたの合格を全力で応援しています!


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