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はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、サピックス通塾中の小5のお母さんからこんなご相談をいただきました。
「コアプラスと言葉ナビ、どちらも買ったんですが……結局どう使えばいいんでしょう?
子どもに渡したら3日で押し入れに入っていました(笑)」
あるある! 思わず笑ってしまいましたが、これは笑い事ではありません。
サピックスの国語教材は「渡すだけ」では絶対に機能しないんです。
コアプラス・言葉ナビともに、正しい使い方を知っているかどうかで、
偏差値が5〜10変わるといっても過言ではありません。
今回は翔先生と一緒に、サピックス生のための国語対策として、
「コアプラス」「言葉ナビ」それぞれの正しい活用法を徹底解説します。
中学受験本番まで使い倒せるよう、ぜひ最後まで読んでください!
なぜこれが重要なのか
サピックスの国語は「読解力重視」と言われますが、実は語彙・知識系の得点が土台になっています。
難関中学(偏差値60以上)の国語入試では、漢字・語句・ことわざ・慣用句などの「知識問題」が
全体の20〜30点分を占めることも珍しくありません。
読解が得意でも、語彙が貧弱だと文章の意味を正確につかめません。
逆に、語彙がしっかりしていると、初見の文章でも「この文脈ならこういう意味のはず」と
推測する力が格段に上がります。
語彙は読解の土台であり、得点の安定装置なのです。
そこで登場するのが、サピックス独自の2大語彙教材です。
- コアプラス(CorePlus):漢字・語句・文法など、国語知識を体系的にまとめた問題集
- 言葉ナビ(上・下):ことわざ・慣用句・四字熟語・故事成語などを豊富に収録した語彙集
この2冊は、サピックス生にとって「第二の教科書」。
使い方を正しく理解すれば、確実に国語の偏差値アップに直結します。
具体的な方法・ステップ解説
① コアプラスの使い方|”分散学習”が命
コアプラスの最大の特徴は、1ページに情報が凝縮されていること。
漢字・語句・文法・文学史など、ジャンルをまたいで短く問われる形式です。
これを「一気読み」や「一夜漬け」でこなそうとするのが、最もよくある失敗パターンです。
翔先生おすすめの使い方:「1日1ページ × 繰り返し3周」
-
1周目(理解期):答えを見ながらでもOK。「こういう問題があるんだ」と全体像をつかむ。
知らない語句には必ず鉛筆で印をつけておく。 -
2周目(定着期):印をつけた問題だけを解く。正解したら印を消す。
間違えたらさらに☆マークを追加。 -
3周目(確認期):☆マークの問題だけを集中的に解く。
ここで正解できれば「定着」と判断してOK。
ポイントは「全部を均等にやらない」こと。
できる問題を何度も解くのは時間の無駄です。
苦手な問題に時間を集中投下する「重点管理型」がコアプラス攻略の鉄則です。
また、コアプラスはサピックスのテキストと連動させるとさらに効果的。
授業で出てきた語句をコアプラスで確認し、「あ、ここに載ってた!」という体験を積み重ねることで、
記憶への定着が深まります。
② 言葉ナビの使い方|”文脈で覚える”が大原則
言葉ナビ(上巻・下巻)は、ことわざ・慣用句・四字熟語・故事成語の宝庫です。
しかし、ここで多くの生徒がやってしまうNG行動があります。
【NG例】意味だけ丸暗記する
たとえば「七転び八起き」→「何度失敗してもあきらめない」と覚えるだけでは、
入試で「次の文章中の( )に入る慣用句を答えよ」という問題には対応できません。
文脈の中で使える言葉として覚えることが重要です。
藤原流・言葉ナビ活用3ステップ
-
例文ごと声に出して読む:言葉ナビには例文が掲載されています。
例文を音読することで、「どんな場面で使う言葉か」が自然と体に入ります。 -
自分で短い例文を1つ作る:覚えた言葉を使って、自分の生活に近い例文を1つ作ってみましょう。
「お父さんが仕事でミスしたけど、七転び八起きで頑張っている」のように、
身近なシーンに結びつけると記憶が定着します。 -
週1回「言葉ナビクイズ」をする:家族や友達に問題を出してもらうか、
自分でランダムに開いてテストする。
「教える」ことが最強の記憶法です。翔先生も塾でよくやっています!
言葉ナビは上巻・下巻で難易度が異なります。
小4〜5年生は上巻を徹底的に、小6からは下巻も並行して進めるのが理想的なペースです。
③ コアプラスと言葉ナビの”組み合わせ方”
この2冊は役割が異なるので、組み合わせて使うのが正解です。
| 教材 | 主な内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| コアプラス | 漢字・語句・文法・文学史 | 平日の短時間学習(5〜10分) |
| 言葉ナビ | ことわざ・慣用句・四字熟語・故事成語 | 週末のまとめ学習(20〜30分) |
平日はコアプラスで「短く・毎日」の習慣をつけ、
週末は言葉ナビで「じっくり・文脈ごと」覚える。
このリズムを作るだけで、語彙力は3ヶ月で別人のように伸びます。
藤原流のポイント
ここからは、私・藤原進之介が現場で感じてきた「ちょっと違う視点」をお伝えします。
「語彙は筋トレ、読解はマラソン」
——これが私の持論です。
筋トレは毎日少しずつやらないと効果が出ない。
逆に、一日5時間やっても翌日休んだら意味がない。
語彙学習もまったく同じです。
コアプラスも言葉ナビも、毎日5分継続する子が最終的に勝ちます。
もう一つ大切なことがあります。
「知っている言葉」と「使える言葉」は別物だということ。
入試の国語で問われるのは「使える語彙」です。
たとえば「一石二鳥」の意味を知っていても、
「同じ意味のことわざを書け」「この場面に合う四字熟語は?」という問いに答えるには、
言葉の背景・ニュアンス・使い方まで理解している必要があります。
だから翔先生も私も、生徒には必ず「なぜそういう意味になるの?」と聞くようにしています。
語源や由来まで知ると、忘れにくくなりますし、似たような言葉との区別もつくようになります。
言葉ナビの解説欄は、読み飛ばさず必ず確認してください!
さらに、中学受験の国語で差がつく「記述問題」にも、語彙力は直結します。
豊かな語彙があれば、解答に使える「言い回し」の引き出しが増えます。
コアプラスと言葉ナビは、記述力強化のための投資でもあるのです。
よくある間違いと対策
❌ 間違い1:「一気に全部やろうとする」
コアプラスを夏休みに一気読みしようとして挫折……という話をよく聞きます。
前述の通り、分散学習が命。1日1〜2ページを毎日続けるほうが、圧倒的に定着します。
「少なく・毎日・繰り返し」を合言葉にしてください。
❌ 間違い2:「書かずに目で読むだけ」
漢字は特に、「読めるけど書けない」が最も危険な状態です。
コアプラスの漢字問題は、必ず手を動かして書いて確認しましょう。
視覚だけでなく、運動記憶(手の動き)を使うことで定着率が上がります。
❌ 間違い3:「言葉ナビを全部覚えようとする」
言葉ナビの収録語数は膨大です。
全部を均等に覚えようとすると、パンクします。
まずはサピックスのテキスト・過去問で出てきた言葉を優先して覚えましょう。
実際に問われた言葉から攻略するのが、最も効率的な受験対策です。
❌ 間違い4:「6年生の秋から始めようとする」
語彙は「積み上げ型」の学習です。一夜漬けは絶対に効きません。
理想は小4〜5