数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
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はじめに
数強塾グループ代表の藤原進之介です。
先日、塾に通う中学3年生の女の子からこんな質問をもらいました。
「先生、作文って何を書けばいいかはだいたいわかるんですけど、
どう書けばいいかがわからなくて……なんか小学生っぽい文章になってしまうんです」
あるある!これ、めちゃくちゃ多い悩みです。
内容(=何を書くか)は思いつくのに、文章として組み立てると
「で、だから、でも、だから……」のループになってしまう。
気づいたら同じ接続詞を5回使っている……なんて経験、あなたにもありませんか?
今日は「作文・小論文で使える接続詞・表現集」と、
採点者が思わず高評価をつけたくなる文体のコツを、
藤原流でガッツリ解説します。
読み終わったら、今日から文章が変わります。本気で。
なぜ接続詞・表現の使い方が重要なのか
「文章は内容が9割でしょ?」——そう思っている受験生、ちょっと待ってください。
採点者は1日に何十枚、場合によっては何百枚もの作文・小論文を読みます。
読み手が疲弊している状態で、論理の流れが見えやすい文章と
読み解くのに頭を使う文章、どちらが高評価を得ると思いますか?
答えは明らかですよね。
接続詞は「文と文をつなぐ橋」です。橋がしっかりしていれば読者はスイスイ渡れる。
橋がガタガタだと途中で落ちる。作文における接続詞の役割は、
まさに論理構造の見える化です。
さらに、表現の多様性も重要です。
語彙が豊かで、文体に変化がある文章は、読んでいて心地よい。
採点者も人間ですから、「おっ、この子うまいな」という印象が点数に直結します。
これは感情論ではなく、評価基準の「表現力」「文章構成力」という
項目に実際に反映されることなのです。
つまり、接続詞と表現を制する者が、作文・小論文を制する。
大げさに聞こえるかもしれませんが、藤原はこれを本気で言っています。
具体的な方法・ステップ解説
① 接続詞の種類と使い分け|機能別に整理しよう
接続詞には「機能」があります。その機能を意識して使うだけで、文章の論理が格段に明確になります。
以下に、作文・小論文で特に役立つ接続詞を機能別に整理しました。
【順接・因果】前の文を受けて、結果・結論を導く
- したがって(最も論理的な印象を与える。小論文の王道)
- そのため(理由→結果の流れに自然)
- それゆえ(やや硬い文体に。論説文向き)
- こうして(経緯をまとめるときに便利)
- その結果(実験・調査結果を述べる際に有効)
❌NG例:「ゴミが増えた。だから環境が悪化した。」
✅OK例:「ゴミの増加が続いた。その結果、周辺の環境は著しく悪化した。」
【逆接・対比】前の内容と反する・対照的な内容を導く
- しかし(汎用性が高い。ただし多用注意)
- 一方で(対比を示す。論点を複眼的に述べるときに最適)
- それにもかかわらず(強い逆接。予想外の展開に効果的)
- とはいえ(譲歩しながら反論するニュアンス。洗練された印象)
- ところが(話の転換。展開に変化を持たせたいとき)
❌NG例:「技術は進歩した。でも問題は残っている。」
✅OK例:「技術は目覚ましい進歩を遂げた。とはいえ、倫理的な課題は依然として山積している。」
【補足・説明】前の内容を詳しく・補って説明する
- つまり(要約・言い換えに。主張を明確化できる)
- すなわち(「つまり」よりやや格式が高い)
- なぜなら(理由を述べるときの定番。後ろに「〜からだ」で締める)
- 具体的には(抽象的な主張の後に具体例を示すとき)
- 換言すれば(「言い換えると」の格式ある表現)
【添加・列挙】情報を並べて加える
- また(シンプルに追加する。多用しやすいので注意)
- さらに(より強調したい情報を加えるとき)
- 加えて(「また」より少しフォーマル)
- その上(さらに強調する場合)
- 第一に/第二に(複数の根拠を整理して述べるときに最適)
【転換・話題の移行】話題を変えるとき
- では(疑問・提案・次の論点へ移るとき)
- ところで(話題転換。ただし小論文ではやや口語的)
- 以上を踏まえて(まとめに入る前の定番フレーズ)
- こうした状況を鑑みると(現状分析から提言へ移るとき)
② 採点者が唸る「格上げ表現」一覧
接続詞だけでなく、フレーズ・語彙のレベルも採点に大きく影響します。
以下の「格上げ表現リスト」を見てください。左が口語・幼稚な表現、右が作文・小論文向けの表現です。
| ❌ 避けたい表現 | ✅ 格上げ表現 |
|---|---|
| 〜だと思います | 〜と考える/〜と言えるだろう/〜ではないかと推察される |
| すごく大事だ | 極めて重要である/看過できない問題である |
| いろんな問題がある | 多岐にわたる課題が存在する |
| 〜をしなければいけない | 〜が急務である/〜に取り組む必要がある |
| たくさんの人が | 多くの人々が/社会全体として |
| だから〜だと思う | 以上の理由から、〜と結論づけられる |
| でも〜 | しかしながら〜/一方で〜 |
| 〜をよくするために | 〜の改善・向上を図るために |
③ 文章構成の鉄板テンプレート|三段構成と四段構成
接続詞・表現をマスターしたら、それを活かせる「構成」が必要です。
作文・小論文には2つの基本テンプレートがあります。
【三段構成】序論→本論→結論
短い作文(400〜600字程度)に向いています。
- 序論:テーマへの問いかけ・現状提示(「近年、〜が問題となっている。」)
- 本論:自分の主張と根拠(「なぜなら〜。具体的には〜。」)
- 結論:まとめと提言(「以上を踏まえて、〜と考える。」)
【四段構成】起→承→転→結
800字以上の小論文・入試作文に向いています。
- 起:問題提起・テーマの導入
- 承:主張の根拠・具体例の提示
- 転:反論・別の視点の導入(「一方で〜という見方もある。とはいえ〜。」)
- 結:最終的な主張・提言でまとめる
「転」のパートで反論を想定してから再度自分の主張を強化するという動きが、
採点者に「論理的思考力がある」と印象づける最大のポイントです。
藤原流のポイント|接続詞より「文末表現」を変えよ
ここからが、藤原の独自アドバイスです。
多くの参考書は接続詞の使い方は教えてくれますが、
「文末表現の単調さ」を指摘するものは少ない。
実はこれが、文章レベルを決定する隠れた最重要ポイントです。
次の文章を読んでみてください。
「環境問題は深刻だ。解決策を考える必要がある。一人ひとりが取り組むことが大切だ。
社会全体で協力しなければならない。」
どうですか?内容は悪くないのに、「〜だ。〜だ。〜だ。」の連続で、
まるでロボットが書いたような文章になっています。
藤原流の解決策は「文末表現に変化をつけること」。具体的には:
- 断定:「〜である」「〜だ」
- 推量・可能性:「〜と言えるだろう」「〜ではないか」
- 仮定・条件:「〜すれば、〜になるはずだ」
- 問いかけ:「〜を私たちは考えるべきではないだろうか」
- 引用受け:「〜と指摘されているように、〜だ」
これ
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