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共通テスト漢文の解き方|20分で満点を取る時間配分

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな相談が届きました。

「先生、漢文って20分で解けって言われるんですけど、いつも時間が足りなくて……。
返り点を追っているうちに頭がこんがらがって、最後の問題は勘で答えました😭」

これ、めちゃくちゃあるあるです(笑)。翔先生も「自分が受験生のとき全く同じでした!」と言っていました。

共通テストの漢文は、配点50点・目標時間20分という、ある意味「スピード勝負」の科目です。
ところが多くの受験生が「じっくり読もうとして時間切れ」「訓読に時間をかけすぎて設問を解く余裕がない」という罠にはまります。

この記事では、共通テスト漢文の解き方と時間配分を、具体的なステップと藤原流の視点でガッツリ解説します。
「漢文で満点を狙いたい」「せめて40点以上は安定させたい」という受験生は、ぜひ最後まで読んでください!


なぜこれが重要なのか

まず数字を確認しましょう。共通テスト国語の構成は以下の通りです。

  • 現代文①(評論):配点50点
  • 現代文②(小説):配点50点
  • 古文:配点50点
  • 漢文:配点50点

合計200点のうち、漢文は50点=全体の25%を占めます。
「漢文なんて後回し」にしていると、大きな取りこぼしになるわけです。

さらに重要なのが「コスパ」の観点です。
漢文は現代文に比べて文章量が少なく、出題パターンも比較的安定しています。
基本的な句法(返読文字・置き字・再読文字など)を押さえ、解き方の順序と時間配分を固めれば、短期間で得点源にできる科目なのです。

翔先生いわく、「漢文は国語4科目の中で、最も”型”が効く科目です。型を知らずに感覚で解くのが一番もったいない」とのこと。まさにその通りです。


具体的な方法・ステップ解説

【全体の時間配分の目安】

まず大前提として、共通テスト国語全体(80分)の中で漢文にかける時間は20分以内が理想です。
内訳を以下のように設定しましょう。

フェーズ 内容 目安時間
①リード文・注釈の確認 問題の前提・文脈を把握する 約1〜2分
②設問の先読み 何を問われているかを把握する 約1分
③本文の精読 訓読しながら内容を追う 約6〜8分
④設問を解く 選択肢を吟味・マークする 約7〜8分
⑤見直し 迷った問題の再確認 約1〜2分

「え、本文精読が6〜8分しかないの?」と驚いた人、安心してください。
後述する読み方のコツを使えば、漢文は6〜8分で十分に把握できます。

ステップ①:リード文と注釈を最初に読む(1〜2分)

共通テストの漢文には、本文の前にリード文(作品説明・場面説明)があります。
これを飛ばして本文に突入するのは大きなミスです。

リード文には「誰が」「どんな状況で」「何について書いているか」が凝縮されています。
また、本文中の注釈(※マークの説明)も先にチェックしておきましょう。
注釈には固有名詞・難読語の意味が書いてあるので、本文を読む速度が格段に上がります。

「注釈なんてあとで見ればいい」という人ほど、本文の途中で迷子になります。翔先生も「注釈の先読みは漢文攻略の最初の一手」と口を酸っぱくして言っています(笑)。

ステップ②:設問を先に読む(1分)

本文を読む前に、設問(問1〜問6程度)をざっと確認します。
ここで確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 句法・語句の意味を問う問題はどこか(本文のどの部分に集中しているか)
  • 内容説明・理由説明の問題があるか
  • 書き下し文・現代語訳の問題があるか
  • 詩・詩形に関する問題があるか(漢詩の場合)

「何を探しながら読めばいいか」が分かった状態で本文に入ると、読む目的が明確になり速度と精度が同時に上がります
これは現代文でも古文でも同じですが、特に漢文では有効です。

ステップ③:本文を訓読しながら精読する(6〜8分)

いよいよ本文です。ここで意識したいのが「全部訓読しようとしない」こと。

漢文の本文は、返り点・送り仮名を丁寧に追えば正確に読めますが、それを全文やっていると時間が溶けます。
代わりに以下の方針で読み進めましょう。

  1. 主語と述語・目的語を素早く掴む:「誰が・何を・どうした」を意識する
  2. 再読文字・置き字・反語・否定などの句法マーカーに反応する:「未」「将」「不」「莫」「豈〜哉」などは見た瞬間に意味を確定する習慣をつける
  3. 難しい箇所は後回し:設問に関係ない箇所で詰まったら飛ばす勇気を持つ

翔先生のアドバイスを借りると、「漢文の本文は”地図”だと思ってください。全部精読するのではなく、設問という”目的地”に向かうためのルートを確認するイメージです」とのこと。うまい!(笑)

ステップ④:設問を解く(7〜8分)

設問を解く際の優先順位と時間感覚を身につけましょう。

  • 句法・語句問題(問1〜問2程度):知識問題なのでサッと解く。1問1分以内が目標。
  • 書き下し文・現代語訳問題:本文に戻って根拠を確認。1問1〜2分。
  • 内容理解・心情理解問題:選択肢を1つずつ本文と照合。1問2〜3分。
  • 詩形・構成問題(漢詩の場合):形式知識+本文確認で解く。1問1〜2分。

迷ったときは「本文に根拠があるか」を必ず確認してください。
漢文の選択肢は「言い過ぎ」「逆の意味」「書いていないことを付け加えている」という形で誤りを仕込んでくるパターンが多いです。


藤原流のポイント

ポイント①「漢文は5割が句法、5割は文脈」

多くの受験生が「漢文=句法を覚えるだけ」と思っていますが、それは半分正解・半分間違いです。
句法(再読文字・使役・反語・比較など)は確かに超重要ですが、それだけでは選択肢を絞れない問題が必ず出ます

藤原流では「句法は文章のカギ、文脈はドア全体」と教えています。
カギを持っていてもドアの位置が分からないと開けられません。句法を覚えつつ、必ず段落・文章レベルの流れ(文脈)も意識して読む練習をしましょう。

ポイント②「白文は友達」

共通テスト漢文には、返り点や送り仮名のついていない白文(はくぶん)が一部出ることがあります。
これを見ると「無理!」と思う受験生が多いのですが、実は白文こそ「文脈力」が試されるチャンスです。

白文は「前後の文章から意味を類推する」という作業が必要ですが、
ここでリード文・注釈の事前確認と文脈把握が生きてきます。
「白文に出会ったらパニックになる」のではなく、「前後の文を参考に意味の方向性を決める」という姿勢で臨みましょう。

ポイント③「漢詩は形式知識がそのまま得点になる」

共通テストでは漢詩(絶句・律詩など)が出題されることがあります。
漢詩に関する問題は、形式(五言/七言・絶句/律詩・対句・押韻など)を覚えているだけで得点できる問題が多いです。

詩形の基本知識は必ず頭に入れておきましょう。これは「覚えれば確実に点が取れる」ボーナス問題です。捨てるのは絶対もったいない!


よくある間違いと対策

間違い①「漢文を後回しにして時間が足りなくなる」

共通テスト国語で最も多い時間配分の失敗パターンです。
現代文(評論・小説)に時間をかけすぎ、古文・漢文が追い込まれるケース。

対策:本番前に「漢文は〇分目に開始する」という時刻を決めておく。
たとえば「試験開始60分後(残り20分)には必ず漢文に入る」とルールを決めて、模試で練習しておきましょう。

間違い②「句法を覚えただけで演習しない」

参考書で句法を一通り覚えたのに、本番で使えないというパターン。
句法は「意味を知っている」だけでは不十分で

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