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古文の品詞分解の仕方|初心者でも10分でできる方法

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古文の品詞分解の仕方|初心者でも10分でできる方法


古文の品詞分解の仕方|初心者でも10分でできる方法

はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな質問が届きました。

「先生、品詞分解ってそもそも何ですか?やれって言われるけど、何のためにやってるのか全然わからないんですけど……」

高校2年生のAさん(仮名)からのSOS。思わず翔先生と顔を見合わせてしまいました。
でも正直に言えば、これは古文を勉強しているほぼ全員が一度は思うことです。
品詞分解って、まるで「儀式」みたいに授業でやらされるけど、
「なぜやるのか」が腑に落ちていないと、ただの苦行になってしまいますよね。

この記事では、古文の品詞分解の仕方を初心者でも10分でできるステップに落とし込んで解説します。
「品詞分解なんてわからない」という状態から、「あ、これなら自分でもできる!」という状態へ。
さっそく一緒にやっていきましょう!

なぜ古文の品詞分解が重要なのか

「品詞分解しなくても、なんとなく訳せればよくない?」
……残念ながら、それは通用しません。理由をはっきり言いましょう。

① 古文の「誤読」のほとんどは品詞を間違えることから始まる

たとえば「なむ」という一語。これは文脈によって
終助詞・係助詞・助動詞「ぬ」の未然形+推量の助動詞「む」
など、複数の品詞・用法があります。
品詞をきちんと見分けられないと、訳が全く変わってしまうのです。

② 助動詞・助詞の意味は「接続する活用形」で決まる

古文の助動詞は、直前の語がどの活用形かによって意味が変わります。
「る」が受身なのか自発なのか可能なのかを判断するには、
前の動詞の活用形(未然形に接続するか、連用形に接続するか)を
確認しなければなりません。
つまり品詞分解=助動詞の意味を正確に取るための地図なのです。

③ 共通テスト・大学入試で直接問われる

共通テストや国公立・私立大の古文問題では、
傍線部の助動詞の意味・活用・品詞を問う設問が頻出です。
品詞分解を正確にできる受験生とそうでない受験生とでは、
得点差が10〜20点単位で生まれます
これは無視できないですよね。

翔先生がよく言うのですが、「古文は品詞分解が8割」。
品詞分解さえできれば、古文の読解はグッとラクになります。
逆に言えば、品詞分解を飛ばしてフィーリングで読もうとすると、
上位の問題では必ず詰まります。

古文の品詞分解の具体的な方法・ステップ解説

では実際に、品詞分解の手順を説明します。
例文として有名な一文を使いましょう。

例文:「月も出でにけりな、おぼつかなく。」(伊勢物語)

ステップ1|まず文節に区切る(スラッシュを入れる)

品詞分解の第一歩は、文を意味のまとまり(文節)で区切ることです。
「ね」を入れて不自然にならない箇所で区切るのが目安です。

月も/出で/に/けり/な、/おぼつかなく。

最初は大まかでOKです。区切りすぎても問題ありません。
「まず全部バラバラにしてしまおう」という気持ちで挑みましょう。

ステップ2|自立語を見つける(品詞の「柱」を立てる)

品詞は大きく自立語(それだけで意味が成立する語)
付属語(単独では意味が成立しない語)に分かれます。

  • 自立語:名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞
  • 付属語:助動詞・助詞

まず文の中から「動詞らしいもの」「名詞らしいもの」を探してください。
先ほどの例で言えば、「月」は名詞、「出で」は動詞(ダ行下二段活用「出づ」の連用形)ですね。

ステップ3|助動詞を特定する(ここが品詞分解の山場)

古文の品詞分解で一番難しいのが助動詞の特定です。
手順は以下の通りです。

  1. 自立語の直後に来る語を確認する
  2. その語が助動詞の活用表に載っているかチェックする
  3. 直前の活用形(接続)と照合して、意味を確定する

「に」→助動詞「ぬ」の連用形(完了)
「けり」→助動詞「けり」の終止形(過去)
「な」→終助詞(詠嘆)

「に」は要注意ワードです。格助詞の「に」、断定の助動詞「なり」の連用形、
完了の助動詞「ぬ」の連用形……と複数の可能性があります。
前後の文脈と接続を必ず確認する習慣をつけましょう。

ステップ4|助詞を確認する

助詞は「格助詞・接続助詞・副助詞・終助詞・係助詞」の5種類に分類されます。
例文の「も」は副助詞(係助詞に含める教科書もあり)で、
「〜もまた」という添加・強調の意味です。

助詞は助動詞ほど意味が複雑ではありませんが、
係り結びの法則(「ぞ・なむ・や・か」→結びは連体形、「こそ」→已然形)
は必ず押さえておきましょう。入試で頻繁に問われます。

ステップ5|活用形を確定させる

品詞分解の最後の仕上げは、各語の活用形(未然・連用・終止・連体・已然・命令)
を確定させることです。
活用形がわかると、次に来る助動詞の意味判断がスムーズになります。

先ほどの「出で」はダ行下二段活用「出づ」の連用形
連用形に接続する「に」は完了の助動詞「ぬ」の連用形であることが確定します。
このように、活用形→接続→助動詞の意味という三段論法で読み解いていくのが品詞分解の王道です。

ステップ6|まとめて訳してみる(品詞分解の成果を確認)

ここまでできたら、品詞分解した内容をもとに訳してみましょう。

「月も出でにけりな、おぼつかなく。」
→「月も(空に)出てしまったなあ、(あなたの姿が)はっきりしないことよ。」

品詞分解をもとに訳すと、「に(完了)+けり(過去)」の組み合わせが
「〜してしまったなあ」という詠嘆のニュアンスを生んでいることがわかります。
このニュアンスはフィーリング訳では絶対に拾えません。
品詞分解があってこそ、古文の情感が伝わるのです。

藤原流のポイント|品詞分解を速くするコツ

「助動詞接続表」を手書きで暗記する

デジタルで見るより、手で書いて覚えた知識のほうが試験本番で引き出しやすいです。
私が受験生に必ずやらせるのが「助動詞接続表の手書き再現テスト」。
毎朝5分、白紙に助動詞の接続・活用・意味を書き出す練習をするだけで、
2週間後には品詞分解のスピードが劇的に上がります。

「怪しい語」にはすぐマークする習慣をつける

文を読んでいて「この語、何か変かも?」と思ったら、
すぐ鉛筆でマークする習慣をつけてください。
翔先生いわく「古文の品詞分解は、迷いを先送りにしないことが大事」。
その場で品詞の候補を2〜3個書き出してから、前後の文脈で絞り込む。
このプロセスが10分でできる品詞分解の鍵です。

頻出語30個を先に覚えてしまう

古文の品詞分解で問題になるのは、実は限られた語ばかりです。
「なり・たり・り・べし・まじ・らむ・けむ・なむ・こそ・ぞ」などの
頻出助動詞・助詞トップ30を先に押さえておくと、
品詞分解の8割はカバーできます。
広く薄く覚えるのではなく、頻出語を深く確実に押さえる。
これが藤原流の効率的な古文学習法です。

よくある間違いと対策

間違い①「なり」を全部断定にしてしまう

「なり」には断定(

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