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はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、四谷大塚に通う小6の生徒さん(仮名:タケルくん)からこんな相談を受けました。
「予習シリーズって、国語だけ分厚いし、何をどう使えばいいかわからないんです。算数は解いたらすぐ答え合わせできるけど、国語って何が正解かもよくわからなくて……」
これ、本当によく聞くんです! 翔先生も「国語あるあるですね〜」と苦笑いするほど。算数や理科と違って、国語は「なんとなく合ってる気がする」「なんとなく読めてる気がする」という〝なんとなく病〟にかかりやすい科目です。
でも、実はこの「予習シリーズ」、使い方さえ知っていれば、中学受験国語の偏差値を大きく伸ばせる超優良テキストなんです。四谷大塚が長年かけて磨き上げた教材を、ただこなすだけではもったいない!
この記事では、四谷大塚の予習シリーズを最大限に活かす国語対策を、具体的なステップと藤原流のポイントを交えながら徹底解説します。中学受験を控えた小学生・保護者の方は、ぜひ最後までお読みください。
なぜこれが重要なのか
中学受験の国語において、四谷大塚の予習シリーズは非常に優れた教材です。しかし、多くの生徒が次のような問題を抱えています。
- 文章は読めるのに、設問で点が取れない
- 語彙・漢字はやっているのに、本文理解に結びつかない
- 週テストで安定した点数が出ない
- 記述問題が苦手で、部分点しか取れない
これらは「予習シリーズの使い方が間違っている」ことが原因であることが多いのです。
四谷大塚のカリキュラムは、「予習→授業→復習→テスト」というサイクルを前提に設計されています。つまり予習シリーズは「授業の補助教材」ではなく、「サイクルの起点」。このサイクルを正しく回すことが、中学受験国語の偏差値アップへの最短ルートです。
また、難関中学(偏差値60以上)を目指す場合、予習シリーズの本文読解は非常に高い文章レベルを含んでいます。これを正しく読む訓練を積むことが、入試本番での読解力に直結します。
四谷大塚生の国語対策は、「予習シリーズをどう使うか」がすべての鍵を握っていると言っても過言ではありません。
具体的な方法・ステップ解説
ステップ1:「予習」の段階でやるべきこと
予習シリーズの名の通り、まず授業前に自分で本文を読み、設問に取り組むことが基本です。ただし、ここで大事なのは「完璧にわかろうとしない」こと。
予習の目的は「わからない箇所を明確にすること」です。特に国語では、次の3点をメモしながら読む習慣をつけましょう。
- 意味のわからない語句に線を引く(語彙強化の第一歩)
- 「なんでこの答えにしたか」を一言メモする(根拠意識のトレーニング)
- 本文の「段落ごとの要点」を一文でまとめる(構造把握力の養成)
翔先生もよく言うのですが、「なんとなく読む予習」と「考えながら読む予習」では、その後の伸びが段違いです。国語の予習こそ、「頭を使って読む」練習の場にしてください。
ステップ2:授業での「聞き方」を変える
四谷大塚の国語の授業は、予習シリーズの本文と設問をベースに進みます。授業中に意識すべきポイントは2つです。
- 「なぜその答えになるのか、根拠を必ず確認する」
○×だけ書いて終わりにしない。正解の根拠が本文のどこにあるかを、先生の説明と照らし合わせて確認する。 - 「自分の予習と違っていた箇所に★をつける」
違いがあったということは、自分の読み方にクセや誤解があるサイン。これが最大の学びポイントです。
授業はいわば「答え合わせ+解説」の場。受け身にならず、「自分の予習との差分を発見する場」として活用しましょう。
ステップ3:復習で「言語化する力」を鍛える
授業後の復習が、国語の力を本当に定着させるための肝です。特に予習シリーズの復習では、以下の方法が効果的です。
(1)設問の「なぜ」を声に出して説明する
答えを見るだけではなく、「なぜこの選択肢が正解で、他は不正解なのか」を声に出して説明してみましょう。うまく説明できない問題は、まだ理解が浅い証拠です。
(2)語彙リストを自分で作る
予習シリーズには語句の説明が丁寧に載っています。これをそのまま覚えるより、「自分の言葉でノートに書き直す」ほうが記憶に定着します。中学受験国語の語彙問題は、意味を知っているかどうかが命取りになることも多いです。
(3)記述問題は「型」で練習する
予習シリーズの記述問題には、「〜から」「〜ため」で終わる形式的な型があります。まず型を守って書く練習をし、慣れてきたら自分なりの表現を加えていきましょう。
ステップ4:週テスト・組分けテストへの活かし方
四谷大塚の週テストや組分けテストは、予習シリーズで学んだ内容が直接問われます。国語の場合、特に次の点を意識してテスト直前に確認しましょう。
- その週に出てきた語彙・慣用句・ことわざの確認
- 本文の「主題」「登場人物の心情変化」の確認(物語文の場合)
- 本文の「筆者の主張の根拠」の確認(説明文・論説文の場合)
テストで点を取るためには「内容を覚える」ではなく「読み方のパターンを体に染み込ませる」ことが大切です。
藤原流のポイント
ここからは、私・藤原進之介が特に強調したい、ちょっと変わった(でも効果抜群の)独自アドバイスをお伝えします。
①「本文は2回読め」の法則
多くの受験生は本文を1回読んで設問に進みます。でも私のおすすめは、設問を解いた後にもう一度本文を読み返すこと。
1回目は「読者として」読む。2回目は「出題者の目線で」読む。この繰り返しで、「どこが問われやすいか」の嗅覚が磨かれます。これは中学受験国語の偏差値60以上を目指すうえで特に重要なスキルです。
②「筆者と友達になる」読み方
説明文・論説文が苦手な生徒に共通するのが、「お客さん読み」です。文章をただ受け取るだけで、筆者の意図を追おうとしない読み方ですね。
そこで私がおすすめするのが「筆者と友達になる」意識。「この人、何が言いたいんだろう?」「なんでこんな例を出してきたんだろう?」と、筆者に話しかけるつもりで読む。この意識だけで、論説文の読解力が格段に上がります。
③予習シリーズの「読み物」部分を軽視しない
予習シリーズには、設問とは別に「文学的な解説コラム」や「作家紹介」が載っています。多くの生徒がここを飛ばしますが、これがもったいない!
この部分には、その文章の背景知識や文学的なテーマが凝縮されています。難関中学の国語入試では、こうした「文化的素養」が問われる問題も出ます。10分でいいので、ここもしっかり目を通すクセをつけましょう。
よくある間違いと対策
間違い①:「問題を解くこと」が目的になっている
問題を解くのは手段であって、目的ではありません。予習シリーズの問題を通じて「読む力・考える力・表現する力」を鍛えることが目的です。答えを出したら終わり、ではなく、「なぜその答えになるか」まで考え抜く習慣を持ちましょう。
間違い②:漢字・語句だけ頑張って、読解をおろそかにする
漢字や語句は取り組みやすく、達成感もあります。でも中学受験国語の配点の多くは読解問題。語句は「読解の補助ツール」として位置づけ、時間の配分を読解練習に多めに振り向けましょう。目安は、学習時間の6〜7割を読解に当てることです。
間違い③:間違えた問題を放置する
間違えた問題こそが「伸びのタネ」です。週テスト・組分けテストで間違えた問題は、必ず予習シリーズに戻って「どこで読み間違えたか」を確認する習慣をつけてください。エラーログをノートにつけていくと、自分のクセが見えてきます。
間違い④:記述を「なんとなく書けた」で済ませる
記述問題は、書けた・書けなかったではなく「何点もらえるか」が重要です。予習シリーズの解答例と自分の答えを比べて、どの要素が欠けているかを分析する習慣を持ちましょう。理想は親や先生に読んでもらって「伝わるか」をチェックしてもら