小学生の作文力を伸ばす方法|「書けない」をなくす具体的練習法
はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな相談が届きました。
「先生、うちの子、作文の宿題が出るたびに固まってしまうんです。
鉛筆を持ったまま30分…。結局『何を書けばいいかわからない』と泣き出してしまって。
どうしたら書けるようになりますか?」(小3・保護者の方)
あるある!これ、すごく多いご相談です。翔先生も「僕も小学生のとき、原稿用紙を見るだけで
胃が痛かったです(笑)」と苦笑いしていました。
でも安心してください。「作文が書けない」は才能の問題ではありません。
適切な練習ステップさえ踏めば、どんな子でも必ず書けるようになります。
今回は、小学生の作文力を底上げする具体的な練習法を、
国語指導の現場から厳選してお届けします!
なぜこれが重要なのか
「作文なんて、入試に関係ない学校もあるし…」と思っていませんか?
実はそれ、大きな誤解です。
作文力=思考を言語化する力であり、これはすべての教科に直結しています。
算数の文章題を読み解く力、理科の観察レポートをまとめる力、
社会の記述問題に答える力――すべての根っこに「書く力・考える力」があります。
さらに中学・高校・大学受験を見据えると、記述式問題や小論文の比重は年々増加しています。
文部科学省が推進する「思考力・判断力・表現力」の育成においても、
作文は中心的なスキルとして位置づけられています。
つまり、小学生のうちに作文の基礎をつくることは、
その後10年間の学力の土台を築くことに等しいのです。
「書けない」を放置していると、受験期になって「記述が全然できない…」という
深刻な状況に陥りやすくなります。早めに手を打つのが得策です!
具体的な方法・ステップ解説
STEP 1:「書く前の準備」を徹底する――まず話す!
多くの子が作文でつまずく最大の原因は、
「いきなり文章を書こうとする」ことです。
頭の中が整理できていないのに、いきなり鉛筆を走らせようとするから固まってしまう。
対策はシンプル。まず「話す」ことから始めましょう。
たとえば「運動会の作文を書こう」となったとき、いきなり書かせるのではなく、
保護者や先生が次のように問いかけてあげてください。
- 「運動会で一番楽しかったのは何?」
- 「そのとき、どんな気持ちだった?」
- 「体はどんな感じがしたか覚えてる?ドキドキした?足がふるえた?」
- 「見ていたお友達や家族はどんな顔をしてた?」
このやり取りを5〜10分するだけで、子どもの頭の中に「書くべきこと」が整理されます。
話した内容をそのまま文字にすれば、立派な作文の素材になりますよ!
STEP 2:「5W1H」メモで構成を可視化する
話すことで素材が集まったら、次は構成を「見える化」します。
小学生作文の強い味方が「5W1Hメモ」です。
| 項目 | 問いかけ例 | 記入例(運動会) |
|---|---|---|
| Who(だれが) | だれのことを書く? | ぼく(リレーの選手として) |
| When(いつ) | いつの話? | 10月の運動会の日 |
| Where(どこで) | どこで起きた? | 学校のグラウンド |
| What(なにが) | 何が起きた?何をした? | リレーで転んでも最後まで走った |
| Why(なぜ) | なぜそうなった?なぜそう思った? | チームのみんなのために諦めたくなかった |
| How(どのように) | どんな気持ち・どんな様子だった? | 涙をこらえてゴールした。手がふるえていた |
このメモを埋めるだけで、作文の「骨格」が完成します。
あとはこれを文章につなぎ合わせるだけ!
「何を書けばいいかわからない」という悩みの9割は、このメモで解決できます。
STEP 3:「型(テンプレート)」を使って文章をつなぐ
素材と構成が揃ったら、いよいよ文章を書きます。
ここで役立つのが「段落の型」です。
小学生には、まず次のシンプルな3段落構成を覚えさせましょう。
- 【出来事・事実】:何があったかを具体的に書く
- 【気持ち・考え】:そのときどう思ったか、なぜそう感じたかを書く
- 【学び・これから】:この経験から何を学んだか、次にどうしたいかを書く
この型を「作文の設計図」として繰り返し使うことで、
書く順番が体に染みついていきます。
型を使うことは「手抜き」ではありません。
型こそが自由な表現の土台なのです。
プロの作家も小説の構成を意識して書いているのと同じですよ!
STEP 4:「具体的な言葉」で肉付けする練習
型に沿って書けるようになったら、次のレベルアップが「具体化」の練習です。
小学生の作文で多い弱点は「ふわっとした言葉ばかり」になること。
たとえば:
- 「楽しかった」→「声が出るくらいおなかを抱えて笑った」
- 「悲しかった」→「目の奥がじんとして、涙がこぼれそうになった」
- 「すごかった」→「100メートル先まで聞こえそうな大きな声で応援してくれた」
「感情語を五感で描写する」練習を日常的に行いましょう。
夕食後に「今日、一番嬉しかったことを、体の感覚で話してみよう」と親子で
ゲームのように取り組むのがおすすめです。
STEP 5:「毎日3行日記」で習慣化する
作文力は一夜では身につきません。継続的な「書く習慣」が最強の練習です。
ただし、毎日長い作文を書かせるのは逆効果になることも。
まずは「毎日3行日記」から始めましょう。
ルールはシンプルです:
- 1行目:今日起きた出来事(事実)
- 2行目:そのときの気持ち(感情)
- 3行目:一言コメント・感想・気づき(考え)
これだけでOK。1日5分で十分です。
「3行しか書かなくていいんだ!」という安心感が継続のカギです。
3ヶ月続けると、書くことへの抵抗感が劇的に減ります。これ、本当に効きます!
藤原流のポイント
ここからは私・藤原進之介の独自視点でポイントをお伝えします。
長年の国語指導で気づいた、他ではあまり語られない話です。
「上手に書く」より「本当のことを書く」を最優先に
子どもが作文を嫌がる理由の一つは、「うまく書かなければいけない」という
プレッシャーです。
でも本当に読んで面白い文章は「上手な文章」ではなく「本音が書かれた文章」です。
私が生徒に必ず言うのは、「ヘタでいい。本当のことを書け」という言葉。
「運動会が楽しかった」という優等生な感想より、
「先生に怒られるのが怖くて、ずっと順番が来ないように祈っていた」という
正直な気持ちのほうが、圧倒的に読む人の心を動かします。
作文の評価で本当に高い点がつくのは、「自分だけの視点・自分だけの言葉」
が書かれた文章です。子どもが「こんなこと書いていいの?」と思うような
率直な感情を尊重してあげてください。
「読む力」が「書く力」を育てる――良質なインプットを忘れずに
翔先生がよく言うのですが、書く力の土台は読む力です。
良い作文・良い文章をたくさん読んでいる子は、自然と「良い文章の感覚」が
体に入ってきます。
小学生なら、教科書の名作文学、岩波少年文庫などの児童文学、
そして「作文コンクール入選作品集」がおすすめです。
「作文コンクールの本」は特に効果的で、同世代の子が書いたリアルな文章なので、
「自分にも書けそう!」というモチベー
小学生の作文力を伸ばす方法を深めるために
小学生の作文力を伸ばす方法は、国語力の土台として非常に重要な分野です。小学生の作文力を伸ばす方法について、日本国語塾では担任講師が一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に指導しています。小学生の作文力を伸ばす方法に関する疑問や学習上の課題があれば、まずは無料体験授業でご相談ください。
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