小学生の漢字を効率よく覚える方法|部首・成り立ちで記憶に定着
はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな質問が生徒から届きました。
「先生、漢字って何回書いても全然覚えられないんですけど、どうすればいいですか?テスト前に50回ずつ書いたのに、翌日には忘れてました……」
聞いた瞬間、翔先生と二人で思わず「あ〜〜!!」と声が出ました。それ、やり方がもったいない!って。
漢字を50回書いて覚えようとする。その努力は本当に素晴らしい。でも、残念ながら「ただ書き続けるだけ」では、多くの子が翌日にはすっかり忘れてしまいます。これは意志力や記憶力の問題ではなく、学習の「方法論」の問題なんです。
小学生の6年間で学ぶ漢字はなんと1026字。中学受験を目指すなら、さらに多くの知識が求められます。これを「書いて覚える」だけで乗り切ろうとすると、時間も体力も底をついてしまいますよね。
この記事では、部首・成り立ちを活用した漢字の効率的な覚え方を、実践的なステップでお伝えします。「なんとなく書いて覚える」から「仕組みを理解して覚える」へ——。この一歩が、漢字学習を根本から変えてくれます!
なぜ部首・成り立ちで覚えることが重要なのか
そもそも、なぜ「ただ書く」だけでは覚えにくいのか。脳科学的な観点からも少し考えてみましょう。
人間の記憶には、「意味のあるものは覚えやすく、意味のないものは忘れやすい」という特性があります。たとえば、「8・5・3・2・7・1・9・4・6」という数字の羅列はなかなか覚えにくいですが、「123456789」のように規則性があるとすぐに覚えられますよね。
漢字も同じです。「木」「林」「森」という漢字を見てください。木が1本→2本→3本と増えるにつれて読み方も意味も変わる。これを「なんとなく書いて覚える」人より、「木が3つで深い森になるんだ」と意味で覚えた人の方が、圧倒的に記憶に定着します。
さらに、小学生の漢字学習において部首・成り立ちを学ぶことには、以下のような大きなメリットがあります。
- 初めて見た漢字でも意味が推測できる(読解力・語彙力の向上)
- 似た漢字の書き間違いが減る(「己・已・巳」など)
- 中学・高校の漢字学習にもそのまま応用できる
- 中学受験の国語で有利になる(文章読解でも漢字の意味推測が活きる)
- 漢字が「好きになる」(仕組みがわかると楽しくなる!)
つまり、部首・成り立ちを学ぶことは、単なる「漢字暗記」を超えた、国語力そのものの底上げにつながるのです。これが、日本国語塾TOPで小学生の漢字指導において必ず押さえているポイントです。
具体的な方法・ステップ解説
ステップ① まず「部首」の意味を10個だけ覚える
いきなり全部の部首を覚えようとするのは禁物です。最初は以下の「よく使う部首ベスト10」だけを覚えましょう。これだけで小学生漢字の大部分をカバーできます。
| 部首 | 読み方 | 意味・イメージ | 代表的な漢字 |
|---|---|---|---|
| 氵(さんずい) | さんずい | 水・液体に関係 | 海・池・泳・泣・流・波 |
| 木(きへん) | きへん | 木・植物に関係 | 林・森・板・根・植・橋 |
| 火(ひへん・れっか) | ひへん | 火・熱に関係 | 炎・焼・燃・炭・灯 |
| 言(ごんべん) | ごんべん | 言葉・話すことに関係 | 話・語・読・記・詩・訓 |
| 手(てへん) | てへん | 手・動作に関係 | 打・投・持・拾・押・指 |
| 口(くちへん) | くちへん | 口・声・鳴き声に関係 | 歌・吹・鳴・叫・呼・味 |
| 土(つちへん) | つちへん | 土・地面に関係 | 地・場・坂・堀・塩・境 |
| 人(にんべん) | にんべん | 人・人の動作に関係 | 体・住・作・使・仲・代 |
| 金(かねへん) | かねへん | 金属・硬いものに関係 | 銀・銅・鉄・鏡・鈴・針 |
| 心(こころ) | りっしんべん等 | 気持ち・心理に関係 | 悲・恋・忘・愛・思・悩 |
翔先生流のおすすめは、「この部首が入っている漢字は、この意味があるはずだ!」と推理ゲームのように楽しむこと。たとえば「泳」という字を見たとき、「氵(さんずい)があるから水と関係してる。だから水の中を動くことかな?」と考えるクセをつけるだけで、記憶の定着率がグッと上がります。
ステップ② 漢字の「成り立ち」4種類を知る
漢字には大きく分けて4つの成り立ちがあります。これを知るだけで、初めて見た漢字への理解力が格段に上がります。
1. 象形文字(しょうけいもじ)
物の形をそのまま絵で表した漢字。「山」「川」「日」「月」「木」「鳥」などが代表例。「山」は山のギザギザした形が、「川」は流れる水の形が元になっています。
2. 指事文字(しじもじ)
指で指し示すように、記号で抽象的な概念を表した漢字。「上」「下」「一」「二」「三」などがこれにあたります。
3. 会意文字(かいいもじ)
2つ以上の漢字を組み合わせて、新しい意味を作った漢字。「木」+「木」=「林」、「日」+「月」=「明」(明るい)など。これが子どもたちに一番人気のカテゴリです!「人」+「木」=「休」(人が木の下で休む)なんて、絵本みたいで面白いですよね。
4. 形声文字(けいせいもじ)
実は小学生漢字の約80%がこのタイプ! 意味を表す部分(形符)と読み方を表す部分(声符)を組み合わせた漢字です。たとえば「清」という字は、氵(さんずい・意味)+青(セイという読み)で「清(セイ)」と読みます。「請・晴・精・静」も同様に「セイ」と読みますよね。これを覚えると、知らない漢字の読み方を推測する力が身につきます。
ステップ③ 「漢字ストーリー法」で覚える
部首と成り立ちを踏まえたうえで、藤原・翔先生コンビが特に推奨しているのが「漢字ストーリー法」です。
難しそうな名前ですが、やることはシンプル。漢字の各パーツを使って、短いストーリーを作るだけです。
たとえば「悩」という漢字。りっしんべん(心)+「脳」のつくり(なお)→「心の中にある脳(考え)がぐるぐるしているイメージ→悩む!」
「暴」という漢字。「日+出+水+火」と分解すると→「太陽が出て、水が火のように激しく乱れる→暴れる!」
こじつけでも全然OK! むしろ少し笑えるくらいのストーリーの方が、記憶に残りやすいんです。ポイントは「自分で考えること」。人から与えられたストーリーより、自分で作った方が記憶に定着します。
ステップ④ 覚えた漢字はグループ化して整理する
覚えた漢字は、バラバラに管理せず部首ごと・成り立ちごとにグループ化して整理しましょう。
ノートの1ページを「氵(さんずい)グループ」にして、習った漢字を追加していく方法が特におすすめです。視覚的にまとまりができると、「このグループにはどんな漢字があったっけ?」と思い出す練習ができ、記憶が強化されます。
小学生の漢字を効率よく覚える方法を深めるために小学生の漢字を効率よく覚える方法は、国語力の土台として非常に重要な分野です。小学生の漢字を効率よく覚える方法について、日本国語塾では担任講師が一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に指導しています。小学生の漢字を効率よく覚える方法に関する疑問や学習上の課題があれば、まずは無料体験授業でご相談ください。
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