数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
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慣用句・ことわざ100選|入試に出る順で効率よく覚える方法
はじめに|「慣用句って全部覚えるんですか?」という悲鳴に応えます
藤原です。数強塾グループ代表・藤原進之介として、国語専門塾「日本国語塾トップ」の監修もしています。
先日、中学3年生の受験生からこんな質問が届きました。
「慣用句とことわざって、全部で何個あるんですか?全部覚えないといけませんか……?」
その子の声に、うっすら涙の気配を感じました(笑)。気持ちはわかります。書店に行けば「慣用句・ことわざ辞典」なるものが並んでいて、ページをめくると数百・数千の表現がズラリ。「これを全部……?」となるのは無理もない。
でも安心してください。入試に出る慣用句・ことわざは、ある程度パターンが決まっています。頻出100選を「入試に出る順」で効率よく覚えれば、得点力は確実に上がります。むやみやたらに丸暗記する必要はありません。
この記事では、慣用句・ことわざの効率的な覚え方を、具体的なステップと藤原流のポイントも交えながら徹底解説します。語彙力・国語の読解力を伸ばしたい受験生は、ぜひ最後まで読んでください。
なぜ慣用句・ことわざが入試で重要なのか
「国語は感覚でなんとかなる」と思っている受験生、いますよね。残念ながら、その幻想は早めに捨てましょう。現代の入試国語において、語彙力(ごいりょく)は得点の土台です。
慣用句・ことわざが入試で重要な理由は、大きく3つあります。
① 直接問題として出題される
「次の慣用句の意味を選べ」「下線部のことわざを言い換えよ」というストレートな問題は、中学受験・高校受験・大学受験のすべてで頻出です。特に私立中学・私立高校の入試では、語彙問題が1〜2割を占めることも珍しくありません。覚えているかいないかで、そのまま点差がつきます。
② 長文読解の理解度に直結する
文章中に「二の足を踏む」「青天の霹靂(へきれき)」「背水の陣」などが出てきたとき、その意味を知らなければ文脈が正確につかめません。慣用句・ことわざは文章理解のインフラ。知識がないと、読解問題で根拠を正しく拾えず、失点につながります。
③ 作文・記述問題で表現の幅が広がる
「適切なことわざを使って意見文を書け」という問題もあります。また、記述式の答案でも慣用句を正しく使えると、採点者に「語彙力がある」という印象を与え、部分点が取りやすくなります。覚えた表現は「インプット」だけでなく「アウトプット」にも使えるのです。
具体的な方法・ステップ解説|入試に出る順で効率よく覚える
ステップ1|まず「頻出ジャンル」を把握する
慣用句・ことわざを効率よく覚えるための第一歩は、「何が出やすいか」のジャンル分けを知ることです。入試頻出の表現は、大きく以下のカテゴリに分類できます。
- 体の部位を使った慣用句(目・耳・鼻・口・手・足・腹など)
- 動物を使ったことわざ・慣用句(犬・猫・馬・虎・蛙など)
- 自然・天気・季節を使ったことわざ(水・火・風・石・山・海など)
- 数字を使ったことわざ(一・二・三・百・千・万など)
- 人間関係・感情を表す慣用句(気・心・顔・頭を使った表現など)
この5ジャンルだけで、入試頻出の慣用句・ことわざの約70〜80%をカバーできます。まずはここから攻めましょう。
ステップ2|入試頻出TOP30から始める「選択と集中」
100個を一気に覚えようとするのは、受験生の心を折る最短ルートです(笑)。まずは頻出TOP30に絞って確実に定着させましょう。以下に代表的なものを挙げます。
【体の部位系・頻出慣用句】
- 目を細める(=かわいがる、目を細めるほど嬉しい)
- 耳を傾ける(=注意して聞く)
- 鼻にかける(=自慢する)
- 口を割る(=秘密を話す)
- 手を焼く(=扱いに困る)
- 足を引っ張る(=邪魔をする)
- 腹を割る(=本音で話す)
- 頭が上がらない(=相手に対して引け目を感じる)
- 肩を持つ(=味方する)
- 胸を借りる(=実力者に稽古などをお願いする)
【動物・自然系・頻出ことわざ】
- 猫に小判(=価値がわからない人に貴重なものを与えても無意味)
- 犬も歩けば棒に当たる(=行動すれば思いがけない幸運や災難に出会う)
- 馬の耳に念仏(=いくら言って聞かせても無駄)
- 虎の威を借る狐(=強者の権威を利用して威張る)
- 蛙の子は蛙(=子は親に似るものだ)
- 石の上にも三年(=辛くても我慢すれば報われる)
- 七転び八起き(=何度失敗しても諦めずに立ち上がる)
- 火のないところに煙は立たぬ(=根拠のない噂は立たない)
- 急がば回れ(=近道より確実な方法を選べ)
- 備えあれば憂いなし(=準備が大切)
これらをまず完璧に覚えてから、残りの70個に広げていくのが王道です。
ステップ3|「意味+例文」をセットで覚える
意味だけを丸暗記しても、入試では使えません。なぜなら入試では「文脈に合う慣用句を選べ」「この慣用句を使って文を作れ」という形式も出るからです。
必ず例文とセットで覚えましょう。
例えば「二の足を踏む」なら——
- 意味:ためらって、なかなか実行に移せない
- 例文:「留学するかどうか、費用のことを考えると二の足を踏んでしまう。」
例文を声に出して読む習慣をつけると、「この文脈でこの表現が使われる」という感覚が身につき、長文読解でも自然に気づけるようになります。
ステップ4|「似た意味」「反対の意味」でグルーピングする
効率よく覚えるコツのひとつが、意味でグループ分けすることです。
「努力・継続」を意味するグループ
- 石の上にも三年
- 七転び八起き
- 継続は力なり
- 雨垂れ石を穿つ(=小さな努力でも根気よく続ければ成果が出る)
「無駄・効果なし」を意味するグループ
- 猫に小判
- 馬の耳に念仏
- 豚に真珠
- 暖簾(のれん)に腕押し
- 糠(ぬか)に釘
このようにグループで覚えると、1つを思い出したときに関連するものが芋づる式に出てきます。記憶の定着率が格段に上がります。
ステップ5|「出題形式別」に演習する
慣用句・ことわざの問題には、主に以下の出題形式があります。
- 意味選択問題(4択・5択)
- 空欄補充問題(文中に入る慣用句を選ぶ)
- 書き取り問題(慣用句の漢字を書く)
- 記述・作文問題(慣用句・ことわざを使って文を書く)
覚えた後は、必ずこれらの形式で問題演習をしてください。「知っている」と「解ける」は全くの別物です。特に空欄補充と記述は、意味を「なんとなく」覚えているだけでは対応できません。
藤原流のポイント|暗記を「楽しむ」仕組みを作れ
ここからは、私・藤原が実際に塾生に伝えているオリジナルのアドバイスをお話しします。
ポイント①「語源」を知ると忘れない
慣用句・ことわざには、必ず生まれた背景・語源があります。これを知ると、驚くほど記憶に残ります。
例えば「背水の陣」。これは中国の故事(漢の名将・韓信が川を背にして退路を断ち、兵士を必死に戦わせた)から来ています。「退路を絶った、もう後がない状況」という意味が、ストーリーとともに頭に入りますよね。
「七転び八起き」も、「倒れた回数より立った回数が1回多い」という
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