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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

漢文の「文章の流れ」を読む技術|起承転結の構造を利用した速読法

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数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。
スタディサプリ国語講師の山下翔平先生と一緒に解説します!

はじめに|「文章の流れ」が読めると、漢文は別世界になる

突然ですが、こんな経験はありませんか?

「一文一文は読めるのに、全体的に何が言いたいのかわからない……」
「書き下し文はできるけど、問題に答えられない……」
「漢文の速読なんて、そもそもできる気がしない……」

これは、私が実際に前橋校・横浜校で指導してきた生徒たちが最も多く口にする悩みです。
先日も、高校3年生のAくん(仮名・前橋校在籍)がこんなことを言っていました。

「藤原先生、句法は全部覚えたし、再読文字も完璧です。でも模試の漢文でいつも時間が足りなくて……。一文ずつは読めるんですけど、気づいたら文章全体が何を言っているのかわからなくなるんです」

これはAくんだけの問題ではありません。漢文で伸び悩む生徒の9割は、「文字を読む力」はあっても「文章の流れを読む力」が身についていないのです。

では、どうすれば文章の流れが読めるようになるのか?
その答えのひとつが、「起承転結の構造を利用した速読法」です。

漢文の文章、とくに入試に頻出する漢詩や論説文・説話文には、古来より「起承転結」という構造が意識的に組み込まれています。この構造を先に把握してしまえば、一文一文を精読しなくても文章全体の大意を素早くつかむことができる。これが今日お伝えする「漢文の文章の流れを読む技術」の核心です。

この記事では、藤原進之介とスタディサプリ国語講師・山下翔平先生が、起承転結の構造を利用した速読法を徹底的に解説します。5000字以上の完全ガイドとして、基礎から実践まで余すところなくお伝えします。ぜひ最後まで読み進めてください。


なぜ重要か|「文章の流れを読む技術」が合否を分ける理由

漢文は「時間との戦い」である

共通テストや難関私大・国公立二次試験の国語では、現代文・古文・漢文をすべて限られた時間内で解かなければなりません。漢文に割ける時間は、多くても15〜20分程度です。

この時間制約の中で一文一文を丁寧に精読していては、時間切れになってしまいます。「漢文の文章の流れ」を素早くつかむ力こそが、時間配分の成否を決めるのです。

設問の多くは「文章全体の理解」を問う

漢文の設問を分析すると、以下のような問いが頻出します。

  • 「この文章の主旨として最も適切なものを選べ」
  • 「筆者がこの文章で最も伝えたいことは何か」
  • 「この詩全体を通じて表現されている心情として適切なものを選べ」

これらはすべて、文章全体の流れを把握していなければ正解できない設問です。つまり、漢文で高得点を取るためには、起承転結を意識した文章の流れの読み取りが絶対に必要なのです。

「文章の流れを読む技術」は他の科目にも波及する

漢文で起承転結の構造読みを身につけると、現代文・古文の読解にも応用が利きます。文章構造を意識する習慣が身につくため、国語全体の得点力が底上げされるという嬉しい副次効果もあります。


基礎知識の完全整理|「起承転結」とは何か

起承転結の語源と意味

「起承転結」は、もともと漢詩(とくに絶句)の構成原理として生まれた概念です。

パート 漢字の意味 役割 絶句での位置
(き) 起こす・始める 話題・場面・状況の提示 第一句
(しょう) 受け継ぐ 「起」の内容を発展・補足 第二句
(てん) 転換する 視点・感情・話題の転換 第三句
(けつ) 結ぶ・まとめる 全体のまとめ・主題の明示 第四句

この構造は漢詩の絶句(四行詩)において最も明確に現れますが、律詩(八行詩)、さらには漢文散文(論説・説話・随筆など)にも応用できます。入試で出題される漢文は、この起承転結の原理に基づいて構成されているケースが非常に多いのです。

漢詩における起承転結の実例|李白「静夜思」

まず、誰もが知っている李白の「静夜思」で起承転結を確認しましょう。

床前看月光(起) 床前に月光を看る
疑是地上霜(承) 疑ふらくは是れ地上の霜かと
挙頭望山月(転) 頭を挙げて山月を望み
低頭思故郷(結) 頭を低れて故郷を思ふ

  • :月の光が床の前に差し込んでいる(場面設定)
  • :その光を地面の霜かと見間違えた(状況の発展)
  • :頭を上げて月を見る(動作による転換)
  • :うつむいて故郷を思う(主題=望郷の念の明示)

「結」を読めば、この詩が故郷を懐かしむ詩であることが一瞬でわかります。これが「起承転結の構造を利用した速読法」の威力です。

散文における起承転結の応用

漢文の散文(論説文・説話文など)では、絶句のように四句に明確に分かれているわけではありませんが、同じ原理が段落構成に応用されています。

  • :冒頭部分で話題・問題提起・具体的な場面を提示する
  • :その話題を具体例・エピソード・引用などで展開する
  • :逆接・対比・別の視点の導入で議論を深める
  • :末尾で筆者の主張・教訓・結論をまとめる

この構造を意識することで、散文においても文章の流れを素早く把握できるようになります。


実践ステップ解説|起承転結を使った速読の5ステップ

ステップ1:まず「結」から読む(逆読みの法則)

これは山下翔平先生が授業の中でよく強調するテクニックです。漢文の速読において最も効果的な第一手は、文章の末尾(結)を先に読むことです。

「結」には筆者の主張・教訓・詩人の感情の核心が集中しています。「結」を先に読むことで、「この文章は何について書かれているのか」という読解の羅針盤を最初に手に入れることができます。

実践例:
次の漢文の末尾の一文を読んでください。

「故曰、学而不思則罔、思而不学則殆。」
(ゆゑに曰く、学びて思はざれば則ち罔し、思ひて学ばざれば則ち殆し)

これは『論語』為政篇の有名な一節です。この「結」を読むだけで、「学ぶことと考えることの両立の重要性」がこの文章のテーマだとわかります。この羅針盤を持った状態で全文を読めば、内容把握の速度が格段に上がります。

ステップ2:「起」で場面・状況を確認する

「結」を読んだら、次に冒頭「起」を読みます。「起」では以下を確認してください。

  • 誰が登場しているか(人物)
  • いつ・どこが舞台か(時間・場所)
  • 何が起きているか(状況・問題提起)

漢詩の場合、「起」の句に季節・時間帯・場所を示す語が登場することが多いです。たとえば「秋」「夜」「旅」「登楼」などのキーワードが出てきたら、詩の背景をすぐに把握できます。

例題:次の詩の「起」を分析してください。

「登鸛雀楼」(王之渙)
白日依山尽 白日山に依りて尽き
黄河入海流 黄河海に入りて流る

「起」の分析:夕日が山に沈み、黄河が海へと流れる壮大な自然の景色が描かれています。「登鸛雀楼」というタイトルと合わせると、楼上から眺めた雄大な風景の場面設定だとわかります。

ステップ3:「転」の接続詞・逆接語に注目する

起承転結の中で、読解の上で最も重要なのが「転」です。「転」は文章の方向が変わるポイントであり、筆者の真意や詩人の感情の核心に向かう入り口だからです。

「転」を見抜くためのキーワードを覚えておきましょう。

種別 漢文の語句 意味・機能
逆接・転換 然(しかれども)、然而、然則 「しかし」「そうであるが」
対比・しかし 而(しかも・しかして) 前後の内容を対比・転換
強調・まとめ 故(ゆゑに)、是以(ここをもつて) 「だから」(結への橋渡し)
疑問・反語 豈〜哉、何〜乎 転換・強調のシグナル
時間の転換 既而、俄而、未幾 「やがて」「まもなく」(場面転換)

散文においては「然而〜」「故曰〜」などの語が「転」または「転から結へ」のシグナルとなります。この語を発見したら、直後の内容を特に丁寧に読むようにしましょう。

ステップ4:「承」は「具体例の確認」として素早く処理する

「承」は「起」の内容を具体的に展開するパートです。ここには具体的なエピソード・比喩・引用・状況描写が来ることが多く、設問で直接問われることも多いのですが、速読の段階では「これは起の具体化だな」と認識するだけで十分です。

「承」の部分で立ち止まりすぎると時間を取られます。「承は起の補強」と割り切って、キーワードだけを拾い読みするのが速読のコツです。

ステップ5:「結」に戻って答え合わせをする

起→承→転→結と全体を読み終えたら、最初に読んだ「結」に戻ります。ここで行うのは「文章全体の内容と結の主張が一致しているか」の確認です。

この作業によって、読み間違いや解釈のずれを修正できます。また、設問の「本文の主旨として適切なものを選べ」という問題は、ほぼ「結」の内容が正解の選択肢に反映されているため、答え合わせと同時に設問への解答が完成します。


【藤原×山下 会話で深掘り】現場から見えること

🎓 藤原先生:「山下先生、スタディサプリの授業でも起承転結の話はよくされますよね?生徒の反応はどうですか?」

📚 山下先生:「ものすごく変わりますよ。特に漢詩が苦手な生徒に『まず第四句(結句)だけ読んでみて』と言うと、最初は『え、いいんですか?』って戸惑うんですが、やってみると『あ、この詩って故郷への思いの詩なんだ』ってすぐわかる。それだけで詩全体の読み方が変わるんです。」

🎓 藤原先生:「まさにそうですね。うちの前橋校でも、高3の秋になって漢文が伸び悩んでいる生徒に対して、まず『結を先に読む逆読みの法則』を教えることにしています。そうすると模試の漢文の大問を15分以内で解けるようになったケースがいくつもあります。句法の知識があっても使えていなかったのが、構造読みを習得することで一気に点数に直結するんですよね。」

📚 山下先生:「そうなんです。句法・語彙はあくまでも道具で、それを使う設計図が『文章の流れを読む技術』だと思っています。設計図なしに道具だけ持っていても家は建てられないですよね。起承転結の構造が設計図の役割を果たすんです。」

漢文散文への起承転結の応用|「韓非子」の例

漢詩だけでなく、散文にも起承転結の構造を当てはめる練習をしましょう。ここでは『韓非子』の説話文を例に取り上げます。

有名な「矛盾」の故事を分析します。

【起】楚人有鬻盾与矛者(楚の人に盾と矛を鬻ぐ者有り)
→楚に盾と矛を売る商人がいた(人物・状況の設定)

【承】誉之曰、「吾盾之堅、物莫能陥也」。又誉其矛曰、「吾矛之利、於物無不陥也」(之を誉めて曰く……)
→商人が盾と矛をそれぞれ誇大に宣伝した(状況の具体的展開)

【転】或曰、「以子之矛、陥子之盾、何如」(或ひと曰く……)
→ある人が矛盾を突く質問をした(視点の転換・問題の核心)

【結】其人弗能応也(其の人応ふること能はざるなり)
→商人は答えられなかった(主題=矛盾した言説の不合理性)

この分析からわかるように、散文においても起承転結の構造は明確に存在します。「転」の「或曰」(ある人が言った)という表現が、視点転換・問題提起のシグナルになっていることに注目してください。


🎓 藤原先生:「山下先生、正直に聞きますが、起承転結の構造読みって、どの程度のレベルの生徒から使えるテクニックだと思いますか?基礎が全くない生徒でも効果がありますか?」

📚 山下先生:「基礎的な句法と語彙が最低限入っていれば、どのレベルの生徒にも有効だと思います。むしろ私が驚いたのは、高2の春に入塾してきたBさん(仮名)のケースです。漢文が本当に苦手で、書き下し文すらままならない状態でした。でも、まず起承転結の『型』を教えて、文章の地図を先に作る習慣をつけてもらったんです。そうしたら半年後には共通テスト漢文で8割取れるようになったんですよ。」

🎓 藤原先生:「それは素晴らしい。私の経験でも、『文章の流れを読む技術』は上位校志望の生徒だけでなく、漢文を苦手とするすべての生徒に有効です。というのも、起承転結の構造を知ることで、『どこを精読してどこを流すか』の判断基準が生まれる。つまり、メリハリのある読み方ができるようになるんです。これは漢文の速読において本質的なスキルだと確信しています。」

📚 山下先生:「まさに。『転』と『結』は丁寧に、『承』の具体例部分はサッと、というメリハリが速読の鍵ですよね。これを意識するだけで、漢文の読解時間が体感で3分の2以下になる生徒も珍しくないですから。」


よくある間違いと対策|起承転結の罠に気をつけろ

間違い①:「転」がない文章もある

起承転結は基本構造ですが、すべての漢文テキストにこの構造が明確に存在するわけではありません。特に短い説話や断片的な格言では「転」が省略されることがあります。

対策:「転がないな」と気づいたら、「起承結」の三部構造として把握しましょう。無理に「転」を見つけようとして混乱するのが最も危険なパターンです。

間違い②:「結」が必ずしも末尾の一文とは限らない

散文では、結論が末尾の数文にまたがることがあります。「最後の段落=結」と大まかに考える方が実践的です。

間違い③:「承」の具体例を精読しすぎて時間切れになる

前述のとおり、「承」は「起」の補強です。速読の段階では「承」の部分を深読みしすぎないことが重要です。設問で「承」の具体例について問われた場合にのみ、戻って精読するようにしましょう。

間違い④:漢詩の「転句(第三句)」を見落とす

絶句の場合、第三句が「転」です。ここで感情や視点が大きく変わるにもかかわらず、句の意味を表面的にしか読まないと詩の核心を見落とします。第三句には特に注意を払い、前の二句との「変化」を意識して読むことが大切です。

間違い⑤:起承転結を「暗記すべき形式」として捉えてしまう

起承転結は文章を読むための「思考の枠組み」です。「この詩は起が○○で承が○○で……」と機械的に当てはめようとするのではなく、「この文章はどこで方向が変わっているか」「筆者・詩人は何を最終的に言いたいのか」を考えるための道具として活用してください。


今日からできる実践チェックリスト

以下の10項目を日常の漢文学習に取り入れてください。すべてにチェックがつくようになれば、「漢文の文章の流れを読む技術」が身についた証拠です。

  1. 漢詩を読む際、まず第四句(結句)を先に読む習慣をつける
  2. 散文を読む際、まず最後の段落・末尾の数文を先に確認する
  3. 「起」を読んで、誰が・いつ・どこで・何をしているかをメモする
  4. 「承」の部分では、キーワードのみを拾い読みする練習をする
  5. 「転」を示す接続詞(然・而・故・是以など)にマーキングする
  6. 「転句(第三句)」を読む際、前の二句との「変化点」を意識する
  7. 「結」の内容を30字以内で自分の言葉でまとめる練習をする
  8. 問題を解く前に「この文章の主旨は何か」を一言で予測してから読む
  9. 過去問演習で「起承転結の構造図」を問題用紙の余白に書く練習をする
  10. 漢詩10首・散文5作品について、起承転結の構造分析を行う(週1回)

このチェックリストを継続することで、「漢文の文章の流れを読む技術」は必ず実力に変わります。一朝一夕ではありませんが、2〜3週間で確実に変化を感じられるはずです。


Q&A|よくある質問

Q1. 起承転結の構造読みは、共通テスト漢文に

Q1. 起承転結の構造読みは、共通テスト漢文に有効ですか?

A. 非常に有効です。共通テストの漢文は、漢詩・説話・論説・随筆など様々なジャンルから出題されますが、いずれも起承転結の構造が意識された文章が選ばれる傾向があります。特に「文章の主旨として最も適切なものを選べ」「この文章全体を通じて筆者が最も訴えたいことは何か」という設問は、起承転結の「結」を正確に把握できているかどうかで正解率が大きく変わります。まず「結」を先読みしてから全文を読む「逆読みの法則」を実践するだけで、共通テスト漢文の大問を15分以内で処理できるようになる生徒が続出しています。

Q2. 漢詩が特に苦手です。絶句と律詩で起承転結の使い方は違いますか?

A. 基本的な考え方は同じですが、律詩(八句構成)では構造がやや複雑になります。律詩は通常、首聯(1・2句)→頷聯(3・4句)→頸聯(5・6句)→尾聯(7・8句)という構成を取ります。これを起承転結に対応させると、首聯=起、頷聯=承、頸聯=転、尾聯=結とほぼ対応します。つまり「まず尾聯(第7・8句)を読み、次に首聯(第1・2句)を読む」という逆読みの法則は律詩にもそのまま適用できます。ただし律詩の頷聯・頸聯は対句になっていることが多く、対句の読み取りも重要なスキルですので、対句の構造にも慣れておきましょう。

Q3. 起承転結の「転」がどこにあるかわかりません。見分けるコツはありますか?

A. 「転」を見つけるには、「文章の中で最も内容が変わっている箇所を探す」という意識が大切です。具体的には以下の3つのサインを探してください。①接続詞・転換語(然・而・故・是以・然則など)が登場する、②話題の人物や場所が変わる、③感情・評価の方向が変わる(肯定から否定、喜びから悲しみ、など)。散文であれば段落の切れ目、漢詩であれば第三句がほぼ「転」に該当します。最初のうちは「転を見つける」ことを意識しすぎず、まず「起(冒頭)」と「結(末尾)」を確実に押さえる練習から始めると良いでしょう。

Q4. 起承転結の構造読みを身につけるには、どんな教材を使えばいいですか?

A. まずは入試頻出の漢詩を素材にするのが最も効率的です。教科書に掲載されている李白・杜甫・王維・白居易などの代表作(静夜思・春望・登鸛雀楼・長恨歌など)を使って、「まず結句を読む→起句を読む→全体を通読する」という手順を繰り返し練習してください。散文については、『論語』『韓非子』『史記』などの短い章段が練習素材として最適です。過去問(共通テスト・センター試験)を使って実戦形式で練習することも非常に重要です。日本国語塾TOPでは、これらの教材を体系的に組み合わせたカリキュラムで指導しています。

Q5. 句法・語彙の暗記と、起承転結の構造読みはどちらを優先すべきですか?

A. これは「どちらが先か」という問題ではなく、「両方を並行して進める」のが正解です。句法・語彙は漢文を読むための「道具」であり、起承転結の構造読みは「道具の使い方(設計図)」です。道具だけあっても設計図がなければ家は建てられませんし、設計図だけあっても道具がなければ作業できません。ただし、もし時間が限られている場合は、基本句法30〜40項目と最重要漢字語彙100語程度を最短で習得しながら、並行して起承転結の構造読みの練習を始めるのが最も効率的です。文章の流れを読む技術は、句法の知識が不完全な段階からでも十分に練習できます。


まとめ|日本国語塾トップで差をつけよう

今回は、漢文の「文章の流れ」を読む技術|起承転結の構造を利用した速読法について、基礎から実践まで徹底的に解説しました。最後に要点を整理しておきましょう。

この記事の重要ポイントまとめ

  • 📌 漢文の文章の流れを読む技術は、時間制約のある入試において合否を直接左右する重要スキルである
  • 📌 起承転結は漢詩(絶句・律詩)だけでなく、漢文散文にも応用できる普遍的な文章構造の原理である
  • 📌 速読の基本は「まず結を読む(逆読みの法則)」→「起で状況確認」→「転のシグナルを探す」→「承は拾い読み」→「結に戻って答え合わせ」の5ステップ
  • 📌 「転」を示す接続詞(然・而・故・是以など)と「転句(第三句)」は特に丁寧に読む
  • 📌 起承転結の構造読みは句法・語彙の学習と並行して進めるのが最も効果的
  • 📌 「承」の具体例部分を精読しすぎず、メリハリのある読み方を身につけることが速読の核心
  • 📌 漢詩10首・散文5作品の構造分析を週1回行うことで、2〜3週間で確実に実力が向上する

漢文の「文章の流れを読む技術」は、一度身につけてしまえば入試本番まで揺らぐことのない強力な武器になります。句法の暗記に疲れを感じている受験生も、漢文の時間が足りないと悩んでいる受験生も、今日から起承転結の構造読みを実践してみてください。

藤原進之介と山下翔平先生が確信を持って言えることがあります。それは、「文章の流れを読む技術を習得した生徒は、例外なく漢文が得点源に変わる」ということです。

漢文は決して難しい科目ではありません。正しい技術と正しい順序で学べば、必ず点数は上がります。その技術の中核が、今回解説した起承転結の構造を利用した速読法です。


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執筆:藤原進之介(数強塾グループ代表・日本国語塾TOP監修)/山下翔平(スタディサプリ国語講師・日本国語塾TOP在籍)

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漢文の「文章の流れ」を読む技術は、国語力の土台として非常に重要な分野です。漢文の「文章の流れ」を読む技術について、日本国語塾では担任講師が一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に指導しています。漢文の「文章の流れ」を読む技術に関する疑問や学習上の課題があれば、まずは無料体験授業でご相談ください。

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