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竹取物語の読み方入門|最古の物語を入試で満点を取る方法

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竹取物語の読み方入門|最古の物語を入試で満点を取る方法


はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな相談を受けました。

「先生、竹取物語って”かぐや姫”の話ですよね?子どものころ読んだことあるから余裕かな、と思って問題を解いたら全然できませんでした……なんでですか?」

翔先生も苦笑いしながら言っていましたが、これ、あるあるすぎる失敗パターンなんです(笑)。「知ってる話だから大丈夫」という油断が、竹取物語の最大の落とし穴。絵本で知っているかぐや姫と、入試に出る竹取物語は、似ているようで、まったく別物として向き合わなければなりません。

この記事では、竹取物語の読み方入門として、物語の基礎知識から入試での得点の取り方まで、ステップごとに丁寧に解説します。古文が苦手な受験生も、ぜひ最後まで読んでみてください!

なぜ竹取物語は入試で重要なのか

竹取物語は、日本最古の物語文学と言われています。成立年代は平安時代初期、9世紀末から10世紀初頭ごろとされており、作者は不詳です。「物語の出でき始めの親」とも称され、その後に続く源氏物語をはじめとする日本の物語文学の原点に位置しています。

入試で重要な理由は大きく3つあります。

  1. 出題頻度が非常に高い:中学・高校入試、大学入試(共通テスト・私大・国公立二次)を問わず、定番の出典として繰り返し出題されます。
  2. 古文の基礎文法が凝縮されている:助動詞・係り結び・敬語・和歌の技法など、古文学習で必要な要素がほぼすべて詰まっています。
  3. あらすじを「知っている」ことが油断につながる:内容を知っているつもりになって文法・語彙の精読を怠ると、設問で痛い目を見ます。逆に言えば、ちゃんと準備した受験生には大きな得点源になります。

翔先生がよく言う言葉があります。「竹取物語は、古文の縮図だ」。この一言に、竹取物語を攻略する意義がすべて詰まっていると思います。

竹取物語の読み方・入試攻略の具体的ステップ

ステップ①:まず「あらすじ」と「場面構成」を頭に入れる

竹取物語の全体構成は以下のように整理できます。

場面 内容 入試頻出度
①発端 竹取の翁がかぐや姫を発見・養育する ★★★
②求婚譚 5人の貴公子が無理難題を出される ★★★★★
③帝との交渉 帝がかぐや姫を求めるが断られる ★★★★
④昇天 かぐや姫が月に帰る ★★★★★

特に求婚譚(5人の貴公子の話)昇天の場面は入試最頻出です。5人の貴公子の名前と、それぞれが命じられた「難題」はセットで覚えましょう。

  • 石作皇子(いしつくりのみこ)→ 仏の御石の鉢
  • 車持皇子(くらもちのみこ)→ 蓬莱の玉の枝
  • 右大臣阿倍御主人(うだいじんあべのみうし)→ 火鼠の皮衣
  • 大納言大伴御行(だいなごんおおとものみゆき)→ 龍の頸の玉
  • 中納言石上麻呂足(ちゅうなごんいそのかみのまろたり)→ 燕の子安貝

この5つは語呂合わせや繰り返し音読で確実に覚えてください。設問で「誰が何を命じられたか」を問われるケースは非常に多いです。

ステップ②:冒頭の原文を完全に読めるようにする

竹取物語の冒頭は入試の超頻出箇所です。原文を見てみましょう。

「今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。」

ここで確認すべき文法ポイントを整理します。

  • 「今は昔」:「昔話が始まるよ」という定型表現。「今となっては昔のことだが」と訳す。
  • 「ありけり」:過去の助動詞「けり」+ラ変動詞「あり」。「いた」と訳す。
  • 「取りつつ」:接続助詞「つつ」は動作の反復・継続を表す。「取りながら」「取っては取って」の意。
  • 「となむいひける」:係助詞「なむ」があるため、係り結びで結びは連体形「いひける」になっている。

「なんとなく意味はわかる」で止まらず、助動詞・助詞・係り結びを一語一語確認しながら読む習慣をつけることが、入試で差をつける読み方です。

ステップ③:敬語の使われ方を分析する

竹取物語では、登場人物の身分関係が敬語の使い方によって表現されています。

例えば、かぐや姫に対して翁・媼が使う表現と、帝が登場する場面での表現では、使われる敬語のレベルが明確に異なります。

  • 尊敬語:動作の主体を敬う(例:「おはす」「のたまふ」)
  • 謙譲語:動作の受け手を敬う(例:「申す」「奉る」)
  • 丁寧語:読み手・聞き手への敬意(例:「侍り」「候ふ」)

「誰が誰に対して使っている敬語か」を意識するだけで、文章の人間関係が透けて見えてきます。これが読解の核心です。

ステップ④:昇天の場面を丁寧に読む

昇天の場面は、感情表現と古文の文法が融合した、文学的にも試験的にも重要な山場です。

ここでは特に以下のポイントに注意してください。

  • 翁・媼・帝の悲しみの表現がどのように描かれているか
  • かぐや姫が帝に残した不死の薬のエピソード(富士山の伝説につながる)
  • 「天の羽衣」を着たかぐや姫が人間としての感情を失う描写

「天の羽衣を着る前に涙を流す」というシーンは、人物の心情を問う記述問題でよく狙われます。「羽衣を着ると情が消えてしまうから、着る前に別れを惜しんでいる」という解釈を言語化できるようにしておきましょう。

藤原流のポイント|竹取物語を「文化の文脈」で読む

私が受験生に必ず伝えることがあります。それは、「古文は文法だけで読むな」ということです。

竹取物語を深く理解するには、平安時代の文化的背景を知ることが不可欠です。

①「求婚」の社会的意味を知る

平安時代の貴族社会では、結婚は男性が女性の家に通う「通い婚(妻問い婚)」が基本でした。求婚者たちが次々と難題を与えられ失敗していく場面は、単なるギャグではなく、当時の結婚制度・貴族の見栄・権力構造への風刺として読むことができます。

②「月」が意味するもの

月はかぐや姫の故郷であり、彼女が最終的に帰る場所です。日本の古典文学において月は異界・彼岸・美しさと哀愁の象徴として繰り返し使われます。この「月=異界」という文学的コードを知っておくと、竹取物語だけでなく、他の古典作品の読解にも応用できます。

③「物語の祖」としての文学史的位置づけ

紫式部は源氏物語の中で、竹取物語を「物語の出でき始めの親」と呼んでいます。文学史の問題として出題されることも多いので、「竹取物語=日本最古の物語文学」「作者不詳」「平安時代初期成立」という三点セットは必ず暗記しておきましょう。

よくある間違いと対策

間違い①「子どものころ読んだから大丈夫」という油断

対策:現代語訳の絵本と原文は別物です。入試に出るのは原文です。必ず原文を音読し、文法を確認しながら読む練

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