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英語長文と現代文読解の共通点|両方を同時に伸ばす学習法
はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな相談が生徒から飛んできました。
「先生、英語の長文が全然読めないんですけど……どうしたらいいですか?」
よくある相談ですよね。でも続きを聞いてちょっと驚きました。
「単語は結構覚えたんです。文法もひととおりやりました。でも読んでも意味がわからなくて。」
「じゃあ、現代文は得意?」と聞き返すと……「それも苦手です😅」
ビンゴです。 実はこれ、すごくよくあるパターンなんです。英語長文が読めない生徒の多くが、現代文も苦手。そして逆に、現代文が得意な生徒は英語長文の伸びが早い。これは偶然ではありません。
今回は、「英語長文読解と現代文読解の共通点」をテーマに、両方を同時に効率よく伸ばす学習法を徹底解説します。国語と英語を別々に勉強するのはもったいない! この記事を読めば、あなたの勉強戦略が根本から変わるはずです。
なぜこれが重要なのか
まず大前提として確認しておきましょう。読解力は言語を超えた「思考の技術」です。
英語長文と現代文は、表面上は「使っている言語が違う」だけです。でも、その下にある「文章を読んで理解する力」——論理構造をつかむ力、筆者の主張を把握する力、設問の意図を読み取る力——これらはまったく同じ能力を使っています。
実際、大学入試改革の流れを見ても、共通テストの英語も現代文も「複数の文章・資料を読み比べて情報を統合する」方向に進化しています。文部科学省が強調する「思考力・判断力・表現力」は、英語と国語のどちらにも共通して求められているのです。
つまり、英語長文と現代文を「バラバラに対策するのは効率が悪い」。共通する読解の本質を理解してから両方を学ぶと、学習効率が劇的に上がります。受験生にとって時間は最大の資源。この事実を知っているかどうかで、大きな差がつきます。
具体的な方法・ステップ解説
① 共通点その1:「論理構造」を読み取る力
英語長文でも現代文でも、文章には必ず論理構造があります。「主張→根拠→具体例→まとめ」という流れ、あるいは「問題提起→反論→結論」という構造。これを意識して読めるかどうかが、読解力の核心です。
英語では First / However / Therefore / In conclusion などのディスコースマーカー(接続表現)が論理構造を示します。現代文では「しかし」「つまり」「このように」「だから」などがそれにあたります。言語は違えど、機能はまったく同じ。
【実践ステップ】
現代文の問題を解くとき、接続詞・接続表現に必ず印をつける習慣をつけましょう。そして英語長文を読むときも、ディスコースマーカーを同様にチェックする。この「両方で同じ習慣を使う」ことが、相互強化につながります。
② 共通点その2:「筆者の主張」を一言で言える力
長文読解で最も重要なのは、「この文章で筆者は結局何を言いたいのか」を一言で要約できることです。英語でも日本語でも、これができない受験生が非常に多い。
現代文で「要旨をまとめなさい」という問題が苦手な生徒は、英語長文でも「What is the main idea of this passage?」という問題を落としがちです。これは完全に一致しています。
【実践ステップ】
どちらの科目でも、読み終えたら「この文章のテーマと筆者の主張を30字以内で書く」練習をしてください。最初はうまくできなくて当然。でもこれを続けることで、要約力・抽出力が飛躍的に伸びます。翔先生も「この練習だけで模試の偏差値が5上がった生徒を何人も見た」と言っています!
③ 共通点その3:「設問の読み方」が同じ
英語長文問題でも現代文問題でも、設問は「本文のどこを問うているか」を特定することが最優先です。いきなり本文を最初から精読するのは非効率。設問を先に読んで、「何を探すか」を明確にしてから本文を読む——この戦略は両方の科目で共通して有効です。
特に「傍線部の説明問題」は現代文でも英語でも頻出です。「この言葉はどういう意味か?」という問いに答えるとき、必ず文脈(前後の文)を参照する習慣。これも言語を問わない読解の鉄則です。
【実践ステップ】
英語長文を解くとき、意識的に「現代文の解き方」を持ち込んでみましょう。設問先読み→該当箇所特定→文脈で意味確定、というプロセスを英語でも試してみてください。最初は違和感があっても、すぐに「あ、同じだ!」と気づくはずです。
④ 共通点その4:「語彙・概念」の理解が読解を左右する
現代文で難しいのは、「哲学」「自己同一性」「実存」「アイデンティティ」といった抽象的な概念語を理解することですよね。実はこれ、英語長文でも同じです。単語の意味を知っていても、概念そのものを理解していないと文章全体が読めない。
例えば英語で identity, autonomy, paradox, discourse などが出てきたとき、単語帳で「アイデンティティ」「自律」「逆説」「談話」と訳語を知っているだけでは不十分。その概念の背景を理解していて初めて、論旨がつかめます。
【実践ステップ】
現代文の学習で出てきた抽象概念語(例:「客観性」「主体性」「普遍」「相対」など)は、英語でどう表現されるかもセットで覚えてしまいましょう。日英の語彙を概念で結びつけることで、両方の理解が深まります。
⑤ 同時学習の具体的スケジュール例
では実際にどう組み合わせるか。一例を示します。
- 月・水・金:現代文の問題演習(接続詞チェック+要旨まとめ30字)
- 火・木:英語長文演習(現代文と同じ読み方の意識を持って)
- 土:両方を比較振り返り。「今週の現代文で学んだ論理パターンが英語でも出てきたか」を確認
- 日:語彙・概念の整理(日英セット)
これを3ヶ月続けると、多くの生徒が「英語も現代文も同時に伸びてきた」と実感し始めます。
藤原流のポイント
ここからは、私・藤原進之介が特に強調したい独自の視点をお伝えします。
「読解力の本質は、言語ではなく思考の型にある」——これが藤原流の核心です。
多くの受験生は「英語は英語、国語は国語」と完全に別物として捉えています。でも私が長年受験指導をしてきて確信しているのは、本当の読解力は「言語を超えた論理的思考力」だということです。
だから私が生徒に最初に言うのは、「英語力を上げたかったら、まず日本語の論理的思考力を鍛えろ」ということ。母語である日本語で論理的に考えられない人が、外国語で論理的思考を展開できるわけがない。まず現代文で「論理の骨格」を理解してから英語に転用する——この順番が最も効率的です。
また翔先生が現場でよく使う技として、「英語の長文を日本語で要約させる」という練習があります。英語で読んで、日本語で要約する。これをやると、英語の読解と日本語の表現力が同時に鍛えられる。一石二鳥どころか一石三鳥の練習法です!
もうひとつ。「背景知識」の重要性も忘れないでください。英語長文でよく出るテーマ(環境問題、AI、グローバル化、バイオエシクスなど)は、現代文でも頻出テーマと重なります。現代文の背景知識学習が、そのまま英語長文の読解スピードアップにつながる。これを意識するだけで、どちらの学習もより充実したものになります。
よくある間違いと対策
❌ 間違い①:「英語は英語、現代文は現代文」と完全に切り離して勉強する
対策:両方の問題演習後に「共通する読解プロセスはどこだったか?」を振り返る時間を5分でもとりましょう。この習慣が相互強化を生みます。
❌ 間違い②:単語を増やせば英語長文が読めると思い込む
対策:単語力は必要条件ですが十分条件ではありません。「論理構造を読み取る力」「要旨を把握する力」を現代文で先に鍛えてから英語に応