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記述答案の採点基準を知ると点数が上がる理由|減点されない書き方

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな質問をもらいました。

「先生、記述問題って何を書けばいいのかさっぱりわかりません。模試でも部分点すらもらえなくて……。読んでいるのに書けないって、どういうことなんですかね?」

これ、めちゃくちゃよくある悩みです。翔先生も「あるある!」と大きくうなずいていました(笑)。

実はこの悩みの根っこには、ある共通の原因があります。それは――

「採点者が何を見ているかを知らないまま書いている」ということです。

記述問題は「自由に感想を書く作文」ではありません。採点者には明確な採点基準(ルーブリック)があり、その基準に沿って点数が決まります。つまり、採点基準を知ることこそが、記述問題の「攻略の鍵」なのです。

この記事では、記述答案の採点基準とは何か・なぜ重要か・どう活用するかを、実践的な書き方のコツとともに徹底解説します。受験生の皆さん、ぜひ最後まで読んでいってください!


なぜこれが重要なのか

記述問題の採点で、先生たちが最もよく目にする答案のパターンを紹介しましょう。

  • 内容は合っているのに、言葉が曖昧でバツになる
  • 長々と書いているのに、肝心のキーワードが抜けている
  • 正しいことを書いているのに、「問いに答えていない」として0点になる

これらはすべて、採点基準を意識していないことによる「もったいない失点」です。

入試の記述問題には、学校・予備校・模試のいずれにも共通して「採点のルール」が存在します。そのルールとはざっくり言うと:

  1. 必須キーワードが含まれているか
  2. 問いの条件(字数・形式)を満たしているか
  3. 論理的なつながりがあるか
  4. 本文の表現を適切に使えているか

この4点を意識するだけで、記述問題の得点は劇的に変わります。翔先生いわく「採点基準を知った生徒は、平均して記述の点数が1〜2割アップすることが多い」とのことです。

つまり、記述力は才能ではなく、「採点基準という設計図を知っているかどうか」の差なのです。


具体的な方法・ステップ解説

ステップ1:「問いの条件」を徹底的に分析する

記述問題を読んだら、まず最初に問いに含まれる条件をすべてチェックしましょう。

たとえば、「筆者がXと述べる理由を、本文中の言葉を用いて60字以内で説明しなさい」という問いがあったとします。この問いには以下の条件が含まれています:

  • ✅ 筆者がXと述べる「理由」を答える(感想や解釈ではない)
  • ✅ 「本文中の言葉を用いて」=本文のキーワードを引用・参照する
  • ✅ 「60字以内」=字数制限を守る
  • ✅ 「説明しなさい」=説明文の形で書く(体言止め×)

これら全部を満たさないと、どんなに内容が正確でも大幅減点になります。まず条件チェック、これが第一歩です。

ステップ2:「必須キーワード」を本文から探す

採点者は答案を見るとき、まず特定のキーワードが含まれているかどうかを確認します。これを「キーワード採点」と呼びます。

では、必須キーワードはどうやって探すのか?答えは問いに対応する本文の該当箇所にあります。

具体的には:

  • 問いの「X」という語句が登場する段落を探す
  • その前後に「なぜなら」「つまり」「したがって」などの接続語がないか確認する
  • 筆者が繰り返し使っている言葉・対比構造になっている言葉をチェックする

翔先生のアドバイスはこうです:「本文を読みながら、問いに関係しそうな言葉に鉛筆でぐるっと丸をつけておく習慣をつけましょう。答案を書くときに宝の地図になりますよ!」

ステップ3:「答案の骨格」を作ってから書く

いきなり文章を書き始めると、途中で方向を見失って「……何が言いたいんだっけ?」となりがちです(笑)。これを防ぐには、書く前に骨格(メモ)を作るのが有効です。

骨格の作り方はシンプルです:

  1. 結論(問いへの直接の答え)を一言で決める
  2. 理由・根拠を本文から1〜2つ選ぶ
  3. 字数内に収まるよう、余分な言葉を削る

記述答案の基本構造は「~から(ため)、~(結論)。」という形が多く、採点者が最も読みやすい型でもあります。いわゆる「PREP法」に近い考え方ですね。

ステップ4:「減点ポイント」を意識して見直す

書き終えたら、必ず以下の減点チェックリストで見直しましょう:

  • ☐ 問いの条件(字数・形式・指定語句)を満たしているか
  • ☐ 本文に書いていないことを書いていないか(自分の意見を入れていないか)
  • ☐ 主語と述語がねじれていないか
  • ☐ 「〜こと。」「〜から。」など文末が問いの指示に合っているか
  • ☐ 同じ意味の言葉を繰り返していないか(冗長になっていないか)
  • ☐ 誤字・脱字がないか

このリストを習慣化するだけで、「わかっていたのに減点された」というもったいない失点を防げます


藤原流のポイント

ここからは、私・藤原進之介が特に強調したい「採点基準を攻略するための藤原流視点」をお伝えします。

🔑 採点者は「正しさ」より「わかりやすさ」を先に見る

これ、意外と知られていません。採点者は一人で何百枚もの答案を読みます。だから、「読んでわかりやすい答案」が高評価を受けやすいのです。

内容が正しくても、主語が抜けていたり、一文が長くてねじれていたりすると「何が言いたいのかわからない」として減点されます。逆に言えば、シンプルで明快な文章を書けば、内容が多少平凡でも点が入るのです。

「難しいことを難しく書く人はたくさんいる。難しいことをわかりやすく書ける人が、記述で高得点を取る。」これが藤原流の核心です。

🔑 「採点者の立場」に立って答案を読み直す

書き終えたら、一度「自分が採点者だったら」という目線で答案を読み直してみてください。

「この答案、問いに答えているか?」「キーワードは入っているか?」「論理の流れはスムーズか?」と自問するだけで、答案の質がぐっと上がります。翔先生はこれを

🔑 模範解答を「逆解剖」する練習をしよう

記述力を伸ばす最も効果的な練習法の一つは、模範解答を逆解剖することです。

つまり:

  • 模範解答にはどのキーワードが含まれているか?
  • 文の構造(主語・述語・理由・結論)はどうなっているか?
  • どの部分が「必須」でどの部分が「加点要素」か?

これを繰り返すことで、採点者の視点が自分の中にインストールされていきます。問題集の答えを「正解を確認するため」だけに使うのではなく、「採点基準を学ぶ教材」として活用してください。


よくある間違いと対策

❌ 間違い1:長く書けば点が入ると思っている

対策:字数ぴったりよりも、必要なことを過不足なく書くことが重要です。字数制限の80〜100%を目安に、必須キーワードを盛り込んだ簡潔な文章を目指しましょう。

❌ 間違い2:本文を丸写しすれば安心と思っている

対策:本文の言葉を「参照・引用」することは良いのですが、ただ写すだけでは「問いへの答え」になっていないことが多いです。本文の言葉を使いながらも、問いの形に合わせて自分の言葉でつなぐことが大切です。

❌ 間違い3:自分の意見や感想を入れてしまう

対策:現代文の記述では、基本的に「筆者の主張・本文の内容」を答えるのがルールです。「私はこう思う」「〜だと感じた」は減点対象になります。問われているのは「あなたの感想」ではなく「本文の内容の理解」です。

❌ 間違い4:接続語・指示語の処理が雑

対策:「それ」「この」「これ」などの指示語をそのまま答案に書かないこと。指示語は必ず具体的な内容に置き換えて答案に書きましょう。「それが重要だから」ではなく「〇〇という考え方が重要だから」と書くのが正解です。

❌ 間違い5:見直しをしない

対策:

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