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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

教育学部小論文の書き方|教育観を論理的に表現するための準備

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教育学部小論文の書き方|教育観を論理的に表現するための準備


教育学部小論文の書き方|教育観を論理的に表現するための準備

はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな相談が生徒から届きました。

「先生、教育学部の小論文って、『教育について書けばいい』んですよね? でも書き始めたら、なんか感想文みたいになっちゃって……」

これ、めちゃくちゃよくある悩みです! 翔先生も「あるある!」と笑ってましたが、実はこれ、笑えないくらい多くの受験生がハマる罠なんです。

教育学部の小論文は、「教育が好き」「子どもが好き」という気持ちだけでは通用しません。採点者が見ているのは、あなたが教育という営みを論理的・構造的に捉えられているかです。つまり、「熱量」ではなく「思考の質」が問われている。

この記事では、教育学部小論文の書き方を基礎から丁寧に解説します。「教育観をどう言語化するか」「論理的に組み立てるには何が必要か」を、具体的なステップとともにお伝えします。ぜひ最後まで読んでください!

なぜこれが重要なのか

教育学部の入試小論文は、他の学部の小論文とはちょっと違う”クセ”があります。それは、書く内容が「自分の経験」と「社会的・学術的な議論」の両方にまたがるという点です。

たとえば「いじめ問題について論じなさい」というテーマが出たとします。多くの受験生は、

  • 「私は小学生のとき、いじめを見て辛かったです」(→ 体験談)
  • 「だからいじめはなくなってほしいです」(→ 感想)
  • 「先生が頑張ればいいと思います」(→ 根拠なし)

という”感想文トリオ”で答えてしまいます。これでは、どれだけ誠実な内容でも、採点者の目には「論文として機能していない」と映ります。

教育学部が求めているのは、将来教育の現場で問題に直面したとき、根拠を持って考え、行動できる人材です。小論文は、その思考力を測る最初の関門。だからこそ、「教育観を論理的に表現する準備」が合否を分けるのです。

また、教育学部小論文のテーマは非常に幅広く、

  • 教育格差・貧困問題
  • インクルーシブ教育・特別支援教育
  • GIGAスクール構想・ICT教育
  • 不登校・ひきこもり
  • 教員の働き方改革
  • グローバル教育・多文化共生

といったテーマが頻出します。これらに対応するには、単なる「作文力」ではなく、教育問題全体を見渡す視野と、論理的な表現力が必要です。だからこそ「準備」が鍵になるんです。

具体的な方法・ステップ解説

STEP 1|自分の「教育観」を棚卸しする

まず最初にやるべきことは、自分の教育観を言語化することです。「教育観って何?」という方のために説明すると、教育観とは「教育はこうあるべきだ」という自分なりの考え方・価値観のことです。

以下の問いに答えてみてください。

  • 「良い教育」とはどんな教育だと思いますか?
  • あなたの人生で「これが教育だった!」と思える体験は何ですか?
  • 教師の役割は「教えること」だと思いますか? それとも他に何かあると思いますか?
  • 「学力」と「人間力」、どちらが大切だと考えますか?

これらに対して、ノートに自由に書いてみましょう。最初はバラバラでいい。大事なのは、「なんとなく思っていること」を言葉にする訓練です。翔先生は「教育観日記」と呼んでいます(笑)。

STEP 2|教育の基本概念・キーワードをインプットする

教育観を論理的に表現するためには、教育学の基本的な概念・用語を知っておく必要があります。感覚的に語るのではなく、適切な言葉で語れるようになることが目標です。

最低限おさえておきたいキーワードを以下に挙げます。

  • インクルーシブ教育:障害のある子もない子も共に学ぶ教育の考え方
  • 主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング):学習指導要領のキーワード
  • 教育機会均等:すべての子どもが平等に学ぶ権利を持つという理念
  • 非認知能力:忍耐力・自己肯定感・協調性など、テストで測れない力
  • 潜在的カリキュラム(隠れたカリキュラム):学校生活の中で意図せず伝わる価値観や規範
  • 教師の専門性:教科指導力・生徒指導力・学級経営力など

これらを「知っている」だけでなく、自分の言葉で説明できるレベルまで持っていくのが理想です。受験の2〜3ヶ月前から、1日1キーワードずつ自分でノートにまとめてみるのもおすすめです。

STEP 3|教育問題のニュースを継続的にチェックする

教育学部小論文では、時事的な教育問題が出題されることが多いです。「知らなかった」では話になりません。以下のような情報源を定期的にチェックしましょう。

  • 文部科学省のウェブサイト(施策・白書・統計)
  • NHK教育ニュース
  • 新聞の教育面(朝日新聞・読売新聞など)
  • 『現代の教育問題』系の新書・参考書

ただし、ニュースを「読むだけ」で終わらせないこと! 読んだら必ず「自分はこの問題についてどう思うか」「何が原因で、どう解決できるか」を一言でいいのでメモしてください。これが小論文の「素材」になります。

STEP 4|小論文の基本構成を身につける

教育学部小論文の構成は、基本的には以下のパターンが使えます。

  1. 問題提起(現状の確認):テーマとなっている教育問題の現状を客観的に示す
  2. 原因分析:なぜその問題が起きているのかを多角的に分析する
  3. 自分の立場・主張:問題に対する自分の考え方を明確に述べる
  4. 根拠・具体例:主張を支えるデータ・事例・教育理論などを示す
  5. 反論への対応(あれば):別の見方も考慮した上で自分の立場を補強する
  6. 結論:主張を簡潔にまとめ、教育者としての姿勢で締める

この構成を「型」として頭に入れておくと、どんなテーマが出ても迷わず書き始めることができます。まずはこの型に沿って練習を重ねましょう。

STEP 5|実際に書いて、添削を受ける

どんなに知識を蓄えても、書かなければ力はつきません。これは本当に大切なことです。最低でも週1本、テーマを決めて800〜1200字の小論文を書いてみてください。

そして書いたら必ず添削を受けること。自分では気づけない論理の飛躍・根拠の薄さ・表現の曖昧さを指摘してもらうことで、急速に実力がアップします。

藤原流のポイント

ここからは、私・藤原進之介が特に強調したいオリジナルのアドバイスをお伝えします。

「教育観」は「人間観」と切り離せない

教育学部の採点者が最も注目しているのは、実は「教育についての知識量」ではなく、「その人がどんな人間観・子ども観を持っているか」です。

たとえば、「子どもは本来、学ぶ力を持っている」という人間観を持っている人と、「子どもは放置すると学ばないから、管理が必要だ」という人間観を持っている人では、同じ「いじめ対策」についての意見でも、全く異なる主張になります。

だから、教育学部小論文の準備において、「自分はそもそも人間をどう見ているか」を問い直すことが最も根本的な作業なんです。難しく聞こえますが、要は「人ってどんな存在だと思う?」という問いに、自分なりの答えを持ってほしいということ。これが「揺るぎない教育観」の土台になります。

「自分の経験」を使う技術を磨け

教育学部の小論文では、自分の学校経験・先生との出会いなどのエピソードを「証拠」として使うことができます。ただし、ここに罠があります。

経験談は「感情移入させるため」に使うのではなく、「主張の根拠として機能させる」ために使う必要があります。

NG例:「小学生のとき担任の先生が優しくて、私は教師を目指しました。だから教師は優しくあるべきです。」
OK例:「私が6年生のとき、担任の先生は私の些細な変化に気づき、声をかけてくれました。この経験から、教師に求められる力の

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