こんにちは。数強塾グループ代表の藤原進之介です。
日本国語塾で大切にしていることは、非常にはっきりしています。
たまたま合格する国語ではなく、第一志望校に安定して届く国語力を育てること。
受験が終わった瞬間に消えてしまう小手先の技術ではなく、大学に入った後も、社会人になった後も役に立つ本物の学力を身につけること。
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国公立大学、医学部、総合型選抜、学校推薦型選抜、IB、海外大学型のエッセイ。どの進路を目指すとしても、最終的に問われるのは、言葉を通じて考える力です。文章を正確に読む力・設問の要求を外さない力・根拠をもって判断する力・自分の意見を論理的に構成する力。これらは単なる受験テクニックではなく、大学でも社会でも必要な力です。
現代文を「感覚の科目」にしない
現代文が伸びない最大の理由は、勉強していないからではありません。勉強の仕方が曖昧だからです。「何となく正しそうなものを選ぶ→解説を読んで『なるほど』と思う→次の問題でもまた迷う」このような学習を繰り返しても点数は安定しません。
日本国語塾では、現代文を読むときに少なくとも次の点を確認します。
- 筆者の主張はどこにあるのか
- 何と何が対比されているのか
- 抽象と具体はどのように対応しているのか
- 因果関係はどこで示されているのか
- 逆接の後にどのような論理の転換が起きているのか
- 正解選択肢の根拠は本文のどこにあるのか
- 誤答選択肢のどの語句が本文とずれているのか
現代文の失点は、漢字が読めないからだけでなく、言葉を知っているつもりで文脈上の意味を取り違えることで起きます。「なんとなく分かった気がする」が危険なのです。
「繋ぐ」と「分ける」ことで、文章は読めるようになる
文章は単語の集合ではなく、論理の流れです。何と何が繋がっているのか・何と何を分けるべきなのかを見抜く必要があります。
- 主張と理由 / 抽象と具体 / 原因と結果
- 問題提起と答え / 一般論と筆者の立場
- 対立する二つの考え方 / 他者の意見と筆者の反論
段落ごとの役割(問題提起・具体例・対比・主張・結論)を整理することで、本文全体の設計図が作れます。日本国語塾の現代文指導では、段落同士の関係を見て、設問がその設計図のどこを聞いているのかを確認します。
抽象と具体を見抜く力は、難関大学で特に重要になる
難関大学の現代文では、文化・言語・身体・共同体・記憶・科学・民主主義・AI といった抽象度の高い文章が出ます。ここで重要なのは、具体例そのものに引きずられないことです。具体例は抽象的な主張を説明するために置かれていることが多く、「この具体例は何を説明するためにあるのか」を常に問う必要があります。小手先の指導(逆接の後が大事、強すぎる選択肢を消す等)では難関大学には足りません。
古文は暗記科目ではなく、読解科目である
古文単語・助動詞・敬語・助詞は読解のための道具です。道具を覚えるだけで本文が読めるようになるわけではありません。古文でよく起きる失点は主語の取り違えで、敬意の方向を見ることで人物関係が見え、主語を補い、話の展開が読めるようになります。古文は感覚で訳す科目ではなく、文法と文脈を組み合わせて本文を復元する科目です。
漢文は短期で伸びやすいが、雑に扱ってはいけない
漢文は比較的短期間で得点を上げやすい分野ですが、句法を丸暗記するだけでは不十分です。反語・使役・受身・比較などの句法が本文全体の意味にどう関係しているかまで読む必要があります。句法を覚えた後は、本文全体の構造を読む訓練が必要です。
小論文は「自分の意見」を書く科目ではない
小論文で評価されるのは熱意でも文章のきれいさでもなく、問いに対して筋道立てて考え、根拠を示し、反論可能性を踏まえながら説得力のある主張を展開する力です。「AI教育に賛成です」と書くだけでなく、論点を分解し(何が効率化されるのか・何が失われるのか・生徒の思考力はどう守るのか)、条件を整理し、解決策を示す必要があります。
総合型選抜では、言葉の力がそのまま評価される
志望理由書・活動報告書・小論文・面接・プレゼンテーションを通じて評価されるのは、「自分が何に関心を持ちどう深めてきたのか、大学で何を学びなぜその大学でなければならないのか」を論理的に説明できるかです。日本国語塾では、表面的な美談作りはせず、本人の経験を問題意識→問い→調査→主張→志望理由へと構造化します。
IB生に必要なのは、英語以前に「考えを構造化する力」である
IB ディプロマプログラムの TOK・EE では、問いの立て方・根拠の吟味・論証の一貫性が問われます。英語以前に、考えが構造化されていなければ説得力のある文章にはなりません。母語(日本語)で論点を整理できる生徒は、英語でも論理を組み立てやすくなります。日本国語塾では IB 生に対しても、問いの明確化・概念の定義・根拠の配置・反論への対応・結論の範囲設定まで確認します。
早稲田・慶應に「たまたま受かった」では足りない
現代文の点数が模試ごとに大きく上下する状態で本番を迎えるのは危険です。早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・国公立大学・医学部を目指すなら、「たまたま合格できるかもしれない国語」ではなく「安定して戦える国語」を作る必要があります。そのためには過去問をどう分析するかが重要で、設問形式・語彙・本文構造・選択肢比較・時間配分・古文文法・漢文句法・小論文構成力のどこに原因があるのかを分解する必要があります。
社会人になった後も役に立つ国語力とは何か
AI 時代だからこそ、読む力・問う力・書く力が重要です。AI の出力が正しいかどうかを判断し、問いの立て方を設計し、根拠を確認し、文脈を読む力——これらは人間に残る知性です。日本国語塾が育てたいのは、AI を使いこなし情報を吟味して自分の考えを構築できる人間の知性です。
日本国語塾の指導方針
1. 本文根拠を徹底する
現代文でも古文でも漢文でも、「そう感じた」ではなく「本文のここからそう読める」と説明できる状態を目指します。
2. 選択肢を論理的に消す
主語のずれ・因果の逆転・本文にない内容・言い過ぎ・設問不一致などを具体的に確認します。
3. 古文・漢文を後回しにしない
暗記だけでなく、本文読解に接続する形で指導します。共通テスト国語では古文・漢文の配点が合計90点あります。
4. 小論文は構成から鍛える
問いの分析・論点整理・立場の明確化・根拠の配置・反論への対応・結論の範囲設定まで確認します。
5. 志望校の出題傾向を分析する
大学ごとに現代文・小論文・古文・漢文の出題傾向は異なります。過去問をどの力が問われているのかの観点から分析します。
6. 合格後も残る学力を育てる
受験に合格することは大切です。しかし日本国語塾では、合格後も使える読解力・思考力・表現力を育てます。
菊池秀策先生の小論文指導について
日本国語塾では、現代文で培った読解力を小論文の表現力へと接続する指導も重視しています。菊池秀策先生の小論文指導では、医療・教育・AI・環境・福祉・国際問題・ジェンダー・少子高齢化といったテーマについて、論点を整理し自分の立場を明確にして説得力のある答案を作ります。これは総合型選抜だけでなく、大学入学後のレポートや卒業論文にもつながる力です。
最後に|国語は、人生を支える学力である
日本国語塾が目指しているのは、点数だけの国語ではありません。他者の言葉を正確に読む力・自分の考えを丁寧に組み立てる力・根拠をもって判断する力・感情に流されず論点を整理する力・相手に伝わる形で表現する力——これらは受験が終わった後も残ります。小手先の技術でたまたま合格する国語ではなく、本物の読解力・記述力・小論文力で第一志望校に安定して合格できる学力を育てること——それが日本国語塾、数強塾グループ代表・藤原進之介の方針です。
日本国語塾で、本物の国語力を身につけたい方へ
現代文・古文・漢文・小論文を、感覚ではなく論理で学ぶ。第一志望校合格のために、そして大学入学後・社会人になった後にも役立つ学力のために、一人ひとりに合わせて指導します。
本記事は日本国語塾および数強塾グループの国語指導方針を説明するためのコラムです。特定の大学への合格を保証するものではありません。IBのTOK・EE、総合型選抜、学力の三要素等に関する記述は2026年7月10日時点で確認した公式資料に基づいています。実際の入試科目・配点・選抜方法は大学・学部・年度により異なるため、必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。
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