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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

【オリジナル問題】漢字読み練習問題 第5回|10問一問一答と詳しい解説

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

藤原:翔先生、今回は漢字の「読み」シリーズの第5回ですね。

翔先生:はい。今回のテーマは「熟字訓」「重箱読み」「湯桶読み」です。名前を聞くと難しそうですが、要は”読み間違えやすいパターン”を分類しただけなんですよ。

藤原:熟字訓は「今日」「明日」のように、漢字一字ずつの音や訓とは関係なく、熟語全体で特別な読み方が決まっているものでしたね。

翔先生:その通りです。一方、重箱読みは「音+訓」、湯桶読みは「訓+音」という組み合わせで、これも入試で狙われやすいポイントです。今回はこの3つのタイプを中心に、入試頻出の10問を用意しました。

藤原:1問ずつ丁寧に解説していきますので、最後まで一緒に取り組んでいきましょう。

問題(全10問)

第1問

次の傍線部の漢字の読みをひらがなで答えなさい。
五月雨の降る中、傘をさして学校へ向かった。」
※学習用に作成した例文です

第2問

「旅行先で買った土産を家族に渡した。」
※学習用に作成した例文です

第3問

「祖母から譲り受けた重箱に、おせち料理を詰めた。」
※学習用に作成した例文です

第4問

「そばを食べ終えると、店員が湯桶を持ってきてくれた。」
※学習用に作成した例文です

第5問

「彼の失敗は決して他人事ではないと感じた。」
※学習用に作成した例文です

第6問

「今回の利益と前回の損失を相殺すると、収支はほぼゼロになった。」
※学習用に作成した例文です

第7問

早急に対応してください、と上司から指示された。」
※学習用に作成した例文です

第8問

「故障した部品の代替品を注文した。」
※学習用に作成した例文です

第9問

「神社の境内には大きな杉の木が立っていた。」
※学習用に作成した例文です

第10問

「彼はこの成功によって面目を保つことができた。」
※学習用に作成した例文です

解答・解説

第1問の解答と解説

解答:さみだれ

「五月雨」は、漢字一字ずつの音・訓読みからは導けない熟字訓の代表例です。旧暦五月(現在の梅雨の時期)に降り続く雨を指す言葉で、「ごがつあめ」などと読んでしまうミスが非常に多く見られます。熟字訓は熟語全体で一つの読みが決まっているため、部分読みをしようとすると必ず間違えます。「五月」を「ごがつ」と読む場合と区別して、セットで覚えることが大切です。

第2問の解答と解説

解答:みやげ

「土産」も熟字訓で、「どさん」と音読みしてしまう誤答が典型的です。「土産」は本来「その土地の産物」という意味を持ちますが、日常語としては「旅行先で買う贈り物」という意味で定着しています。意味と読みがずれているように感じやすい熟字訓は、意味から読みを推測しようとすると失敗しやすいので、語そのものを丸ごと暗記するのがコツです。

第3問の解答と解説

解答:じゅうばこ

「重箱」は「重(じゅう=音読み)」+「箱(ばこ=訓読み)」という組み合わせで、これがまさに「重箱読み」という名称の由来になった語です。多くの受験生は「じゅうそう」のように音読みで統一しようとして誤ります。重箱読みは音+訓、湯桶読みは訓+音という違いを、この語自体で覚えてしまうと定着しやすくなります。

第4問の解答と解説

解答:ゆとう

「湯桶」は「湯(ゆ=訓読み)」+「桶(とう=音読み)」という組み合わせで、こちらは「湯桶読み」という名称の由来そのものです。第3問の「重箱」と対になる語なので、セットで学習すると「音+訓」と「訓+音」の違いが混同しにくくなります。「ゆおけ」と訓読みで統一してしまう誤りが非常に多いため注意してください。

第5問の解答と解説

解答:ひとごと

「他人事」は本来「たにんごと」と読まれることもありますが、標準的な読みとしては「ひとごと」が定着しています。「人事(じんじ)」という別の熟語と混同して「たにんじ」と読んでしまうミスが目立ちます。意味は「自分には関係のない、他人に関することがら」であり、「人事」とはまったく別の語であることを意識して区別しましょう。

第6問の解答と解説

解答:そうさい

「相殺」は「そうさつ」と誤読されることが非常に多い語です。「殺」という漢字は「殺す(ころす)」のイメージから「さつ」と読みたくなりますが、「相殺」の場合は「差し引いて帳消しにする」という意味で「さい」という特殊な音を用います。ビジネス文書や説明的文章でも頻出するため、正確に覚えておく必要があります。

第7問の解答と解説

解答:さっきゅう

「早急」は「そうきゅう」と読む人も多いのですが、辞書的に標準とされる読みは「さっきゅう」です。近年は「そうきゅう」も慣用読みとして認められつつありますが、入試では原則として「さっきゅう」が正解とされることが多いため、こちらを優先して覚えておきましょう。「早」を「さっ」と読む例は「早速(さっそく)」にも見られ、あわせて覚えると効果的です。

第8問の解答と解説

解答:だいたい

「代替」は「だいがえ」と誤読されやすい熟語です。「替」という字を訓読みの「かえ」で読みたくなりますが、この熟語では音読みの「たい」を用いるのが正しい読み方です。「代替品」「代替エネルギー」など現代文でも頻出のテーマ語彙なので、正確な読みと意味を合わせて押さえておきましょう。

第9問の解答と解説

解答:けいだい

「境内」は「きょうない」と音読みで統一して読んでしまう誤りが多い語です。神社や寺院の敷地内を指すこの言葉は、慣用的に「けいだい」という特殊な読み方が定着しています。地の文や説明的文章で頻出する語であり、読み間違いがそのまま設問の失点につながりやすいので注意しましょう。

第10問の解答と解説

解答:めんぼく

「面目」は「めんもく」とも読みますが、入試で標準とされることが多いのは「めんぼく」です。「面目を保つ」「面目ない」のような慣用表現では「めんぼく」の読みが一般的で、「めんもく」は「面目躍如」のような特定の熟語で使われる傾向があります。文脈によって読みが変わる語であることを意識し、代表的な慣用表現とあわせて覚えておくと安心です。

藤原&翔先生のワンポイント

翔先生:今回のポイントは、熟字訓・重箱読み・湯桶読みという「読みのパターン」を意識することです。一字一字の音訓知識だけに頼ると、必ずどこかでつまずきます。

藤原:特に「相殺」や「代替」のように、一部の漢字だけを見て慣れた読み方で読んでしまう誤りが目立ちますね。

翔先生:そうなんです。こうした語は「熟語全体で一つの読み方が決まっている」という感覚を持つことが大切です。普段の読書や新聞、教科書の中で出会うたびに、正しい読みを声に出して確認する習慣をつけると、確実に定着していきます。

藤原:間違えた語はノートにまとめて、定期的に見返すことも効果的です。地道な積み重ねが、入試本番での安定した得点力につながります。

まとめ・日本国語塾TOPについて

今回は熟字訓・重箱読み・湯桶読みを中心に、入試頻出の漢字の読み10問を扱いました。読み間違えやすい語は、意味を推測して読もうとするとかえって失敗しやすいという特徴があります。一つひとつの語を丸ごと正確に覚え、繰り返し確認することが得点力アップの近道です。ぜひ他の回の問題にも挑戦して、漢字の読みの力を着実に伸ばしていきましょう。

日本国語塾TOPは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
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