2027年度共通テスト試験日まで
時間
Picture of 藤原 進之介

藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

【オリジナル問題】対義語・類義語練習問題 第2回|10問一問一答と詳しい解説

Facebook
Twitter

はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

藤原:翔先生、対義語・類義語シリーズの第2回ですね。今回はどんなテーマで作りましたか?

翔先生:はい。評論文って、筆者が「AではなくB」「AとBを対比しながら論を進める」という書き方をよくしますよね。今回はその「対比構造を作る語」に絞って10問作りました。主観⇔客観、具体⇔抽象のような定番から、少し差がつく語まで入れています。

藤原:なるほど。単語を丸暗記するのではなく、評論文の中でどう使われるかとセットで覚えることが大事ですね。

翔先生:その通りです。今回の10問を解けば、評論文の文脈把握力と語彙力が同時に伸びるはずです。では早速いきましょう!

問題(全10問)

第1問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「主観」
①客体 ②客観 ③対象 ④本質

第2問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「具体」
①抽象 ②総合 ③概念 ④理論

第3問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「普遍」
①一般 ②特殊 ③平凡 ④単純

第4問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「絶対」
①相対 ②相互 ③対等 ④対立

第5問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「帰納」
①推論 ②演繹 ③仮説 ④論証

第6問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「理性」
①知性 ②悟性 ③感性 ④本能

第7問

次の語の対義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「必然」
①当然 ②偶然 ③自然 ④突然

第8問

次の語の類義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「本質」
①現象 ②実体 ③形式 ④手段

第9問

次の語の類義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「顕著」
①著しい ②微妙な ③曖昧な ④些細な

第10問

次の語の類義語として最も適切なものを、後の①〜④から一つ選べ。
「示唆」
①明示 ②暗示 ③断定 ④否定

解答・解説

第1問の解答と解説

解答:②客観

「主観」は個人の意識・感じ方に基づくものを指し、対して「客観」は特定の個人の立場を離れ、誰から見ても同じように捉えられる立場や視点を指します。評論文では「主観的な感想」と「客観的な事実・データ」を対比させて論を展開する場面が非常に多く、頻出の対義語ペアです。①「客体」は「主体」の対義語であり混同しやすいので注意しましょう。③「対象」・④「本質」は文脈上似た場面で登場しますが、対義語関係にはありません。

第2問の解答と解説

解答:①抽象

「具体」は個々の事物として実際に感覚でとらえられる状態を指し、「抽象」は個々の事物から共通の性質を抜き出し、一般化・観念化した状態を指します。評論文では「具体例」と「抽象的な議論」を往復しながら筆者の主張が展開されることが多いため、この対義語ペアは最頻出です。②「総合」は「分析」の対義語、③「概念」・④「理論」は抽象と関連の深い語ですが対義語ではない点に注意してください。

第3問の解答と解説

解答:②特殊

「普遍」はすべてのものに共通してあてはまる性質を指し、「特殊」は一部のものにのみ限定されてあてはまる性質を指します。評論文では「普遍的な真理」と「特殊な事例」を対比し、一般論から個別論へ、あるいはその逆へと論を展開する型がよく見られます。①「一般」は「普遍」に近い意味を持つため対義語と誤解しやすいですが、「一般」の対義語は「特殊」ではなく主に「例外」や「個別」との対比で使われる点に注意しましょう。③④は普遍とは別の観点の語です。

第4問の解答と解説

解答:①相対

「絶対」は他との比較や条件に関係なく、それ自体で成り立つ性質を指し、「相対」は他のものとの比較・関係の中で初めて成り立つ性質を指します。評論文では「絶対的な価値観」と「相対的な価値観」の対立がよく主題化されるため、必ず押さえておきたいペアです。④「対立」は関係性を表す語であり対義語そのものではないため、混同しないよう注意しましょう。

第5問の解答と解説

解答:②演繹

「帰納」は個々の具体的な事実の観察から一般的な法則を導き出す推論方法であり、「演繹」は一般的な原理・法則から個別の結論を導き出す推論方法です。評論文や論理的文章では、論証方法の型として頻繁に取り上げられるため、方向性(個別→一般か、一般→個別か)とあわせて覚えておくことが重要です。①「推論」・③「仮説」・④「論証」はいずれも関連語ですが、対義語関係にはありません。

第6問の解答と解説

解答:③感性

「理性」は物事を論理的に考え、判断する心の働きを指し、「感性」は物事を感覚的に感じ取る心の働きを指します。評論文では「理性と感性」「理性中心の近代」と「感性の復権」のような形で、近代批判の文脈にも登場する重要語です。②「悟性」は理性と近い意味で用いられる哲学用語であり、対義語ではないため注意が必要です。④「本能」も感性と混同されやすいですが、生まれつき備わった行動傾向を指す点で意味が異なります。

第7問の解答と解説

解答:②偶然

「必然」は必ずそうなると決まっている、避けられない事柄を指し、「偶然」はたまたまそうなった、予期しない事柄を指します。評論文では「歴史の必然性」と「出来事の偶然性」を対比しながら因果関係や運命論を論じる箇所で頻出します。①「当然」・③「自然」・④「突然」は形が似ているため選びやすい誤答ですが、いずれも「必然」の対義語ではない点に注意しましょう。

第8問の解答と解説

解答:②実体

「本質」は物事の根本にあって、それをそれたらしめている大もとの性質を指し、「実体」も同じく物事の奥にある本当の姿・中身を指すため、類義語として扱われます。評論文では「表面的な現象」に対して「本質・実体」を見抜くことの重要性が論じられる場面が多く見られます。①「現象」はむしろ本質と対をなす語であるため、類義語として選ばないよう注意が必要です。③④は本質とは異なる観点の語です。

第9問の解答と解説

解答:①著しい

「顕著」ははっきりとめだって現れている様子を意味し、「著しい」も同様に、はっきりと目立つ様子を意味するため類義語となります。評論文では「顕著な変化」「著しい増加」のように、変化や傾向の大きさを強調する場面でよく用いられます。②「微妙な」・③「曖昧な」・④「些細な」はいずれも「はっきりしない・小さい」という反対の方向の意味を持つため、対義語的な誤答として選びやすい点に注意しましょう。

第10問の解答と解説

解答:②暗示

「示唆」ははっきりと言わずに、それとなく知らせること、ほのめかすことを意味し、「暗示」も同じく、間接的にそれとなく示すことを意味するため類義語となります。評論文では「筆者はこの一文で〜を示唆している」のように、直接書かれていない筆者の意図を読み取らせる問題でよく使われる語です。①「明示」は「はっきりと示す」という正反対の意味であるため、混同しないよう特に注意が必要です。③「断定」・④「否定」も示唆とは異なる意味の語です。

藤原&翔先生のワンポイント

翔先生:今回のポイントは、単に「対義語・類義語を覚える」のではなく、「評論文の中でその語がどんな対比・関係を作っているか」まで意識することです。「主観⇔客観」「具体⇔抽象」のような組は、単語カードで覚えるだけでなく、実際の評論文の中で線を引きながら「ここで対比されている」と確認すると定着が段違いに良くなります。

藤原:特に選択肢問題では、①「意味の方向が似ているだけの語」②「形が似ているだけの語」が誤答として仕込まれがちです。今回の第3問「一般」や第7問「当然・自然・突然」がまさにその典型ですね。語の意味を正確に区別する習慣をつけましょう。

まとめ・日本国語塾TOPについて

今回は評論文の対比構造を作る対義語・類義語10問を扱いました。「主観⇔客観」「具体⇔抽象」「普遍⇔特殊」「絶対⇔相対」「帰納⇔演繹」「理性⇔感性」「必然⇔偶然」という対義語の型と、「本質=実体」「顕著=著しい」「示唆=暗示」という類義語の型は、いずれも評論文読解の土台となる重要語です。繰り返し復習して、実際の文章の中でも即座に判断できるようにしていきましょう。

日本国語塾TOPは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。nihonkokugojuku.comからお気軽にお問い合わせください。
また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。

💬 数強塾グループ 公式LINEに登録しよう

情報I・数学・英語・国語に関する有益な情報発信や無料授業の告知をLINEで行っています。英検合格保証の英論会もこちら👇

プレゼント付き公式LINEを友だち追加

こちらの記事もどうぞ!

LINEで無料情報を受け取る

オンライン授業の受講方法が分からない。
初めてで不安である、という方も気軽にご連絡ください。