数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
「埼玉大学を目指しているけど、国語の対策をどうすればいいかわからない」「地方国公立の国語って、センター(共通テスト)と記述どちらを重視すればいい?」そんな疑問を持つ受験生・保護者の方は多いはずです。
埼玉大学は首都圏に位置する国公立大学として、安定した人気を誇ります。しかし、その国語入試の特徴や対策法を正確に把握している受験生は意外と少ない。今回はその埼玉大学の国語対策を、試験の核心情報から具体的な学習法まで徹底的に解説します。
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はじめに|埼玉大学の国語対策をなぜ早めに始めるべきか
埼玉大学は教養学部・経済学部・教育学部・理学部・工学部からなる総合大学です。入試において国語は、文系学部を中心に重要な位置づけを持ちます。共通テストでの国語の得点はもちろん、個別試験(二次試験)における記述力が合否を分ける大きなポイントとなります。
ところが多くの受験生は「国語は勉強しても上がらない」「なんとなく読めているからいいか」という感覚で後回しにしがちです。これが大きな失敗の原因になります。埼玉大学の国語対策は、論理的な読解力と正確な記述力を要求します。これらは一朝一夕に身につくものではなく、日々の積み重ねが不可欠です。
翔先生からも一言もらいましょう。
翔先生:「埼玉大を目指す生徒さんからよく聞くのが、”共通テスト対策だけやっていれば大丈夫”という思い込みです。でも二次試験で求められる記述力は、共通テストの選択式問題だけでは絶対に伸びません。早い段階から記述訓練を積んでほしいと思います。」
核心情報|埼玉大学国語の出題傾向と特徴
まず埼玉大学の国語対策の前提として、入試の全体像を正確に把握することが必要です。
共通テストでの国語の役割
埼玉大学の入試では、共通テストの国語(200点満点)が一次選抜に大きく影響します。現代文・古文・漢文すべてが出題範囲となるため、バランスよく得点できる力が求められます。特に現代文の評論文は、抽象的な概念を扱う文章が頻出であり、論旨の把握と選択肢の精査が重要です。
個別試験(二次試験)の特徴
埼玉大学の二次試験では、学部によって国語の出題形式が異なりますが、共通して言えることは「記述式問題の比重が高い」ことです。具体的には以下のような特徴があります。
- 現代文の論説文・評論文の読解:学術的・思想的な文章が多く、段落構成を意識した読み取りが必要
- 傍線部説明問題:「どういうことか、説明しなさい」という記述問題が頻出。60〜120字程度の解答が求められることが多い
- 内容読解・要約問題:文章全体の主旨をまとめる力が試される
- 古文・漢文の読解:文法・語彙の基礎力を問う問題から現代語訳まで幅広い
地方国公立大学の国語問題に共通する特徴として、「標準的な難易度の中で、いかに正確に・丁寧に答えるか」が問われる点があります。奇をてらった難問は少ない一方、「なんとなく読めた」という曖昧な理解では得点できない設計になっています。
地方国公立の国語に共通する傾向
埼玉大学を含む地方国公立大学の国語には、いくつかの共通した傾向があります。
- 素直だが深い読解を要求する:テキストを正確に読む力が最重要
- 自分の言葉で書く記述力:「本文の言葉を使いながら、自分で構成して書く」力が試される
- 時間配分の管理:現代文・古文・漢文をバランスよく解く戦略が必要
具体的な方法|埼玉大学国語の効率的な準備法
① 共通テスト国語の得点を安定させる
まず土台となる共通テスト対策から始めましょう。目標は160点以上の安定得点です。
現代文の対策:評論文では「筆者の主張がどこにあるか」「対比構造を把握できているか」を意識して読む練習をします。例えば、「A(従来の考え方)に対して、筆者はB(新しい主張)を提示している」という構造を素早く見抜く訓練が効果的です。問題集は『共通テスト 国語 満点のコツ』や『きめる!共通テスト国語』などが実践的でおすすめです。
古文・漢文の対策:古文は単語300語・文法(助動詞・助詞の接続と意味)の習得が最優先です。『古文単語ゴロゴ』や『読んでみて覚える古文単語315』を活用し、1日10語ずつコツコツと覚えましょう。漢文は返り点・句法(使役・受身・反語など)を体系的に押さえることで、短期間でも大きく得点が伸びます。
② 記述力を鍛える「傍線部説明問題」の解法
二次試験の核心は記述問題です。ここでは埼玉大学の国語対策として最も重要な「傍線部説明問題」の解き方を具体的に示します。
【解法の4ステップ】
- 傍線部を含む一文を正確に読む:まず傍線部そのものが「何を言っているのか」を確認します
- 傍線部の前後から根拠を探す:筆者が傍線部の内容を説明・補足している箇所を本文から特定します。多くの場合、傍線部の直前・直後か、段落の冒頭・末尾に根拠があります
- 難解な語句・抽象的な表現を言い換える:専門用語や比喩的な表現は、本文の文脈に基づいて平易な言葉に置き換えます
- 字数に合わせて構成し、文末を「〜こと。」で締める:記述問題の解答は「〜ということ。」「〜という状況。」のように名詞・体言止めで締めるとすっきりします
具体例で見てみましょう。例えば、「近代的自我の確立は孤独の引き受けに他ならない」という傍線部に対して「どういうことか説明しなさい(80字)」という問いがあったとします。
この場合、「近代的自我」「孤独の引き受け」という抽象表現を本文で定義・説明している箇所を探し、「個人が外部の権威や共同体から切り離され、自分自身の判断と責任によって生きることを覚悟すること(53字)」のように言い換えて構成します。字数が余る場合は本文の具体例を補足し、不足の場合は要素を削ぎ落とすという調整を行います。
③ 古文・漢文の記述対策
現代語訳問題では「直訳→自然な日本語への調整」という2段階を意識します。まず助動詞の意味を正確に当てはめた直訳を行い、次に日本語として不自然な部分を整えます。例えば「べし」は文脈に応じて「〜するべきだ(当然)」「〜できる(可能)」「〜するだろう(推量)」と訳し分けることが求められます。
記述問題の練習には、過去問のほか『古文上達 基礎編』『漢文ヤマのヤマ』等の問題集で実際に手を動かして書く習慣をつけましょう。
④ 過去問演習と分析の進め方
過去問演習は高3の夏以降、遅くとも9月から開始が理想です。以下の手順で進めてください。
- まず解いてみる(時間を計って):実際の試験時間を守り、本番想定で解く
- 採点・自己分析:どの設問で失点したか、なぜ失点したかを分析する
- 模範解答と照合:「どの要素が抜けていたか」「言葉の選び方はどうだったか」を確認する
- 解き直しと解法の言語化:正解に至るプロセスを言葉で説明できるようにする
過去問は最低5年分、できれば10年分に取り組むことで出題傾向の「型」が見えてきます。
藤原&翔先生の実践アドバイス
藤原進之介:「私がいつも受験生に伝えているのは、国語力は受験が終わった後も、一生涯にわたって人生を豊かにする力だということです。傍線部説明問題を通じて鍛えられる”人の言いたいことを正確に読み取る力”は、社会人になってからも、親になってからも、必ず使い続けます。埼玉大学の国語対策をしながら、ぜひ本物の国語力を身につけてほしい。」
翔先生:「実際に指導していて感じるのは、記述問題で点が取れない生徒さんの多くは”読めているつもり”になっていることです。理解の曖昧さは書こうとすると必ず露呈します。だから記述練習は最高の読解チェックになる。書けない=実はちゃんと読めていない、というサインだと思ってください。毎日1問、記述問題を書く習慣をつけるだけで、驚くほど力がつきます。」
また、読む力を根本から強化する方法として、私たちが特におすすめしているのが「良質な文章を精読する習慣」です。朝日新聞の「天声人語」や岩波文庫の随筆・評論を週に2〜3本読み、「筆者の主張は何か」「どういう論の展開か」を意識しながら読む。これを続けることで、初見の文章に対する対応力が格段に上がります。
受験対策と並行してこうした「一生の国語力」を育てる視点を持つことで、入試本番でも動じない真の読解力が育まれます。日本国語塾TOPでは、この理念のもと、受験対策と並行して「一生の国語力」を育てる講座を実施中です。
よくある失敗と解決策
失敗① 「なんとなく合っていた」で満足してしまう
症状:選択問題は正解しているのに、記述になると書けない。あるいは自分では書けたと思ったのに、採点すると的外れな解答になっている。
解決策:選択問題でも「なぜこの選択肢が正解なのか」を必ず言語化する習慣をつけましょう。「なんとなく正解した」問題を放置すると、記述に応用できる読解力は育ちません。模範解答の解説を読み、「根拠の箇所」と「解答の構成」を照らし合わせる作業を徹底します。
失敗② 古文・漢文を直前まで後回しにする
症状:現代文の対策に時間をかけすぎて、古文・漢文の基礎が固まっていないまま共通テスト本番を迎えてしまう。
解決策:古文・漢文は「知識系科目」の側面が強く、単語・文法・句法の習得は早期スタートが有効です。高2の後半から少しずつ始め、高3の夏までに基礎知識をコンプリートするペースが理想です。1日15分の古文単語確認を毎日続けるだけで、半年で大きな差がつきます。
失敗③ 記述問題の練習を「読んで終わり」にする
症状:問題集の記述問題を「頭の中で考えて、模範解答を見る」だけで終わらせている。実際に書く練習が不足している。
解決策:必ず紙に書くことを習慣化しましょう。手を動かして書くプロセスで初めて「どの要素が自分に足りないか」が明確になります。また字数を意識した調整力(削る・加える)は書かないと絶対に身につきません。
失敗④ 共通テスト対策と二次対策をバラバラに進める
症状:共通テスト期は選択肢問題に集中し、二次試験が近づいたら急いで記述対策を始めるという分離した勉強法をとっている。
解決策:共通テスト対策と記述対策は並行して進めるのが最も効率的です。共通テストの評論文を読んだ後、「この文章の主旨を100字で書く」という自主練習を加えるだけで、記述力の素地が着実に育ちます。
今日からできるアクション
長い解説を読んで「何から始めればいいかわからない」という方のために、今日からすぐ実践できる行動リストをまとめました。
- ✅ 今日中に:埼玉大学の過去問(直近2年分)を大学公式サイトまたは赤本で確認し、問題の形式・分量・配点を把握する
- ✅ 今週中に:古文単語帳を1冊購入し、1日10語のペースでスタートする
- ✅ 今月中に:現代文の論説文1題を精読し、「主張・根拠・結論」の構造をノートにまとめる練習を5回行う
- ✅ 継続習慣として:毎日1問の記述練習(50〜100字)を手書きで行い、翌日に見直す
- ✅ 月1回:過去問1年分を時間を計って解き、得点と失点パターンを記録する
どれか1つでも今日から始めることで、3か月後の自分の国語力は確実に変わります。「読む力・書く力・考える力」は毎日の積み重ねによってのみ育まれます。
まとめ・日本国語塾トップについて
今回は埼玉大学の国語対策として、試験の特徴・出題傾向・具体的な学習法・よくある失敗と解決策までを徹底解説しました。改めてポイントを整理します。
- 共通テスト国語で160点以上を安定してとる土台を早期に作る
- 二次試験の記述問題(傍線部説明・要約)に特化した訓練を継続する
- 古文・漢文の基礎知識(単語・文法・句法)を高3夏までに完成させる
- 過去問演習は9月開始・5年分以上を目標に、分析と解き直しを徹底する
- 「書く習慣」を毎日続けることで本物の記述力を育てる
そして何より大切なのは、受験対策を通じて「一生使える国語力」を育てるという視点を持つことです。傍線部を正確に読む力・自分の考えを論理的に書く力・複雑な文章の構造を把握する力——これらはすべて、社会に出てからも、人生を歩む上でも、ずっとあなたを豊かにし続ける力です。
日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
国語力はテクニックではなく、一生を豊かにする力。受験対策から社会人まで、本物の国語力を育てます。
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