漢文句法・条件節
結論:標識字だけで決めず、条件節の主語・述語、主節の主語・述語、前後の因果を四点確認します。
若・苟・使・令をすべて「もし」と覚えると、比較の「若」や使役の「使・令」と衝突します。本稿は条件句がどこまで続き、どこから結論の主節になるかを区切る演習です。
条件節と主節を二つに切る
「もしAならばB」のAとBに当たる範囲を先に探します。AにもBにも主語・述語があるか、BがAの成立を受けているかを確認します。
句読点だけへ依存せず、意味のまとまりと返り点を照合します。
「若・苟」の働きを文脈で選ぶ
若は「もし」の条件だけでなく、比較や「〜のごとし」に関わる場合があります。苟は仮定・条件のほか、「いやしくも」など文脈に応じた訓読を確認します。
一字一訳を避け、節全体が仮定になっているかで判定します。
「使・令」と使役を区別する
使・令は「もし〜ならしめば」のような仮定構文に現れる一方、通常の使役動詞・構文としても用いられます。後続する人物と動作を確認します。
「誰が誰に何をさせるか」が成立するなら使役の可能性を検討し、主節との関係で最終判断します。
PRACTICE
このページの実践チェック
- 条件節Aと主節Bへ斜線を入れる
- 各節の主語・述語を補う
- 標識字の候補訳を二つ作る
- 使役として読めるか置換確認する
FAQ
よくある質問
「若」は必ず「もし」ですか?
いいえ。比較や比況など別の働きもあるため、節構造と後続語を確認します。
「使・令」があれば仮定条件ですか?
通常の使役の場合もあります。「誰が誰に何をさせるか」と主節の有無を確認します。
条件節の終わりはどう見つけますか?
条件側の述語と、結果側の新しい主語・述語を探し、前後の因果が自然かを確認します。
SOURCES
出典・確認資料
本文は次の公的資料・学術文献を確認して編集しています。入試制度や出題内容は変わるため、受験時には各大学・学校の最新情報も確認してください。
最終内容確認:2026年7月27日/藤原進之介監修・日本国語塾TOP編集部
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