大学受験・材料収集
結論:設問語を起点に、傍線部の指示内容、前後の因果、対比、段落の結論を順番に拾います。
記述で手が止まる原因の多くは、文章力より「答案に入れる材料が決まっていないこと」です。本稿は120字の表現技術ではなく、本文から意味要素を集めて優先順位を付ける前工程に特化します。
設問を「空欄付きの文」にする
「なぜか」なら「__だから」、「どういうことか」なら「__ということ」の形にします。これで答案に必要な品詞と論理関係が見えます。
設問が二つの条件を含むときは、条件ごとにチェック欄を作ります。
傍線部内の指示語と抽象語をほどく
「それ」「このような」などの指示先を直前から探し、「あり方」「関係」「認識」といった抽象語を本文中の具体へ戻します。
傍線部だけを言い換えようとせず、参照先を含む一文として捉えます。
前後から4種類の材料を集める
理由、対比、具体例、筆者の評価の四欄に分けて抜き出します。本文を写す段階では短い語句で構いません。
すべてを入れるのではなく、設問への直接性が高い順に番号を振ります。具体例は抽象化に使い、答案へそのまま入れない場合もあります。
材料から骨格を作る
優先度の高い二〜四要素を、因果や対比が見える順に並べます。骨格が一文で説明できてから、字数を数えます。
書き始めてから材料を足すと、主語述語が崩れやすくなります。先に「誰が・何を・なぜ・どうする」を決めます。
PRACTICE
このページの実践チェック
- 設問を空欄付きの文に変える
- 指示語の参照先へ矢印を引く
- 理由・対比・具体・評価の4欄で材料を集める
- 直接性の高い材料だけで骨格を作る
FAQ
よくある質問
傍線部の何行前まで見ればよいですか?
固定の行数では決まりません。指示語の参照先、理由、対比が完結する範囲まで戻り、必要なら段落全体を確認します。
本文の言葉はそのまま使うべきですか?
重要概念は本文語を生かしつつ、関係が伝わるよう接続や主語を補います。長い引用のつなぎ合わせにはしません。
具体例は答案に入れますか?
設問が具体例を求める場合を除き、例から共通する意味を抽象化して使うことが多いです。
SOURCES
出典・確認資料
本文は次の公的資料・学術文献を確認して編集しています。入試制度や出題内容は変わるため、受験時には各大学・学校の最新情報も確認してください。
最終内容確認:2026年7月27日/藤原進之介監修・日本国語塾TOP編集部
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