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Q&A|国語の勉強をしているのに英語も上がりました。なぜですか?

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

「先生、不思議なことが起きました。国語の勉強を頑張っていたら、英語の点数まで上がったんです。これって偶然ですか?」

これは、日本国語塾トップに通う生徒さんからよくいただく質問のひとつです。最初にこれを聞いたとき、多くの保護者の方は「たまたまじゃないの?」「英語も別で勉強してたんでしょ?」と思うかもしれません。

でも、これは決して偶然でも、たまたまでもありません。国語の勉強が英語の成績を上げるのには、明確な理由と仕組みがあります。本記事では、その核心を徹底的に解説します。受験生はもちろん、保護者の方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

「国語と英語は別の科目だから、国語を勉強しても英語には関係ない」と思っていた方は、この記事を読み終えるころには、考え方がきっと変わるはずです。

核心情報:国語力が英語力に直結する3つの根本理由

翔先生からも補足をいただきながら、まず核心からお伝えします。

国語の勉強をすると英語も伸びる理由、それは「読解力・論理的思考力・語彙運用力」が言語を超えた共通スキルだからです。

英語は「外国語」ですが、英語の試験で測られているのは「英語力だけ」ではありません。特に大学受験の英語長文読解では、「書かれていることを正確に理解する力」「筆者の主張を論理的に追う力」「選択肢の微妙なニュアンスを判別する力」が問われます。

これらはすべて、国語の勉強を通じて鍛えられるスキルです。つまり、国語の学習で培われた「読む力・考える力・言葉を扱う力」は、そのまま英語という別の言語に転用できるのです。

【翔先生のひとこと】「私が担当する生徒さんの中には、国語を3ヶ月集中して学習したあと、英語の模試偏差値が5〜8ポイント上昇したケースが複数あります。これは偶然ではなく、国語力という土台が英語という建物を支えているからです。」

具体的な方法:国語のどの勉強が英語に効くのか

①現代文の「論理構造の読み取り」が英語長文読解を強化する

国語の現代文では、「段落ごとの役割を把握する」「接続詞に注目して文章の流れを追う」「筆者が何を主張しているかを正確に捉える」という訓練をします。

これはそのまま、英語長文読解に応用できます。たとえば、英語の長文でも「However(しかし)」「Therefore(したがって)」「In contrast(対照的に)」などの接続表現が文章の論理構造を作っています。

現代文で「接続詞に注目して文の流れを掴む」練習をしている生徒は、英語でも同じ読み方ができるようになります。

具体例を挙げましょう。次のような現代文の一節を読み解く訓練をしているとします。

「人工知能の発展は、私たちの生活を豊かにする側面がある。しかし一方で、雇用の喪失という深刻な問題も生じさせている。したがって、技術の進歩を無条件に賛美するのではなく、社会的コストを慎重に検討する姿勢が求められる。」

この文章で「しかし」「したがって」に着目して「賛否の対比→結論へ」という構造を掴む訓練を積んでいると、英語の長文でも同じ論理パターンを発見できるようになります。英語の文章を「英語のまま理解する」のではなく、「論理の流れを追う」という高次のスキルが機能するのです。

②語彙力の強化が英単語学習の効率を上げる

国語の勉強をすると英語も上がる理由のひとつに、語彙の深い理解が英単語学習の速度と定着率を向上させるという点があります。

国語では「抽象・具体」「主観・客観」「普遍・特殊」「帰納・演繹」といった概念語・評論語を学びます。これらの言葉の意味と使い方を日本語でしっかり理解していると、英単語を覚えるときに格段に有利になります。

たとえば、「abstract(抽象的な)」という英単語を覚えるとき、「抽象」という概念を国語で深く理解している生徒は、単なる暗記ではなく「概念への結びつき」として記憶できます。これは忘れにくく、応用もきく記憶です。

また、英単語の多義語(複数の意味を持つ単語)を正確に使い分けるためにも、日本語の語彙力が基盤になります。「文脈からの意味推測」は国語で毎日訓練していることですから、英語の文脈でも同じスキルが発揮されます。

③設問の「読み方」が共通している

これは見落とされがちですが、非常に重要なポイントです。

国語の設問と英語の設問は、問われていることの構造が驚くほど似ています。

たとえば:

  • 「この文章の主題として最も適切なものを選べ」→ 英語でも “What is the main idea of this passage?” に対応する選択問題がある
  • 「傍線部の理由を本文中から抜き出せ」→ 英語でも “Why does the author mention…?” という理由を問う問題がある
  • 「筆者の主張として正しいものを選べ」→ 英語でも “Which best describes the author’s attitude?” という態度・意見問題がある

国語の訓練を積んだ生徒は、設問に対して「何を問われているか」を素早く正確に把握できます。これは英語の問題を解くときにも直結します。特に共通テストの英語や私大の英語長文問題では、「日本語で何を問われているか」を正確に読み取ることが得点の鍵になっています。

④要約力・抽象化能力が英作文・英語記述問題を強化する

国語の勉強では「要約問題」「記述問題」を通じて、「ポイントを絞って簡潔に表現する力」を鍛えます。これは英語の自由英作文や意見論述問題に直結します。

英語の記述問題で多くの生徒が苦労するのは、「英語で書けない」のではなく「何を書けばいいかわからない」という状況です。国語で訓練された生徒は、「主張→根拠→まとめ」という論述の型が身についているため、英作文でも内容の骨格を素早く組み立てられます。

翔先生の生徒さんの実例を挙げると、国語の記述問題を毎週1問解き続けた結果、英語の自由英作文の採点者コメントが「内容の一貫性が高い」「論旨が明確」と変化したケースがありました。これはまさに、国語力が英語力を底上げした証明です。

藤原&翔先生の実践アドバイス

ここからは、日本国語塾トップで実際に行われている指導から、特に効果の高いアドバイスをお伝えします。

藤原進之介からのアドバイス:「国語は全教科の母語だと思ってください」

私がよく生徒・保護者にお伝えするのは、「国語は国語の点数だけのための科目ではない」ということです。

数学の問題文を正確に読む力、理科の実験レポートを論理的に書く力、社会の記述問題で的確に答える力——これらすべての根底に、国語力があります。

英語も例外ではありません。特に近年の大学入試では、英語の問題が「英語力テスト」から「英語を使った思考力・読解力テスト」へと進化しています。共通テストの英語を見れば明らかですが、純粋な文法・語彙問題は激減し、長文読解・情報処理・内容把握の問題が中心になっています。

つまり、「英語ができる」とは「英語で読み解き、考え、表現できる」ことであり、それは国語力なしには成立しないのです。

国語の勉強をしているのに英語も上がった生徒は、「偶然ラッキーだった」のではなく、「当然の結果を出した」と私は考えています。

翔先生からのアドバイス:「英語長文を読む前に、現代文の読み方を完成させよう」

私が担当する生徒には、よくこんなアドバイスをします。「英単語をもっと覚えなきゃと焦る前に、日本語の文章をちゃんと読めているか確認しよう」と。

英語の点数が伸び悩んでいる生徒の多くは、単語・文法は知っているのに読解が弱い、という状態です。そういう生徒に英単語を100個追加で覚えさせても、劇的な変化は起きにくい。でも、現代文の論理読解訓練を2〜3ヶ月やると、英語長文の正答率がガラッと変わることがあります。

具体的には、以下のルーティンをおすすめしています:

  • 週3回、現代文の評論文を1題解く(段落構造・接続詞・主張の把握を重視)
  • 解いた後に「この文章の主張を3行で要約する」練習をする
  • その翌日、英語長文を1題解くときに同じ「構造把握」の視点で読む

このサイクルを続けると、多くの生徒が「英語も読みやすくなった」と感じ始めます。

よくある失敗と解決策

失敗①:国語と英語を「別の引き出し」として分けて勉強している

解決策:意識的に「国語で学んだスキルを英語で試す」という橋渡しをしましょう。現代文で習った「段落の役割を考える」という視点を、英語の長文を読むときに意識して使ってみてください。最初は時間がかかっても、繰り返すことで自動化されます。

失敗②:語彙を「日本語だけ」「英語だけ」で覚えようとしている

解決策:英単語を覚えるとき、その日本語訳の概念を「国語で学んだ評論語・概念語」と結びつける習慣をつけましょう。たとえば “subjective(主観的な)” を覚えるとき、現代文で学んだ「主観/客観の対比」という概念と結びつけると、深く定着します。

失敗③:「国語の勉強=漢字・文法の暗記」だと思っている

解決策:国語の本質的な勉強とは「読んで考えて表現する訓練」です。漢字や文法はその一部に過ぎません。論理的に文章を読み解く訓練・要約訓練・記述訓練こそが、英語にも波及する本質的な国語学習です。日本国語塾トップでは、まさにこの「読解・論理・表現」を軸にした指導を行っています。

失敗④:成果が出るまで時間がかかると諦めてしまう

解決策:国語力は「じわじわ上がる」タイプの力です。1ヶ月では見えにくくても、3ヶ月・6ヶ月で劇的に変化することがあります。焦らず継続することが最大のコツです。短期間で試験直前に詰め込もうとするより、日常的な読解習慣を積み上げた生徒の方が、最終的に大きな成果を出しています。

今日からできるアクション

この記事を読んで「国語の勉強をしっかりやろう」と思っていただけたなら、今日から以下のアクションを始めてください。

  1. 毎日1段落、新聞のコラムか評論文を読む。読んだ後に「この段落の言いたいことを1文で言うと?」を考える習慣をつける。
  2. 週1回、読んだ文章の要約(200字程度)を手書きで書く。書いたものを翌日読み返し、論旨が明確かどうか確認する。
  3. 英語長文を解くとき、接続詞・接続副詞に△印をつける習慣をつける。それが現代文での「接続詞に注目する」訓練の英語版になる。
  4. 英単語帳の単語に「国語の評論語・概念語」を関連づけるメモを追加する。“objective” → 「客観的」=現代文で学んだ「主観と対比される客観の概念」などと結びつける。
  5. 日本国語塾トップに相談する。どんな勉強をすれば国語も英語も伸びるか、あなたの現状に合った学習プランを一緒に考えます。

まとめ・日本国語塾トップについて

今回の質問「国語の勉強をしているのに英語も上がりました。なぜですか?」への答えをまとめます。

国語の勉強が英語の成績を上げる理由は、以下の4点です:

  1. 論理的読解力(文章構造・接続詞・主張把握)が英語長文読解に直結する
  2. 語彙の深い理解が英単語学習の効率と定着率を高める
  3. 設問の読み方・答え方が国語と英語で共通している
  4. 要約力・論述力が英作文・記述問題を強化する

「国語の勉強をしているのに英語も上がった」は、偶然ではなく必然です。国語は「すべての科目の根幹」であり、特に英語とは「言語を越えた読解・思考・表現のスキル」を共有しています。

国語を本気で鍛えることは、英語を含むすべての教科の成績を底上げする最も効率的な投資のひとつです。ぜひ、国語学習を「国語だけのための勉強」と捉えず、全教科の底力を上げる訓練として取り組んでください。


日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
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