数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
「国語と英語、どちらを先に仕上げるべきですか?」——これは受験生や保護者の方から、非常によくいただくご質問です。どちらも入試における重要科目であり、どちらから手をつければいいか迷ってしまうのは自然なことです。今回はこの問いに対して、単純な「どちらが先」という答えだけでなく、志望校・学年・現在の実力に応じた優先順位の考え方を、具体例を交えながら徹底解説します。ぜひ最後まで読んで、今日からの学習計画に活かしてください。
はじめに|この質問が生まれる背景
受験勉強を本格的にスタートさせると、すぐに直面するのが「時間の有限性」です。学校の授業・部活・塾・自習……限られた時間の中で、どの科目にどれだけ時間を割くかは、合否を左右する重大な判断です。
特に国語と英語は、どちらも「言語系科目」として括られることが多く、
- 「どちらも読解力が必要」
- 「どちらも短期間では伸びにくい」
- 「どちらも配点が高い」
という共通点を持ちます。だからこそ「両方大事なのはわかるけど、どちらを優先すればいいの?」という疑問が生まれるのです。
翔先生も塾生からこの質問を毎年受けると言います。「正直、最初はどちらが正解かわからなくて、両方を中途半端にやってしまう生徒さんが多いんですよね」とのこと。その「中途半端」が最もまずい状態です。今回の記事で、迷いをスッキリ解消しましょう。
核心情報|国語と英語の優先順位、結論はこれだ
結論から言います。
「多くの受験生にとって、英語を先に仕上げることが戦略的に有利。ただし、国語の基礎が著しく低い場合は並行して底上げが必要。」
これが私・藤原進之介と翔先生が共通して出す答えです。ただし、これには重要な前提条件と例外があります。順を追って説明します。
なぜ英語を先に仕上げるべきか
英語を優先すべき理由は主に3つあります。
①英語は「完成に時間がかかる」科目だから
英語は語彙・文法・読解・リスニング・英作文と、習得すべき要素が非常に多い科目です。特に難関大学の英語では、単語を知っているだけでなく「文脈の中で意味を判断する力」「論理構造を把握する力」が求められます。これらは数ヶ月で急に伸びるものではなく、継続的なインプットとアウトプットの繰り返しが必要です。だからこそ、早めに着手・早めに仕上げることが求められます。
②英語の配点・出題比率が高い大学が多いから
私立大学の多くは英語の配点が他科目より高く設定されています。早稲田大学・慶應義塾大学・MARCH・関関同立など、いずれも英語の比重が大きいです。国公立大学でも、センター試験(現・共通テスト)における英語の配点は200点満点であり、軽視できません。英語で得点できれば合格に一気に近づくという現実があります。
③英語は「伸びた感」が数値で見えやすいから
英語は模試の点数・偏差値の変化が比較的はっきり現れる科目です。単語を覚えれば長文が読みやすくなり、文法を固めれば解釈の精度が上がる——という「努力と結果の連動」が感じやすく、モチベーション維持にもつながります。
では国語はどう位置づけるか
「英語優先」と言っても、国語を放置していいわけでは絶対にありません。ここが大切なポイントです。
国語(特に現代文)は、他のすべての科目の読解力の土台です。英語の長文を読む力も、社会の資料問題を読む力も、数学の問題文を正確に解釈する力も、すべて国語力が根底にあります。
国語の優先順位を上げるべきケースは以下の通りです。
- 現代文の模試偏差値が50を大きく下回っている
- 文章を読んでも内容がほとんど頭に入ってこない
- 志望校に国語の配点が非常に高い大学・学部が含まれている(例:東京大学の国語、私立文系で国語が最重要科目)
- 古文・漢文がほぼゼロから(特に共通テスト受験者)
具体的な方法|志望校・学年別の優先順位プラン
【パターン①】高校1〜2年生の場合
この時期は「どちらも基礎から丁寧に」が原則です。ただし、時間に余裕がある分、英語の比重をやや高めに設定することをおすすめします。具体的な時間配分の目安は次の通りです。
- 英語:週あたり学習時間の40〜50%
- 国語:週あたり学習時間の20〜30%
- 残りは数学・理科・社会など
国語については、この時期は「語彙力と読書習慣」を中心に鍛えましょう。毎日15〜20分の読書(新聞のコラム・評論系の本など)を継続するだけで、現代文の読解力は着実に高まります。
【パターン②】高校3年生・浪人生(私立文系志望)の場合
私立文系で英語・国語・社会(または数学)が受験科目の場合、英語の完成度を最優先にしつつ、国語は「現代文の読解法」「古文の文法と単語」を同時並行で進める戦略が効果的です。
たとえば、MARCH志望の高3生を例に取ります。
- 4〜6月:英語の文法・語彙を徹底固め。国語は現代文の解法を週2回のペースで学ぶ。古文は助動詞・助詞を完全理解。
- 7〜9月:英語長文を毎日1本。国語は過去問の現代文を週2〜3本演習。古文単語300語を完成。
- 10〜12月:英語は過去問演習メイン。国語は志望校の傾向に特化した演習。古文・漢文は模試で安定した得点を目指す。
- 1〜2月:仕上げ・弱点補強。共通テストが必要な場合はリスニングと古典の最終確認。
【パターン③】国公立大学志望の場合
国公立志望は5教科7科目(または8科目)が必要なため、国語と英語の優先順位はより複雑になります。基本的には英語優先ですが、国語(特に現代文・古文・漢文)も共通テストで200点分あるため、軽視は禁物です。
東大・京大・一橋など最難関国公立を目指す場合、国語の記述答案作成力(要約・説明する力)は英語と同等かそれ以上に重要です。これらの大学では、英語ができても国語の記述で崩れて不合格になるケースが多数あります。
国公立志望者へのアドバイスは「英語は夏までに仕上げ、秋以降は国語(特に記述)に重点を移す」です。
【パターン④】国語が極端に苦手な場合
偏差値40台以下、あるいは「文章を読むこと自体がつらい」という状態の場合は、国語を先に立て直すことが最優先になる場合もあります。なぜなら、国語力が低いまま英語の長文演習をしても、「何を読んでいるかわからない」「選択肢の日本語の意味がわからない」という状態に陥り、英語力も上がらないからです。
この場合は、まず1〜2ヶ月かけて国語の基礎(語彙・文の構造理解・段落の論理把握)を集中的に固め、その後英語に本格的にシフトする「先に国語の底上げ→英語優先」という順序が効果的です。
藤原&翔先生の実践アドバイス
藤原進之介から
私がこれまで多くの受験生を見てきて実感するのは、「英語も国語も、どちらも言語である」という本質を理解している生徒ほど、両科目が相乗効果で伸びるということです。
たとえば、現代文で「筆者の主張を正確に把握する」という読解訓練をした生徒は、英語長文でも「この文章のテーマは何か・筆者は何を言いたいのか」を意識して読めるようになります。逆に、英語で「接続詞・指示語に注目して論理を追う」習慣をつけると、現代文の読解にもその論理的読み方が活きてきます。
国語と英語は「競合」ではなく「相互補完」の関係にある——この視点を持つだけで、優先順位の悩みから解放されます。どちらかを完全に後回しにするのではなく、「メインとサブ」の比率を時期によって変えながら進めていく。これが最も賢い戦略です。
翔先生から
私が塾生に必ず伝えることがあります。それは「国語の勉強は量より質」ということです。
国語、特に現代文は「たくさん問題を解けば伸びる」という科目ではありません。1問解いたら「なぜこの答えになるのか・筆者はどういう論理でこの主張に至ったのか」を徹底的に分析する。この習慣がない生徒は、どれだけ多くの問題を解いても同じミスを繰り返します。
一方、英語は「量をこなすこと」も重要です。特に語彙と速読力は、インプット量に比例して伸びます。だから私は生徒に「英語は量・国語は質」と伝えています。この特性の違いを理解したうえで、時間配分を考えてみてください。
また、国語と英語の優先順位を考える際は、模試の結果を使って「どちらの科目が合格点に近いか・どちらに伸びしろがあるか」を数値で判断することをおすすめします。感覚ではなくデータで判断することが、効率的な学習につながります。
よくある失敗と解決策
失敗①「英語ばかりやって国語が壊滅する」
状況:英語を優先するあまり、秋以降に「国語の古文・漢文がほぼ手つかず」という状態になる受験生が毎年います。特に共通テストでは国語の配点が大きく、古文・漢文で大失点すると英語で稼いだ点数が吹き飛びます。
解決策:古文単語と古典文法だけは、英語学習と並行して週2〜3回必ず触れる習慣をつけましょう。1日15分でも継続することが大切です。「まとめてやろう」は禁物。
失敗②「国語に時間をかけすぎて英語が間に合わない」
状況:国語の読解に真剣に向き合うあまり、1問に1時間以上かけてしまい、英語の学習時間が確保できなくなるケース。
解決策:国語の演習には時間制限を設けましょう。本番と同じ時間で解く→解説を読む→なぜ間違えたかを5分でメモする、のサイクルを徹底します。「分析は深く、時間は短く」がコツです。
失敗③「どちらも中途半端で両方伸びない」
状況:英語も国語も「なんとなくやっている」状態で、どちらも偏差値が上がらない。これが最も多い失敗パターンです。
解決策:週単位で「今週の重点科目」を決めましょう。たとえば「今週は英語の文法を集中的に終わらせる」と決めたら、その週は英語に時間の60%を投入し、国語は最低限の維持(過去問1問+古文単語)にとどめる。メリハリをつけることが、両科目を着実に伸ばす秘訣です。
今日からできるアクション
この記事を読んだその日から実践できる行動リストをまとめます。
- 最新の模試の結果を見直す:英語と国語、それぞれの偏差値・正答率を確認し、どちらに伸びしろがあるかを数値で把握する。
- 志望校の配点を調べる:英語と国語の配点比率を確認し、配点が高い方をやや重視する計画を立てる。
- 週間学習スケジュールを見直す:英語と国語にそれぞれ何時間割いているかを可視化し、今回の優先順位の考え方に沿って修正する。
- 国語は「1日1問・深く分析」を習慣化する:毎日現代文1問(または古文1問)を、解説まで丁寧に読む習慣をスタートする。
- 英語は「毎日必ず触れる」を継続する:どんなに忙しい日も、単語10個の確認+英文1段落の音読だけは続ける。習慣の継続が最大の武器になる。
- 国語力に不安がある場合は専門塾に相談する:国語は独学では改善が難しいケースも多いです。日本国語塾トップのような国語専門塾に相談することで、最短ルートが見えてきます。
まとめ・日本国語塾トップについて
今回の記事をまとめます。
- 国語と英語の優先順位は「英語をやや優先しつつ、国語の基礎は並行して維持・底上げ」が基本戦略。
- ただし、志望校の配点・現在の実力・学年によって最適な比率は変わる。
- 国語力は英語読解を含む全科目の土台であり、放置は絶対に禁物。
- 国語は「質重視の演習」、英語は「量重視のインプット」と特性の違いを理解して学ぶことが重要。
- 両科目は相互補完の関係にあり、どちらかを完全に後回しにしてはいけない。
国語と英語の優先順位に悩んでいる受験生・保護者の方は、ぜひ一度プロの目線でアドバイスを受けてみてください。独学では気づきにくい「あなただけの最適解」が、専門家との対話で見えてくることがあります。
日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。nihonkokugojuku.comからお気軽にお問い合わせください。
また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。
💬 数強塾グループ 公式LINEに登録しよう
情報I・数学・英語・国語に関する有益な情報発信や無料授業の告知をLINEで行っています。英検合格保証の英論会もこちら👇
プレゼント付き公式LINEを友だち追加