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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

中学国語の文法問題の解き方|品詞分解・活用形の実戦問題攻略

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中学国語の文法問題の解き方|品詞分解・活用形の実戦問題攻略

中学国語の文法問題の解き方|品詞分解・活用形の実戦問題攻略

はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな相談が届きました。

「先生、品詞分解って何から手をつければいいかまったくわかりません。活用形も『未然形』とか『連用形』とか、名前を覚えても問題が解けないんです……」

中学3年生のRさんからのSOSです。じつは、中学国語の文法問題は「何を覚えるか」よりも「どの順番で考えるか」が9割を決めます。暗記だけで挑もうとすると、まるで地図なしで登山するようなもの。遭難確定です(笑)。

この記事では、品詞分解・活用形・付属語の識別など、高校入試でよく出る中学国語文法の頻出問題を、具体的なステップと実戦例題を使いながら丁寧に解説します。翔先生の補足コメントもはさみながら、楽しく読み進めてください!

なぜ中学国語の文法問題は重要なのか

「国語って感覚でしょ?」──残念ながら、それは大きな誤解です。

全国の公立高校入試を分析すると、文法問題は毎年必ず出題されており、配点は5〜15点に上る都道府県も少なくありません。合否を分ける1〜2点の争いで文法問題を落とすのは、これほどもったいないことはありません。

さらに、文法の知識は文章読解にも直結します。たとえば「助動詞の意味」が分かれば、「られる」が「受け身」なのか「可能」なのか「尊敬」なのかを正確に判断でき、筆者の意図や文章の構造が格段にクリアに見えてきます。

つまり文法は「読解の土台」なのです。文法を制した生徒は、国語全体のスコアが底上げされます。翔先生も口をすっぱくして言っています。「文法は国語の筋トレ。地味だけど、やった分だけ必ず返ってくる!」と。

具体的な方法・ステップ解説

ステップ1:まず「品詞の10分類」を頭に入れる

日本語の品詞は全部で10種類。まずここを整理しましょう。

分類 品詞名 活用
自立語 名詞 なし 空、勉強、私
動詞 あり 走る、食べる
形容詞 あり 美しい、暑い
形容動詞 あり 静かだ、元気だ
自立語(続き) 副詞 なし とても、もっと
連体詞 なし この、ある、大きな
接続詞 なし しかし、だから
感動詞 なし ああ、おい
付属語 助動詞 あり 〜た、〜ない、〜れる
助詞 なし が、は、を、に

覚え方のコツは「自立語か?付属語か?活用するか?」の2軸で仕分けること。これだけで品詞分解の半分以上が解けます。

ステップ2:品詞分解の「5つの質問」を使う

単語を見たら、次の質問を順番に投げかけてください。

  1. 単独で文節を作れるか?→ Yes=自立語、No=付属語
  2. 活用(形が変わる)するか?→ Yes=動詞・形容詞・形容動詞・助動詞、No=名詞・副詞など
  3. 「〜い」で終わるか?→ Yes=形容詞の可能性大
  4. 「〜だ/〜な」の形をとるか?→ Yes=形容動詞の可能性大
  5. 体言(名詞)にしか続かないか?→ Yes=連体詞

翔先生流の言い方をすると「品詞分解は『ふるい』にかける作業。上から順番にふるっていけば、必ず正体がわかる」です。

ステップ3:活用形の見分け方──「続く言葉」で判断する

活用形は6種類。「未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形」ですが、「何が後ろに続くか」で機械的に判定できます

活用形 後ろに続く主な語 見分けるキーワード
未然形 ない・う・よう・れる・られる 「〜ない」をつけた形
連用形 た・て・ます・たり 「〜ます」をつけた形
終止形 。(文末)・から・が 辞書に載っている形
連体形 体言(名詞)・とき・こと 後ろに名詞がある
仮定形 「〜ば」がついている
命令形 (文末・命令の意味) 命令・指示の文末

実戦例題:「彼が走る姿を見た」の「走る」の活用形は?

→ 「走る」の後ろに「姿(名詞)」が続いている。後ろが体言なので連体形

このように「後ろを見る」クセをつけるだけで、活用形の正答率がグッと上がります。

ステップ4:助動詞の意味識別──最頻出の「れる・られる」を攻略

高校入試で最も問われる助動詞が「れる・られる」です。4つの意味があります。

  • 受け身:〜される(先生に叱られた)
  • 可能:〜できる(この水は飲める)
  • 自発:自然と〜(昔が思い出される)
  • 尊敬:〜なさる(先生が来られた)

識別の実戦手順

  1. 主語が人間以外 → 「自発」を疑う
  2. 「〜することができる」と言い換えられる → 「可能」
  3. 主語が目上の人物 → 「尊敬」を疑う
  4. 上記どれでもなく「〜される」と言い換えられる → 「受け身」

実戦例題:「昨日の景色が思い出される」→ 主語は「景色」(無生物)、自然と記憶がよみがえるニュアンス → 自発

ステップ5:形容詞と形容動詞・連体詞の区別

受験生がよく混乱するのが「大きな・小さな・おかしな」の品詞です。

「大きい」は形容詞ですが、「大きな」は連体詞です。なぜなら「大きな」は活用しない(「大きなく」「大きなければ」とは言えない)から。活用するかどうかをチェックする習慣が重要です。

藤原流のポイント──「意味より形」で考えよ

文法の勉強で多くの生徒がはまる落とし穴があります。それは「意味で判断しようとすること」です。

たとえば「ない」の品詞。「今日は雨が降らない」の「ない」と「問題ない」の「ない」は、どちらも”否定”の意味に見えますよね。でも品詞は違います。前者は助動詞、後者は形容詞です。

見分け方は意味ではなく形(置き換え)で判断します。「ない→ぬ」に置き換えられれば助動詞。「ない→なく」と活用すれば形容詞。形を操作すれば一発で見分けがつきます。

藤原流の鉄則:「文法問題は気持ちで解くな、形で解け」

これは読解にも応用できます。「この文章の筆者の気持ちは?」という問いでも、根拠となる「言葉の形・構造」を拾えば、感覚に頼らなくて済みます。文法力は国語全般の「論理的思考力」に直結しているのです。

よくある間違いと対策

間違い①:「の」の品詞を名詞だと思う

「彼の本」の「の」は助詞(格助詞)です。ところが「走るのが好きだ」の「の」は名詞(形式名詞)として扱います。「の=常に助詞」と思い込むと間違えます。

対策:「の」の前に動詞・形容

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