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古典を「面白い」と思えるようになる読み方|古文・漢文が嫌いな人へ

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

「古文・漢文が嫌いすぎて、テスト前になると気分が落ち込む」「何が書いてあるのかまったくわからない」「現代文は得意なのに、古典だけ点数が伸びない」——そんな悩みを抱えた受験生や保護者の方から、日本国語塾TOPには毎日のようにご相談をいただきます。

正直に言います。古典が嫌いなのは、あなたのせいではありません。学校の授業が「暗記中心」になりがちで、古典の本当の面白さが伝わっていないことが最大の原因です。

この記事では、古文・漢文が嫌いだった生徒が「古典って意外と面白いかも」と感じるようになった、具体的な読み方・考え方をお伝えします。藤原進之介と翔先生の両者の視点から、すぐに実践できるアドバイスを盛り込んでいますので、ぜひ最後まで読んでください。

核心情報:古典が嫌いになる本当の理由と、面白さの正体

まず、古典嫌いになるメカニズムを理解しましょう。多くの生徒が古文・漢文に対して感じる「壁」は、大きく分けて3つです。

①「言葉の壁」が先に来てしまう

「をかし」「あはれ」「いみじ」……。学校では単語帳を渡されて「まず覚えなさい」と言われます。しかし、意味も背景も知らないまま単語を丸暗記するのは、料理の食べ方を知らないまま食材の名前だけ覚えるようなもの。当然、楽しくありません。

②「物語の文脈」が見えていない

古文の授業では、教科書の一部分だけを抜粋して扱うことがほとんどです。そのため「この人は誰?」「なぜこんなことをしているの?」という疑問が解決されないまま読み進めることになり、内容が頭に入ってこないのです。

③「現代との距離感」が正しく掴めていない

「古典は遠い昔の話だから自分には関係ない」と思っている人も多いです。しかし実際には、古典に登場する人間の感情・悩み・喜びは、現代人のそれとほぼ同じです。失恋して泣く、出世を焦る、友人を思いやる——そういった普遍的なテーマが古典にはあふれています。

この3つの壁さえ取り除けば、古典は驚くほど「面白い読み物」に変わります。以下の具体的な方法で、その壁を一緒に崩していきましょう。

具体的な方法・解説:古典を面白く読むための5つのアプローチ

① まず「あらすじ」から入る——現代語訳・マンガを活用しよう

古典を面白く読む最初のステップは、文法や単語より先に「物語全体のあらすじ」を把握することです。

たとえば『源氏物語』。授業では「光源氏が…」と突然始まりますが、そもそも光源氏がどんな人物で、どんな人生を歩んだのかを知らなければ、一節だけ読んでも面白さは伝わりません。

おすすめの入り方:

  • マンガ版(あさきゆめみし、など)で大まかなストーリーを把握する
  • 現代語訳(角川ソフィア文庫など)をさらっと読む
  • YouTubeの古典解説動画で「物語の全体像」をつかむ

翔先生のひとこと:「私が担当する生徒には、最初の授業で必ずマンガ版か現代語訳を読んでもらいます。すると、原文を読む目が変わるんです。『あ、この場面あのシーンか!』と気づくことで、古文が急に身近になります。」

同じことが漢文にも言えます。『史記』や『論語』は、まず書き下し文+現代語訳で内容を把握してから原文に戻ると、驚くほど読みやすくなります。

② 「感情移入」で読む——登場人物を現代人に置き換えてみる

古典が苦手な人の多くは、登場人物を「昔の遠い人」として捉えています。しかしここで発想を転換してみましょう。

具体例:『伊勢物語』第九段(東下り)

在原業平が都を離れ、東へ旅をしながら都に残してきた妻や恋人を思う——。これを現代に置き換えると、「転勤で遠くへ引っ越した人が、故郷に残した恋人を思う」という話になります。こう考えると、急にリアリティが生まれませんか?

具体例:『枕草子』

清少納言が「好きなもの・嫌いなもの・素敵なもの」をひたすら書き連ねる『枕草子』は、現代で言えばSNSの「今日のお気に入り投稿」や「日常エッセイ」そのものです。「春はあけぼの(春は夜明けがいい)」という有名な冒頭も、「朝日が昇る瞬間が一番好き」という、ごく普通の個人的感想です。

このように、登場人物の感情を「今の自分ならどうするか」で考えながら読むと、古典は格段に面白くなります。

③ 「時代背景」を知ると、行動の理由がわかる——受験にも直結する知識

古典の登場人物が「なんでこんな行動をするんだろう?」と思う場面は多いです。その疑問を解決するのが「時代背景の知識」です。

具体例:平安時代の恋愛事情

平安時代は「通い婚(妻問婚)」という文化がありました。男性は女性の家に通い、夜を過ごして夜明けに帰る。つまり、男性が「暁(あかつき)に帰る場面」は、当時の恋愛における定番シーンだったのです。『古今和歌集』や物語に頻出する「有明の月」「鳥の声」などのイメージが、この習慣と深く結びついています。

この背景を知っているだけで、「なぜ男性は夜明けに帰るのか」「なぜ女性は朝を悲しむのか」がすんなり理解でき、和歌の解釈も一気に深まります。

具体例:漢文の「忠・孝・仁」の概念

漢文に登場する儒教思想(仁・義・礼・智・信)や「忠孝」の概念を知っていると、人物の行動原理が理解しやすくなります。「なぜこの人物は死を選ぶのか」「なぜ親への孝行がこれほど重視されるのか」——時代背景を踏まえると、すべてに理由があることがわかり、人物に共感できるようになります。

藤原進之介より:「受験指導の観点からも、時代背景の知識は非常に重要です。センター試験・共通テストの古文問題でも、文化的背景の理解が設問の正解に直結するケースが多い。楽しみながら時代背景を学ぶことは、得点アップにも直結します。」

④ 「音読」で古文を体感する——黙読より圧倒的に頭に入る

古文は本来、「声に出して読まれるもの」「聞かれるもの」として生まれました。和歌は詠まれ、物語は語られ、漢詩は吟じられる——。黙読だけで古典を理解しようとするのは、音楽を楽譜だけ見て理解しようとするのに似ています。

音読のやり方:

  1. まず現代語訳を読んで内容を把握する
  2. 次に原文を声に出してゆっくり読む(リズムを感じながら)
  3. 繰り返し読むうちに、文の構造が自然と体に入ってくる

特に和歌(五・七・五・七・七)や漢詩(五言絶句・七言律詩など)は、音読することでリズムの美しさが実感できます。「意味はわからなくても音が気持ちいい」という体験が、古典への親しみにつながります。

翔先生のひとこと:「音読は文法の定着にも絶大な効果があります。古文の助動詞の活用も、活用表を見るより音読した方が覚えが早い生徒が多いです。楽しみながら実力がつく、一石二鳥の方法です。」

⑤ 「笑える古典」から入る——古典ユーモアを発見しよう

「古典=堅苦しい」というイメージを壊す最強の方法が、笑える・ユニークな古典作品から読み始めることです。

おすすめの笑える古典作品:

  • 『宇治拾遺物語』:「こぶとりじいさん」の原典。狸に化かされる話、嘘をついてひどい目に遭う話など、コメディ要素満載。
  • 『今昔物語集』:盗人や武士のリアルな話が満載。現代のドラマのような展開が多く、飽きない。
  • 『徒然草』第百三十七段:「花は盛りに見るものではない」という逆説的な美意識を語る兼好法師。現代のちょっとひねくれたエッセイストみたいで親しみやすい。
  • 漢文:『世説新語』:中国の名士たちの「ちょっと変わったエピソード集」。機知に富んだやり取りが面白く、漢文入門として最適。

古典には、真面目な道徳話だけでなく、笑える話・驚く話・ちょっとエッチな話まで幅広くあります。「古典ってこんな話もあるの?」という驚きが、古典への興味の入口になります。

藤原&翔先生の実践アドバイス

藤原進之介より:

私が受験指導をしてきた中で気づいたことがあります。古典の点数が伸びる生徒は、例外なく「古典に対する拒否反応がない」生徒です。点数のために嫌々覚えるのではなく、まず「嫌いをなくす」ことが最優先。そのためのアプローチを本記事でお伝えしました。

受験生へのメッセージとして言わせてください。古典は「暗記科目」ではなく「読解科目」です。単語・文法の暗記は最小限でOK。それよりも「文脈を読む力」「背景知識」「感情移入力」を鍛えることが、共通テスト・二次試験での高得点につながります。

翔先生より:

私自身、中学生のころは古典が大嫌いでした。「なんで今さら昔の言葉を読まなきゃいけないの?」と本気で思っていました。でも、あるとき先生に勧められて現代語訳で『源氏物語』を読んだら、一気にハマったんです。

それからは「原文でも読んでみたい」という気持ちが生まれて、気づいたら古典が得意科目になっていました。「面白い」という感覚さえ一度つかめれば、あとは勝手に伸びていきます。今嫌いな人も、諦めないでください。

よくある失敗と解決策

失敗①:単語帳を最初から全部覚えようとする

解決策:まず頻出単語TOP100だけに絞る。全部を覚えようとして挫折するより、よく出る単語を確実に覚える方が圧倒的に効率的です。単語は「文脈の中で覚える」のが最も定着しやすい方法です。

失敗②:文法を完璧にしてから読もうとする

解決策:文法は「読みながら覚える」で十分です。助動詞の意味が曖昧でも、文脈から大意はつかめます。完璧主義になって読む前に燃え尽きるのが最悪のパターンです。

失敗③:辞書を引きすぎて読む速度が落ちる

解決策:最初の通読では知らない単語は飛ばしてOK。まず「大意をつかむ読み」と「精読」を分けて行いましょう。受験問題でも、全単語を知らなくても正解できる問題が大半です。

失敗④:漢文の返り点・句法の暗記だけで終わる

解決策:漢文も「物語・内容の面白さ」を先に知ることが大切です。句法は「この面白い文章を読むためのルール」と捉えると、覚えるモチベーションが全然違います。

今日からできるアクション

難しいことは一切ありません。今日この瞬間からできることをリストアップしました。

  1. 今夜、マンガ版か現代語訳で好きな古典作品を1作選んで読み始める(源氏物語・枕草子・平家物語・論語など)
  2. 教科書に出てくる古典の「時代背景」をWikipediaやYouTubeで5分だけ調べる
  3. 有名な古文・漢文の一節を声に出して読んでみる(「春はあけぼの…」でも「学びて思わざれば…」でも)
  4. 登場人物の気持ちを「現代版」に置き換えて、ノートに一言書いてみる
  5. 「笑える古典」として宇治拾遺物語の現代語訳を検索して読んでみる

この5つのうち、1つだけやってみてください。たった1つで、古典への見方が変わることを保証します。

まとめ・日本国語塾トップについて

この記事でお伝えしたことをまとめます。

  • 古典が嫌いになるのは「言葉の壁」「文脈が見えない」「現代との距離感」が原因
  • まずあらすじ・現代語訳・マンガで「物語全体」を把握することが最初のステップ
  • 登場人物の感情を現代人に置き換えて「感情移入」することで一気に面白くなる
  • 時代背景の知識が、行動の理由を理解させ、受験問題の正解率も上げる
  • 音読は古典の定着に絶大な効果がある
  • 「笑える古典」から入ることで、古典への拒否反応をなくせる

古典を「面白い」と思えるようになった瞬間、それは単なる趣味の発見ではなく、受験における強力な武器を手に入れた瞬間でもあります。ぜひ今日から、古典との向き合い方を変えてみてください。

日本国語塾トップでは、古文・漢文が苦手な生徒に対して、本記事で紹介したようなアプローチを取り入れた個別指導・少人数授業を行っています。「古典を面白く教えてほしい」「短期間で点数を上げたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。
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