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国語が苦手な子どもへの正しい声がけと家庭学習の作り方
はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな相談が保護者の方から届きました。
「うちの子、算数は好きで自分から進んでやるんですが、国語だけはまったくやる気が出ないんです。
『国語の勉強しなさい』と言うたびにケンカになってしまって…どう声をかければいいのか、
正直わからなくなってしまいました。」
これ、実はとても「あるある」な悩みです。国語が苦手な子どもへの声がけって、
じつはかなりデリケートで奥が深いテーマなんですよね。
翔先生も「自分が子どものころ、『文章をよく読みなさい』って言われるたびに
『よく読んでるのに!』ってイライラしてたんですよね(笑)」と言っていました。
そうなんです。子どもの側からすると、国語の勉強法がわからないまま叱られると、
やる気どころか国語嫌いが加速してしまう悪循環に陥りやすいのです。
この記事では、国語が苦手な子どもへの正しい声がけと、
家庭でできる国語学習の作り方を、保護者の皆さんに向けて
具体的にお伝えしていきます。中学受験・高校受験を控えたお子さんをお持ちの方は、
ぜひ最後までお読みください!
なぜこれが重要なのか
「国語なんて日本語なんだから、勉強しなくてもそのうちできるようになるんじゃないの?」
と思っている保護者の方、実は多いんです。でも、それが一番危険な誤解です。
国語の読解力・記述力は、放っておけば自然に伸びるものではありません。
それどころか、小学校高学年〜中学生の時期に適切な学習経験を積まないと、
受験本番で「文章は読める気がするのに点が取れない」という最悪のパターンにはまってしまいます。
さらに深刻なのが、誤った声がけが子どもの国語嫌いを固定化してしまうという問題です。
「なんでこんな簡単な問題がわからないの」「もっとちゃんと読みなさい」という言葉は、
保護者の方に悪意がまったくなくても、子どもの自己肯定感を大きく傷つけます。
国語は特に「センス」や「才能」の問題だと思われやすい科目なので、
否定的な言葉をかけられた子どもは「自分には向いていない」と思い込みやすいのです。
逆に言えば、正しい声がけと家庭学習の仕組みさえ整えれば、
国語は必ず伸びる科目です。日本国語塾TOPでも、
「国語が大嫌いだった」という生徒が半年で偏差値を15以上伸ばすケースは珍しくありません。
そのカギを握るのが、日々の家庭でのかかわり方なのです。
具体的な方法・ステップ解説
ステップ①:まず「なぜ苦手なのか」を一緒に整理する
国語が苦手な理由は、子どもによって大きく異なります。大きく分けると次の3タイプです。
- 語彙力不足タイプ:文章に出てくる言葉の意味がわからず、読む気を失っている
- 読解プロセス未習得タイプ:文章は読めているつもりだが、「筆者の主張」「登場人物の心情」を論理的に捉える方法を知らない
- 記述・表現力不足タイプ:頭では理解できているが、答えを言葉にできない
声がけの前に、「うちの子はどのタイプか」を親子で一緒に確認することが最初のステップです。
「最近国語でどこが難しいと感じる?」と、責めるのではなく純粋に興味を持って聞く姿勢が大切です。
ステップ②:NGワードを知り、正しい声がけに変える
国語が苦手な子どもに言ってはいけない言葉(NGワード)があります。
代表的なものを翔先生と一緒に挙げてみました。
| NGワード | なぜNGか | 代わりに使いたい言葉 |
|---|---|---|
| 「ちゃんと読みなさい」 | 「ちゃんと」の基準が子どもに伝わらない | 「もう一度、この段落だけ音読してみよう」 |
| 「なんでわからないの?」 | 自己否定感を生み、国語嫌いが固定化する | 「ここで迷ったんだね。どこが難しかった?」 |
| 「国語くらい読めないとダメ」 | プレッシャーが増すだけで学習効果はゼロ | 「一緒にやってみようか」 |
| 「センスないんじゃない?」 | 国語はセンスではなく技術。完全な誤解を植え付ける | 「国語は練習したら絶対伸びる科目だよ」 |
ポイントは、行動を具体的に示すこと。
「ちゃんとやりなさい」という言葉は、何をどうすればいいかがわからないため、
子どもは動けないまま自己嫌悪だけが積み重なってしまいます。
ステップ③:家庭学習メニューを「小さく・具体的に」設計する
国語の家庭学習で失敗しやすいのが、「問題集を1ページやりなさい」という漠然とした指示です。
国語が苦手な子には、最初から高すぎるハードルを設けないことが鉄則です。
以下のような「ミニ学習メニュー」から始めてみましょう。
-
【語彙力強化】毎日1語・新出語彙ノート
教科書や問題集に出てきたわからない言葉を1つだけ選び、意味と例文を書く。
毎日1語でOK。1週間続けると7語、1ヶ月で30語の語彙が積み上がります。 -
【読解力強化】音読5分
教科書の文章や短い物語を5分だけ声に出して読む。
音読には、文章の構造を「耳」からも理解させる効果があり、
黙読で飛ばしがちな部分に気づきやすくなります。 -
【読解力強化】「一言あらすじ」トレーニング
読んだ文章を「一文で言うと何の話か」と親子で話し合う。
これが「要旨把握力」の土台になります。 -
【記述力強化】日記・一行メモ習慣
「今日あったこと・感じたこと」を1〜3行で書く習慣をつける。
作文の基礎体力をつけるのに、これほど効果的な方法はありません。
ステップ④:親が「一緒に考える姿勢」を見せる
子どもが問題を解いていて詰まったとき、すぐに答えを教えるのも、
黙って待ち続けるのも、どちらも正解ではありません。
おすすめは、「お母さん(お父さん)もわからないから一緒に考えてみよう」と言うことです。
これは嘘をつくのではなく、子どもが「自分だけがわからないのではない」という安心感を持てるようにするための
大切なコミュニケーションです。国語は正解を教え込む科目ではなく、
「なぜそう思ったか」を言語化するプロセスそのものが学習なのです。
藤原流のポイント
私が長年指導してきて確信していることが一つあります。それは、
「国語が苦手な子どもは、国語が嫌いなのではなく、国語の勉強の仕方がわからないだけ」
だということです。
算数・数学は「計算の手順」「公式の使い方」という明確な手順があります。
でも国語は、「なんとなく読む」「なんとなく答える」という感覚的なアプローチで
勉強してきた子が多い。だから「何をどうすれば点が取れるのかわからない」という状態になるのです。
そこで私が保護者の皆さんにお伝えしたいのは、
「国語も技術・手順で教えられる科目だ」というメッセージを、
子どもに繰り返し伝えてほしいということです。
たとえば、こんな声がけが効果的です。
「国語って、実はコツさえわかれば点が取れるようになるんだよ。
今はそのコツを練習してる段階だから、まだできなくて当然だよ。」
これを言い続けることで、子どもの「どうせ自分には無理」という固定観念が少しずつ崩れていきます。
日本国語塾TOPでも、最初の授業でまず「国語は技術だ」という話をするのは、
このマインドセットの転換がす