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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

保護者必読|子どもの国語力を家庭で伸ばす7つの習慣と親の関わり方

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はじめに|「うちの子、国語だけが伸びない」その悩みに答えます

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

保護者の方からいただく相談の中で、圧倒的に多いのがこの言葉です。

「算数や理科は自分で教えられるのに、国語だけはどう手伝えばいいかわからなくて…」

本当によくわかります。国語は「なんとなく読んでいればいつか伸びる」と思われがちですが、実際はまったく逆です。国語力は、家庭での正しい習慣と親の関わり方によって、驚くほど伸びる科目なのです。

この記事では、私・藤原と翔先生が現場で実際に見てきた事例をもとに、家庭で今日からできる7つの習慣と、子どもの国語力を引き出す親の関わり方を具体的にお伝えします。受験学年のお子さまをお持ちの方はもちろん、低学年から先手を打ちたい保護者の方にも必読の内容です。

ぜひ最後まで読んで、明日の朝からご家庭で実践してみてください。

核心をお伝えします|国語力は「生活習慣」で決まる

まず最も重要なことをお伝えします。

国語力の本質は、テキストの解き方ではなく「言葉と思考の基礎体力」です。

入試の国語問題を見てみましょう。たとえば中学受験・高校受験を問わず頻出の「心情読解」問題では、次のような問いが出ます。

【入試問題の典型例(説明文・心情問題)】

「このとき、主人公はどのような気持ちでいたと考えられますか。本文中の言葉を使って説明しなさい。」

この問題に正しく答えるためには、①語彙力(言葉を知っている)②文脈把握力(前後のつながりを読む)③表現力(自分の言葉で書く)の3つが必要です。これらはすべて、日常生活の積み重ねから育つものです。

つまり、子どもの国語力を家庭で伸ばすということは、特別な勉強をさせることではなく、言葉が豊かになる生活環境を整えることなのです。

家庭で国語力を伸ばす7つの習慣

習慣①|食卓での「なぜ?」「どう思う?」会話を増やす

最も効果が高く、今日から始められる習慣が食卓での対話です。

ポイントは「yes/noで答えられない質問」をすることです。

△ 避けたい質問 ◎ 効果的な質問
「学校楽しかった?」 「今日いちばん面白かったことを教えて」
「テスト難しかった?」 「どの問題が難しかった?どうして難しいと思ったの?」
「宿題終わった?」 「今日読んだ本の中で、どの場面が好きだった?」

この習慣が「記述問題を自分の言葉で書く力」に直結します。入試の記述問題で「うまく書けない」子の多くは、日常的に自分の考えを言葉にする練習が不足しています。

習慣②|読み聞かせ・音読を「中学生になっても」続ける

「読み聞かせは小さい子向けでは?」と思っていませんか?実はこれが大きな誤解です。

翔先生が担当した中学3年生の生徒さんで、保護者の方が毎晩10分だけ新聞のコラム(天声人語・編集手帳など)を音読して聞かせていたケースがありました。その生徒さんは入試直前期に語彙力と読解スピードが急激に伸び、当初偏差値50以下だった国語が65を超えました。

音読の効果:

  • 「文章のリズム感」が体に入る
  • 知らない語彙に自然に触れる機会が増える
  • 文章の構造(主語・述語・接続詞の流れ)を耳で覚える
  • 親子のコミュニケーション時間になる

読み聞かせが難しければ、子どもに声に出して読んでもらうだけでも十分です。音読は黙読より脳を広範囲に活性化させることが研究でも示されています。

習慣③|本を「選ぶ自由」を与え、感想を否定しない

国語力を家庭で伸ばすうえで、親が犯しやすい最大のミスが「ためになる本を読ませようとする」ことです。

子どもが「鬼滅の刃の小説が読みたい」「歴史漫画しか読まない」と言っても、それで構いません。読書習慣そのものを作ることが先決であり、ジャンルの縛りは後回しにするのが正解です。

さらに重要なのが、感想を否定しないこと。

子ども:「この主人公、なんかムカつく」
親(NG):「そんなこと言っちゃダメ。ちゃんと読みなさい」
親(OK):「そうなんだ!どのシーンでそう思ったの?」

「ムカつく」という感情を言語化させ、「なぜそう思ったか」を掘り下げる対話こそが、入試の心情読解・記述問題の基礎力を育てます。

習慣④|「語彙ノート」を作り、家族で共有する

語彙力は国語力の土台です。しかし、単語帳を丸暗記させる方法は長続きしません。

私・藤原がおすすめするのは「家族共有の語彙ノート」です。方法はシンプル。

  1. 子どもが読書・テレビ・会話の中で「知らない言葉」に出会ったらノートに書く
  2. 意味を調べて書き添える
  3. 親も「今日職場で使った難しい言葉」を書いて共有する
  4. 週1回、家族で見返して会話のネタにする

親が一緒に取り組むことで、子どもは「言葉を知ることは大人になっても必要なこと」と実感できます。これが語彙学習の継続につながるのです。

中学受験・高校受験では、「傍観」「逡巡」「忸怩」「憐憫」のような抽象語・感情語が頻出です。日常会話ではなかなか出てこない言葉だからこそ、意識的に取り入れる仕組みが必要です。

習慣⑤|ニュース・新聞を「一緒に読んで話す」時間を作る

説明文・論説文の読解が苦手な子に共通しているのが、社会・科学・環境などの背景知識の不足です。

入試の説明文では、以下のようなテーマが頻出です。

  • AI・テクノロジーと人間の関係
  • 環境問題・気候変動
  • グローバル化・多様性
  • 言語・文化・アイデンティティ
  • 少子高齢化・社会問題

週に1〜2回、夕食後に5〜10分だけニュースや新聞コラムを一緒に読み、「これってどう思う?」と問いかける習慣を作るだけで、説明文読解のスピードと正答率が大きく変わります。

子ども向けに書かれた「朝日小学生新聞」「中高生新聞」などを活用するのもおすすめです。

習慣⑥|「書く経験」を日常に組み込む

記述問題・作文が苦手な子の多くは、単純に「書く経験の絶対量が不足」しています。

おすすめは以下の3つのステップです。

ステップ 内容 目安の文量
Step1(導入期) 「今日いちばん印象に残ったこと」を1文書く 1〜2文
Step2(発展期) 「理由を添えて今日の出来事」を書く 3〜5文
Step3(応用期) 読んだ本・見たニュースへの意見を書く 100〜200字

ここで親がやってはいけないのが、誤字や表現の細かい添削を最初からすることです。まず「書くことへの抵抗感をなくす」ことが最優先。内容を褒めることに徹し、文法・表現の修正は慣れてきてからにしましょう。

習慣⑦|「答え合わせ」より「なぜそう思ったか」を聞く

家庭学習で親が最もやりがちなのが、「正解かどうか」だけを確認する関わり方です。

国語の力を本当に伸ばすためには、正誤よりも「思考のプロセス」を見える化することが重要です。

親:「この問題、なんで②を選んだの?」
子:「なんとなく…」
親:「なんとなく、ってことは、①と②どっちも正解っぽく見えたってこと?どこが違うと思った?」

このように子どもの思考に寄り添う問いかけを習慣にすることで、入試本番で「なぜその選択肢を選ぶか」を自分で判断できる力が育ちます。これは塾で教えられないことであり、家庭だからこそできる最高の国語指導です。

実践事例・エピソード|現場から見た「伸びる家庭」の共通点

翔先生からも、現場で見てきた事例をお話しします。

私が担当した小学6年生のAくんは、入塾時点で国語の偏差値が43でした。本を読むのが嫌いで、記述はほぼ白紙。でも、お母さんが「毎晩10分だけ、今日の出来事をお互いに話す時間」を作ってくれました。

最初は一言二言しか話せなかったAくんが、3ヶ月後には「あのシーン、主人公は悔しかったんだと思う。なぜかというと…」と自分から理由をつけて話すようになっていました。6年生の秋の模試では偏差値58まで伸び、第一志望校に合格しました。

伸びる家庭に共通しているのは、「国語を特別な勉強として教えようとしない」ことです。生活の中に言葉の豊かさを溶け込ませ、子どもが「言葉で考えること」を楽しめる環境を作っている家庭が、結果として大きく国語力を伸ばしています。

よくある誤解と正しい理解

誤解①「たくさん本を読ませれば国語は伸びる」

正しくは:読書量は必要条件ですが十分条件ではありません。読んだ内容について「考え、話し、書く」プロセスが伴わないと、読解力には直結しません。読んだ後の対話が不可欠です。

誤解②「国語は才能だから、親には何もできない」

正しくは:国語力は後天的に伸ばせます。むしろ家庭環境が最も大きな影響を与える科目です。親の関わり方次第で、どの子でも確実に伸びます。

誤解③「問題集をたくさんやらせれば点数が上がる」

正しくは:問題演習は重要ですが、言語の基礎体力なしに問題だけ解いても「なんとなく解いている」状態から脱せません。語彙・対話・読書の習慣が先です。

誤解④「国語は後回しでいい」

正しくは:国語力は全科目の土台です。算数の文章題、理科・社会の記述問題、すべてに影響します。最も早く取り組むべき科目とも言えます。

今日からできる3ステップ|まず何から始めるか

7つの習慣を一度に始める必要はありません。まずこの3つから始めましょう。

  1. 今夜の夕食で「今日いちばん面白かったこと、なぜ面白かったの?」と聞く
    → 習慣①の即実践。難しい準備は何も不要です。
  2. 子どもが今読んでいる本(漫画でも可)を手に取り、「これどんな話?」と聞く
    → 習慣③の第一歩。内容を人に説明する「要約力」が育ちます。
  3. 子どもと一緒に「知らない言葉ノート」を1冊用意し、今週の言葉を1つ書く
    → 習慣④のスタート。親が一緒にやることが大切です。

この3つを2週間続けてみてください。子どもの言葉の使い方、話し方に必ず変化が出てきます。

まとめ・日本国語塾トップについて

今回お伝えした家庭で国語力を伸ばす7つの習慣をまとめます。

  1. 食卓での「なぜ?」「どう思う?」会話を増やす
  2. 読み聞かせ・音読を中学生になっても続ける
  3. 本を選ぶ自由を与え、感想を否定しない
  4. 語彙ノートを作り、家族で共有する
  5. ニュース・新聞を一緒に読んで話す時間を作る
  6. 書く経験を日常に組み込む
  7. 「答え合わせ」より「なぜそう思ったか」を聞く

国語力は一朝一夕には伸びませんが、正しい習慣を続けた家庭では、必ず・確実に伸びます。これは私・藤原と翔先生が何百人もの受験生を指導してきた中で確信していることです。

「何から始めればいいかわからない」「子どもの国語力が心配」という方は、ぜひ一度ご相談ください。


日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。
nihonkokugojuku.comからお気軽にお問い合わせください。
また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。

💡 藤原先生からの学習アドバイス

# 学習アドバイス

国語力とは知識の暗記ではなく、著者の意図を読み解き自分の考えと対話する力であるため、家庭で親が「なぜそう思った?」と問い返す習慣をつけることで、受験問題の根底にある論理構造を自力で把握できる思考回路が形成されます。

📚 この記事について|日本国語塾・数強塾グループ

本記事は、数強塾グループ代表 藤原進之介の監修のもと作成しています。
藤原は情報教育の専門家としてKADOKAWAより
藤原進之介の ゼロから始める情報I』『ライバルに差をつける 情報I 鉄板の100題』、
Gakkenより『きめる!共通テスト情報I』など10冊以上の著書を刊行(累計10万部超)。
「本質を捉える理解」という指導哲学は、国語教育にも一貫して反映されています。

日本国語塾では一流講師が担任として専属で指導します。
現代文・古文・漢文・小論文を体系的に、かつ本質から理解できる指導を提供しています。

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