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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

漢文の抑揚形|AでさえBだ、まして〜はなおさらだ

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抑揚形 ―― AでさえBだ、まして〜はなおさらだ

抑揚形は軽いものを先に挙げて、重いものを強調する句法です。「AでさえBなのだから、まして〜はなおさらだ」という形で、「況んや〜をや」が目印になります。

抑揚形 の一覧

項目 働き 例(白文) 読み方
A且B、況C乎 AでさえBだ、ましてCはなおさらだ 死馬且買之、況生馬乎 死馬すら且つ之を買ふ、況んや生馬をや
A尚B、況C乎 且の代わりに尚を使う 禽獣尚知恩、況人乎 禽獣すら尚ほ恩を知る、況んや人をや
況C乎(単独) ましてCはなおさらだ 況君子乎 況んや君子をや

項目別の解説

例文はすべてこのページ用に作成したものです。

A且B、況C乎

働き
AでさえBだ、ましてCはなおさらだ
死馬且買之、況生馬乎死馬すら且つ之を買ふ、況んや生馬をや
ポイント
死んだ馬さえ買うのだから、生きた馬はなおさらだ。

A尚B、況C乎

働き
且の代わりに尚を使う
禽獣尚知恩、況人乎禽獣すら尚ほ恩を知る、況んや人をや
ポイント
けものでさえ恩を知る。まして人はなおさらだ。

況C乎(単独)

働き
ましてCはなおさらだ
況君子乎況んや君子をや
ポイント
前の内容を受けて使う。

間違えやすい点

読みの決まり 前半の「且」「尚」は「すら」と読み、後半は「況んや〜をや」で結ぶ。
強調の方向 後半のほうが程度が強い。軽い例を先に置いて、重い結論を導く。
且 の判別 この形の「且」は再読文字でも接続詞でもなく「すら」。後に「況」があるかで判断する。

入試ではどう問われるか

「すら」と「況んや〜をや」の送り仮名が採点点です。また、この形の「且」を再読文字「まさニ〜ントす」と読んでしまう誤りが多く、後方に「況」があるかどうかで判断してください。

本ページは漢文訓読法の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。

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よくある質問

抑揚形とは何ですか。

軽い例を先に挙げ、重いものを強調する句法です。「AでさえBだ、ましてCはなおさらだ」と訳します。

目印は何ですか。

前半の「且」「尚」を「すら」と読み、後半を「況んや〜をや」で結びます。

「且」を再読文字と間違えませんか。

後方に「況」があれば抑揚形の「すら」です。「況」の有無で判断してください。

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