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はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな質問が生徒から飛んできました。
「先生、古文の動詞って活用が多すぎて頭がパンクしそうです……しかも歴史的仮名遣いって、
なんで『ゐる』とか『をかし』とか、現代語と違う字を使うんですか?
試験に出るたびに”なんとなく”で答えてしまって、毎回悔しいです!」
気持ち、すごーくわかります!笑 翔先生も「自分が受験生のとき、まったく同じでした」と言っていました。
でも安心してください。文語文法(古典文法)の基礎は、正しい順序で整理すれば
必ずスッキリ理解できます。今回は「歴史的仮名遣い」と「語形変化(活用)」を軸に、
受験で得点に直結する知識を完全整理していきますよ!
なぜこれが重要なのか
「文語文法なんて古くない?」と思ったあなた、ちょっと待ってください。
大学入試共通テストでも、国公立二次・私大の記述・選択問題でも、
古文・漢文の得点源は文語文法の理解度にかかっています。
具体的に見てみましょう。
-
歴史的仮名遣いが読めないと、単語の意味を辞書で引くことすらできない。
現代語訳問題で「わけのわからない訳」を書いてしまう原因の多くがここです。 -
動詞・形容詞・助動詞の活用(語形変化)が曖昧だと、
文の構造が把握できず、読解がすべて”ノリ”頼みになってしまう。 -
センター試験時代から一貫して、文語文法の識別問題(「なり」の判別など)は
毎年必ず出題されており、ここを固めるだけで10〜20点アップも珍しくありません。
翔先生いわく「古文は語学です。英語の文法を先に覚えるのと同じで、
文語文法を先に固めると読解スピードが劇的に上がります」。
つまり、文語文法の基礎固めは、古文学習の最大の投資対効果なのです!
具体的な方法・ステップ解説
ステップ① 歴史的仮名遣いのルールを7つのパターンで覚える
歴史的仮名遣いは「昔の人がこう書いていた」というルールです。
現代仮名遣いへの読み換えには、主に以下の7パターンがあります。
例外はほぼなく、ルールが非常に規則的なのが特徴です。
| 歴史的仮名遣い | 現代仮名遣い | 例 |
|---|---|---|
| 語頭以外の「は・ひ・ふ・へ・ほ」 | 「わ・い・う・え・お」 | かはいし → かわいし/あふ → あう |
| 「ゐ・ゑ・を」(語中・語末) | 「い・え・お」 | ゐる → いる/ゑ → え |
| 「む」(語末・助動詞) | 「ん」またはそのまま「む」 | 読まむ → 読まん(読もう) |
| 「くわ・ぐわ」 | 「か・が」 | くわじ → かじ(火事) |
| 「ぢ・づ」 | 「じ・ず」(一部例外あり) | みづ → みず(水)/はぢ → はじ(恥) |
| 「au」の音(あう・かう等) | 「oo(おお)」 | かうして → こうして/まうす → もうす |
| 「eu」の音(えう等) | 「you(よう)」 | けう → きょう(今日) |
藤原流ポイント(先出し!):この表は「丸暗記」しようとすると挫折します。
実際の古文テキストを読みながら、出てきたたびに確認するという
「接触回数を増やす学習法」が断然効果的です。5回見た単語は絶対に忘れません!
ステップ② 動詞の活用種類(9種)を「使用頻度順」に攻略する
文語文法の動詞活用には9種類あります。いきなり全部やろうとすると心が折れるので、
頻出順に攻略するのが賢いやり方です。
-
四段活用(最頻出!)
― 語尾がア・イ・ウ・エ段に活用。現代語の五段活用に相当。
例:「書く」→ か/き/く/け/け(未然・連用・終止・連体・已然・命令) -
上一段活用
― 「ひ・み・いる・いる・いれ・いよ」のパターン。
該当語は少数(着る・似る・率る・干る など)で、丸ごと暗記が得策。 -
下二段活用
― ウ・エ段を中心に活用。現代語の下一段に対応することが多い。
例:「受く」→ うけ/うけ/うく/うくる/うくれ/うけよ -
カ行変格活用(カ変)
― 「来(く)」一語だけ。こ/き/く/くる/くれ/こよ で暗記確定。 -
サ行変格活用(サ変)
― 「す」「おはす」など。せ/し/す/する/すれ/せよ が基本形。 -
ナ行変格・ラ行変格
― 「死ぬ・往ぬ(ナ変)」「あり・をり・はべり・いまそかり(ラ変)」など、
語数が少ないのでリストで暗記。 -
上二段・下一段
― 比較的出題頻度は低めだが、識別問題に絡むことがあるので後半で固める。
翔先生のアドバイス:「活用表を縦で覚えるより、
接続する助動詞(未然形接続・連用形接続など)とセットで横断的に覚えると、
実際の読解でそのまま使えます。単体暗記は非効率です!」
ステップ③ 形容詞・形容動詞の二系統を攻略する
形容詞には「ク活用」と「シク活用」の2種類があります。
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ク活用:「高し」「白し」など性質・状態を表す語。
活用語尾:(く)/く/し/き・かる/けれ/かれ -
シク活用:「美し(うつくし)」「悲し(かなし)」など感情・主観的評価の語。
活用語尾:(しく)/しく/し/しき・しかる/しけれ/しかれ
さらに、それぞれに「本活用」と「補助活用(カリ活用)」があります。
補助活用は助動詞が続くとき(「高からず」「うつくしかりき」など)に登場します。
これを混同している受験生が非常に多いので要注意!
形容動詞は「ナリ活用」と「タリ活用」の2種。
「静かなり(ナリ)」「堂々たり(タリ)」という語尾のパターンで判別できます。
ステップ④ 助動詞の「接続・意味・活用」三点セットで整理する
受験生が最もつまずくのがここ。助動詞は30種以上ありますが、
入試で問われるのは限られています。優先度の高いものから、
「どの活用形に接続するか」「何を意味するか」「自身はどう活用するか」
の三点セットで覚えましょう。
| 助動詞 | 接続 | 主な意味 | 活用型 |
|---|---|---|---|
| る・らる | 未然形 | 受身・尊敬・可能・自発 | 下二段型 |
| す・さす | 未然形 | 使役・尊敬 | 下二段型 |
| き | 連用形 | 過去(直接体験) | 特殊型 |
| けり | 連用形 | 過去(伝聞・詠嘆) | ラ変型 |
| む・むず | 未然形 | 推量・意志・仮定・婉曲など | 四段型 |
| べし | 終止形 | 推量・当然・義務・命令など | ク活用型 |
| なり(断定) | 体言・連体形 | 断定・存在 | ラ変型 |
| なり(伝聞推定) | 終止形 | 伝聞・推定 | ラ変型 |
特に「なり」の二種類の識別(断定 vs 伝聞推定)は頻出中の頻出。
接続する形(連体形か終止形か)と文脈で判断する練習を積みましょう。
藤原流のポイント
ここからは、私・藤原進之介が受験指導の中で見つけてきた
「文語文