数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
はじめに
藤原:今回は「早稲田大学教育学部の国語」について、傾向と対策を詳しく解説していきます。教育学部は学科・専修の数が非常に多く、志望する学科によって国語の重要度や配点比率が変わってくるのが大きな特徴です。
翔:はい。同じ「早稲田大学教育学部の国語」という試験でも、国語国文学科を目指す受験生と、理系科目を中心とする学科・専修を目指す受験生とでは、国語にかける学習時間の配分がまったく違ってきます。この記事では、まず全体像を押さえたうえで、現代文・古文・漢文それぞれの設問タイプ別の解き方、そして今日から実践できる学習アクションまで、順を追ってお伝えします。
藤原:配点・試験時間・大問数といった数字の部分は年度によって変更される可能性がありますので、本記事では「近年の傾向」として一般的な特徴をお伝えします。受験される年度の正確な情報は、必ず早稲田大学の最新の募集要項・入試要項でご確認ください。
出題の全体像
翔:早稲田大学教育学部の国語は、一般選抜において全学科共通の問題が課される一方で、学科・専修ごとに国語・英語・数学・理科・社会などの配点比率が異なる仕組みになっています。これが「早稲田大学教育学部の国語」を語るうえで最初に押さえるべきポイントです。
学科によって配点が変わるという構造を理解する
藤原:教育学部には教育学科(教育学専修、生涯教育学専修、教育心理学専修)、国語国文学科、英語英文学科、社会科(地理歴史専修、公共市民学専修)、理学科(生物学専修、地球科学専修)、数学科、複合文化学科など、非常に幅広い学科・専修が存在します。
翔:文系寄りの学科・専修では国語や英語、地歴・公民の配点が高く設定される傾向があり、理系寄りの学科・専修では数学・理科の配点が高くなる傾向があります。特に国語国文学科を志望する場合、国語の配点比率が他学科に比べて高く設定されているケースが一般的に見られます。
藤原:つまり「早稲田大学教育学部の国語」対策を始める前に、まず自分が志望する学科・専修の配点比率を募集要項で確認し、国語にどれだけの学習時間を割くべきかを逆算することが、効率的な受験戦略の第一歩になります。
翔:これは本当に重要です。国語国文学科志望なのに国語を後回しにしてしまう、あるいは理系専修志望なのに国語に時間をかけすぎてしまう、というミスマッチはよくある失敗パターンなので、後の章でも詳しく触れますね。
現代文・古文・漢文の標準的構成
藤原:近年の早稲田大学教育学部の国語は、現代文(評論・随筆等)、古文、漢文の三分野から構成される形が標準的です。試験時間・大問数・配点の具体的数値は年度によって変わりうるため、必ず最新の募集要項でご確認いただきたいのですが、構成そのものは長年安定しています。
翔:現代文は論理的文章を中心に、内容説明・理由説明・空所補充・漢字の書き取りなど、標準的な設問タイプが組み合わされます。古文は文法・単語知識を前提とした内容読解、そして漢文は句法・語彙の知識を問う設問と読解を組み合わせた構成が続いています。三分野をバランスよく仕上げることが、早稲田大学教育学部の国語で安定した得点を取るための基本方針です。
設問タイプ別の解き方
藤原:ここからは、現代文・古文・漢文それぞれの設問タイプ別に、具体的な解き方を解説していきます。実際の入試本文は引用できませんので、翔先生に自作の例文で説明してもらいましょう。
現代文:内容説明問題の解き方
翔:内容説明問題は「傍線部はどういうことか」を問うタイプです。例えば、次のような自作の例文を考えてみましょう。
【翔先生オリジナル例文】
「言葉は単なる記号ではなく、共同体の記憶を運ぶ器である。私たちが何気なく使う一語一句には、先人たちが積み重ねてきた思考の痕跡が刻まれている。」
翔:ここで「言葉は共同体の記憶を運ぶ器である、とはどういうことか」と問われたとします。解き方の手順は次の通りです。
- 傍線部中の比喩表現(「器」)を、本文中の言い換え表現に置き換える。
- 直前・直後の文から、比喩の内実(「先人たちの思考の痕跡」)を抜き出す。
- 選択肢がある場合は、比喩をそのまま残した選択肢を除外し、抽象度が一致するものを選ぶ。
藤原:早稲田大学教育学部の国語では、比喩や抽象概念を具体化させる設問が頻出です。傍線部の一語だけを見るのではなく、前後の文脈で「言い換え」を探す習慣をつけましょう。
現代文:理由説明問題の解き方
翔:理由説明問題は「なぜそう言えるのか」を問うタイプです。因果関係を示す接続語(「なぜなら」「そのため」「したがって」)に注目し、傍線部の前後にある論理構造を可視化することがコツです。
藤原:具体的には、傍線部を含む一文を主語・述語レベルまで分解し、「原因→結果」の矢印を頭の中で引く練習をしてください。選択肢問題であれば、原因の部分だけがすり替えられている誤答が多いので、原因部分を特に厳しくチェックする姿勢が大切です。
現代文:空所補充・漢字問題の解き方
翔:空所補充問題では、前後の文の論理関係(対比・並列・因果・具体例)を見極めることが最優先です。漢字の書き取り・読み問題は、早稲田大学教育学部の国語では標準的な難易度で出題される傾向があるため、日々の学習で読み書きの両方を反復しておくことが得点の安定につながります。
古文:文法・単語問題の解き方
翔:古文では、まず助動詞の意味・活用、敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)を正確に識別できることが大前提です。次の自作例文で確認してみましょう。
【翔先生オリジナル例文】
「かの姫君、いとあはれに思されければ、御文をぞたてまつりける。」
翔:この一文で問われやすいのは、①「思され」の「れ」が自発・受身・尊敬のいずれかを識別する問題、②「たてまつり」が誰から誰への敬意を表す謙譲語かを問う問題、の二つです。解き方としては、敬語の種類を判別したうえで、動作の主体・客体をセットで把握することが重要です。
藤原:古文の主語判定は、早稲田大学教育学部の国語における古文読解の生命線です。敬語のレベル(誰から誰への敬意か)を丁寧に追うことで、主語の省略が多い古文でも読み違いを防ぐことができます。
古文:内容読解・心情把握問題の解き方
翔:心情把握問題では、登場人物の行動・発言・和歌の内容から心情を裏付ける根拠を探すことが基本です。感情を表す形容詞・形容動詞(「あはれなり」「くちをし」「うれし」など)に印をつけながら読む習慣をつけると、設問対応がスムーズになります。
漢文:句法・書き下し問題の解き方
翔:漢文では、使役・受身・反語・比較・詠嘆などの基本句法を正確に押さえることが最優先です。自作例文で確認しましょう。
【翔先生オリジナル例文(書き下し)】
「豈に learning を好まざらんや」→「豈に学を好まざらんや(どうして学問を好まないことがあろうか、いや好むのだ)」
翔:「豈に〜んや」は反語の典型的な句形です。句法を暗記する際は、必ず現代語訳とセットで、かつ「肯定・否定のどちらの意味になるか」を意識して覚えることが大切です。
漢文:内容読解問題の解き方
藤原:漢文の内容読解問題では、句法の知識を使って文構造を正確に把握したうえで、話の展開(起承転結や対比構造)を追うことが求められます。早稲田大学教育学部の国語における漢文は、句法知識と読解力の両方をバランスよく問う出題が続いているため、句法の暗記だけで終わらせず、実際の文章の中で運用する練習が欠かせません。
藤原&翔先生の実践アドバイス
藤原:ここまで設問タイプ別の解き方を見てきましたが、実際の学習ではどう組み立てればよいか、翔先生と一緒にアドバイスをまとめます。
翔:まず大前提として、志望する学科・専修の配点比率を確認し、国語にかける学習時間の優先順位を決めることです。国語国文学科志望であれば国語は最重要科目として毎日触れるべきですし、他学科であっても現代文・古文・漢文の三分野をバランスよく仕上げることが合格への近道になります。
藤原:具体的な学習の進め方としては、①古文単語・文法、漢文句法といった「知識のインプット」を夏までに固める、②秋以降は過去問演習を通じて設問タイプごとの解き方を体に染み込ませる、③冬は時間配分を意識した通し演習を繰り返す、という三段階が効果的です。
翔:現代文については、日々の学習で「なぜこの選択肢が正解で、なぜあの選択肢が誤りなのか」を言語化する習慣をつけてください。早稲田大学教育学部の国語では選択肢の紛らわしさが特徴の一つですので、正誤の根拠を本文の言葉で説明できるようになることが得点力の底上げにつながります。
藤原:また、記述式の設問が含まれる場合は、字数指定や解答欄の大きさに応じて、要素を過不足なく盛り込む練習が必要です。「主語・述語・因果関係」の三点セットを意識して答案を組み立てると、採点者に伝わりやすい記述になります。
よくある失敗と解決策
失敗①:配点比率を確認せず学習時間を誤配分する
翔:先ほども触れましたが、志望学科の配点を確認しないまま「国語は早稲田だから難しいはず」と漠然とした不安だけで時間をかけすぎたり、逆に軽視してしまったりするケースがよくあります。
藤原:解決策はシンプルで、募集要項を早い段階で確認し、各科目の配点比率を紙に書き出すことです。これだけで学習計画の優先順位が明確になります。
失敗②:古文単語・漢文句法の暗記が中途半端なまま読解演習に進んでしまう
翔:基礎知識が不安定なまま長文演習ばかり繰り返しても、なぜ間違えたのかが分析できず、同じミスを繰り返してしまいます。
藤原:解決策は、古文単語帳・句法一覧を「毎日決まった時間に反復する」というルーティンを作ることです。読解演習と並行して、知識のメンテナンスを怠らないことが早稲田大学教育学部の国語の得点安定につながります。
失敗③:現代文の選択肢を「なんとなく」で選んでしまう
翔:感覚的に選択肢を選んで正解しても、本番の初見問題では通用しません。
藤原:解決策は、過去問演習の際に必ず「消去法の根拠」をノートに書き出すことです。各選択肢について本文のどの部分と矛盾するかを言語化する習慣が、再現性のある得点力を作ります。
失敗④:時間配分を意識しないまま演習してしまう
翔:現代文・古文・漢文の三分野構成では、一つの分野に時間をかけすぎて他の分野が手薄になるという失敗が起こりがちです。
藤原:解決策は、過去問演習の段階から本番同様の時間を計り、分野ごとの目標時間を設定しておくことです。
今日からできるアクション
翔:最後に、今日から取り組める具体的なアクションをまとめます。
- 志望学科・専修の配点比率を募集要項で確認し、国語の学習優先順位を決める。
- 古文単語帳・漢文句法一覧を用意し、毎日10〜15分の反復学習を始める。
- 現代文の問題を解いた後、選択肢の正誤根拠を本文の言葉でノートに書き出す。
- 古文では敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)を意識しながら主語判定の練習をする。
- 漢文では句法を覚える際、必ず現代語訳とセットで意味を確認する。
- 過去問演習の際は本番同様に時間を計り、分野ごとの時間配分を体に覚え込ませる。
藤原:これらは特別な才能を必要とするものではなく、誰でも今日から始められる地道な積み重ねです。早稲田大学教育学部の国語は、こうした基礎の積み重ねが確実に得点に反映される試験だと言えます。
まとめ・日本国語塾TOPについて
藤原:今回は早稲田大学教育学部の国語について、学科によって配点・出題が変わる点を踏まえながら、現代文・古文・漢文の標準的構成と設問タイプ別の解き方を解説しました。
翔:配点や試験時間、大問数は年度によって変更される可能性がありますので、必ず最新の募集要項・入試要項でご確認ください。そのうえで、今回お伝えした解法や学習の進め方を実践していただければ、早稲田大学教育学部の国語に対する得点力は着実に上がっていくはずです。
日本国語塾TOPは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。nihonkokugojuku.comからお気軽にお問い合わせください。
また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。
💬 数強塾グループ 公式LINEに登録しよう
情報I・数学・英語・国語に関する有益な情報発信や無料授業の告知をLINEで行っています。英検合格保証の英論会もこちら👇
プレゼント付き公式LINEを友だち追加