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東京都公立高校入試の国語対策|都立共通問題と自校作成問題の攻略
はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな質問をもらいました。
「先生、都立の国語って何をどこから勉強すればいいんですか?模試を受けたら漢字は書けてるのに、論説文で半分しか取れなくて……あと作文がまじで苦手すぎます😭」
これ、都立受験生の「あるある」です。漢字はできる。でも読解が伸びない。作文はそもそも何を書けばいいかわからない。こういう悩みを抱えている中学生、本当に多いんです。
翔先生も言っていました。「都立国語は”型”を知っているかどうかで点数が全然変わる科目なんです。感覚でやっていると伸び悩む、でも正しい方法を知れば一気に点が上がる、そういう科目ですよね」と。まさにそのとおり。
この記事では、東京都公立高校入試(都立高校入試)の国語について、共通問題と自校作成問題の違いから始まり、それぞれの具体的な攻略法まで、徹底的に解説していきます。「東京都立 国語 対策」「都立高校入試 国語 勉強法」で調べてここに来てくれた受験生、最後まで読めば必ず「来てよかった!」と思えるはずです。いきましょう!
なぜこれが重要なのか
東京都の公立高校入試、特に都立高校の入試は受験者数が全国最多クラスです。毎年5万人前後が受験する、日本最大規模の高校受験戦線。その中で国語は、どの高校を受けるにしても避けて通れない超重要科目です。
ここで多くの受験生が見落としている重要なポイントがあります。それは、
- 都立共通問題(多くの都立高校が使用する標準的な試験)
- 自校作成問題(日比谷・西・戸山などトップ校が独自に作成する試験)
この2種類の入試が存在するという事実です。勉強法をひとくくりにしていると、どちらにも中途半端な対策になってしまいます。特に自校作成校を狙う受験生が「共通問題の問題集だけやってればいいや」と油断するのは非常に危険です。
逆に言えば、自分が受ける試験の“型”を正確に把握して、的を絞った対策をするだけで、周囲の受験生より大きなアドバンテージを取ることができます。知識より戦略。それが都立国語攻略の第一歩です。
具体的な方法・ステップ解説
① まず「どちらの問題」を受けるか確認しよう
攻略の第一歩は、自分が受ける高校が共通問題校か自校作成問題校かを確認することです。
【自校作成問題実施校(国語)】(2024年度時点。毎年確認を!)
- 日比谷高校
- 西高校
- 戸山高校
- 青山高校
- 立川高校
- 国分寺高校
- 新宿高校
- 墨田川高校
- 国際高校(英語のみ)
上記以外の都立高校は共通問題を使用します。まず志望校を確認し、「自分はどちらを受けるのか」を明確にしましょう。ここがブレると対策も全部ブレます。
② 都立共通問題の構成と攻略法
共通問題の国語は、大問構成がほぼ固定されています。パターンを知ることが最大の武器です。
【大問構成】
- 大問1:論説文(説明的文章)の読解
- 大問2:小説・随筆(文学的文章)の読解
- 大問3:古文の読解
- 大問4:作文
- 大問5:漢字の読み書き
試験時間は50分。配点は各大問おおよそ20点前後です。
論説文(大問1)の攻略
論説文では、筆者の主張=キーワードの繰り返しを追いかけることが基本です。傍線部の前後だけを読む”局所読み”は禁物。段落ごとの役割(問題提起→展開→結論)を意識して、全体の論の流れをつかみましょう。選択肢問題では、「本文に書いていないことが含まれている選択肢は×」というシンプルなルールを徹底するだけで正答率が上がります。
小説・随筆(大問2)の攻略
文学的文章で最も大切なのは「登場人物の気持ち」を本文の言葉で説明できるかです。「なんとなく悲しそう」では正解できません。「〇〇という出来事があって、〇〇という言葉からこの人物は〇〇と感じている」という根拠+感情の言語化を練習してください。
古文(大問3)の攻略
都立共通問題の古文は、難易度はそこまで高くありません。ただし、現代語訳や注釈が丁寧についていることを前提に問題が作られています。注釈を最大限活用する読み方を身につけましょう。また「誰が・誰に・何をした」という主語の把握が古文読解の生命線です。主語が省略されやすい日本語の特性を意識して読む練習を積んでください。
作文(大問4)の攻略
都立の作文は、資料やグラフを読み取って、自分の意見を200〜300字程度で記述する形式が多いです。採点基準は大きく①条件を満たしているか、②根拠が明確か、③文章の体裁が整っているかの3点。「序論→根拠→結論」の三段構成を型として身につけておけば、迷わず書けるようになります。作文は練習量に比例して必ず伸びます。週1回でも書く習慣をつけましょう。
漢字(大問5)の攻略
漢字は得点源であり、絶対に落としてはいけない大問です。都立の漢字は教科書レベルが中心ですが、毎日10分の漢字練習を3ヶ月続けるだけで満点が狙えます。「書けるけど意味がわからない」漢字は定着が甘い証拠。意味と一緒に覚えるようにしましょう。
③ 自校作成問題の構成と攻略法
自校作成問題は、共通問題より文章量が多く・設問の難易度が高いのが特徴です。特に論述・記述問題の比重が増え、「本文の言葉を使って〇〇字以内で説明しなさい」というタイプの問題が多く出題されます。
【自校作成問題で差がつくポイント】
- 文章の論理構造を図式化して把握する力
- 抽象的な内容を具体例と結びつけて理解する力
- 記述答案で「過不足なく・的確に」まとめる文章力
- 古典(古文・漢文)の基礎知識(文法・句法)
自校作成校を志望するなら、共通問題の対策を固めた上で、過去問を最低5年分解き、自分の言葉で記述する練習を徹底してください。記述は第三者(先生や塾)に採点してもらうことが上達の近道です。一人で丸つけしているだけでは伸び悩みます。
④ 年間スケジュールのイメージ
中3の4月〜夏休み前:漢字・語彙の基礎固め+論説文・小説の読解の型を学ぶ
中3の夏休み:古文の基礎知識(歴史的仮名遣い・重要語彙)の整備+作文練習スタート
中3の9月〜11月:共通問題の過去問を3〜5年分解く+苦手分野の集中補強
中3の12月〜入試直前:過去問演習+時間配分の最終調整
藤原流のポイント
ここからは、私・藤原進之介が特に強調したい「ちょっと違う視点」でのアドバイスをお伝えします。
「国語は感覚」という思い込みを今すぐ捨てよう
「国語は生まれつきの感覚で決まる」「読書量が多い人が有利」という迷信、信じていませんか?ハッキリ言います。都立入試の国語は、技術で点が取れる試験です。正しい読み方・解き方の型を学び、それを練習で定着させる。これを繰り返すだけで確実に点数は上がります。感覚に頼っていた人ほど、正しい学習に切り替えたときの伸びが劇的です。
選択肢は「消去法」で攻める
都立国語の選択肢問題は、「正しいものを選ぶ」より「明らかに間違っているものを消す」という消去法が有効です。間違いの選択肢には必ずパターンがあります。①本文に書いていないことが含まれる、②言い過ぎ・断定しすぎ、③主語や対象がすり替わっている、この3パターンを意識するだけで正答率がぐっと上がります。