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漢文の句法を完全攻略|再読文字・否定・使役を一気に整理

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漢文の句法を完全攻略|再読文字・否定・使役を一気に整理


漢文の句法を完全攻略|再読文字・否定・使役を一気に整理

監修:数強塾グループ代表・藤原進之介 / 日本国語塾TOP|nihonkokugojuku.com

はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、塾に来た高2の生徒がこんなことを言っていました。

「先生……漢文って、どこから手をつければいいんですか?
再読文字とか使役とか、単語帳に載ってるんですけど、全然頭に入ってこなくて。
模試で漢文が出るたびに”エイヤッ!”で勘で選んでます」

そう言いながら苦笑いしている彼を見て、翔先生も「あるある……」と深くうなずいていました(笑)。
でもね、これ、決して珍しい悩みじゃないんです。漢文の句法って、覚えるべきパターンは実は限られているのに、
なぜかとっつきにくく感じてしまう。その理由のひとつは「体系的に整理されていない状態で丸暗記しようとしているから」です。

この記事では、漢文句法の最重要3ジャンル「再読文字・否定・使役」を、
入試本番で即使えるレベルまで一気に整理していきます。
漢文が苦手な人も、もう少しで完成しそうな人も、ぜひ最後まで読んでいってください!

なぜこれが重要なのか

まず現実を確認しましょう。共通テストをはじめ、多くの大学の2次試験でも、
漢文の配点は現代文・古文と並んで無視できない比重を占めています。
センター時代から現在まで変わらず、漢文で安定して得点できる受験生は、国語全体のスコアが安定します。

そして漢文で安定して点が取れる受験生の共通点は何かというと、
「句法を体に染み込ませている」こと。これに尽きます。

漢文は英語と違って、語彙の量より句法(構文)の理解が得点に直結します。
特に以下の3ジャンルは入試頻出中の頻出です。

句法ジャンル 入試での出現頻度 攻略の優先度
再読文字(未・将・当・応・宜・猶など) ★★★★★ 最優先
否定(不・非・無・莫・弗など) ★★★★★ 最優先
使役(使・令・教・遣など) ★★★★☆ 優先

これら3つを確実に押さえるだけで、漢文の読解問題・書き下し問題の正答率は
劇的に上がります。「漢文苦手」を卒業したい人は、ここを起点にしましょう。

具体的な方法・ステップ解説

1 再読文字を完全制覇する

再読文字とは、最初に返り点なしで読み、後でもう一度ひらがなで読むという特殊な漢字のことです。
「二度読む」という仕組みを理解すれば、構造はシンプルです。

【再読文字の基本構造】
(再読文字)+(動詞など)
→ 最初に副詞として読み → 文末でひらがな(助動詞)として再び読む

入試頻出の再読文字を一覧で確認しましょう。

再読文字 読み方(訓読) 意味 例文イメージ
いまだ〜ず まだ〜しない 未見(いまだみず)
まさに〜んとす 今にも〜しようとする 将行(まさにゆかんとす)
まさに〜べし 当然〜すべきだ 当努力(まさにどりょくすべし)
まさに〜べし 当然〜すべきだ/〜のはずだ 応知(まさにしるべし)
よろしく〜べし 〜するのがよい 宜速(よろしくすみやかにすべし)
すべからく〜べし ぜひとも〜しなければならない 須努力(すべからくどりょくすべし)
なほ〜がごとし ちょうど〜のようだ 猶魚(なほうおのごとし)
よし〜 〜の方法がある/〜できる(文脈による) (やや出題少なめ)

特に要注意なのが「未」「将」の対比です。
「未」は「まだ〜していない(否定・過去)」、「将」は「まさに〜しようとしている(未来・意志)」。
この対比を混同すると、文意が真逆になります。

【例文】未 見 其 人。
読み:いまだそのひとをみず。
意味:まだその人を見ていない。
【例文】将 発。
読み:まさ

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