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要約力を鍛える練習法|新聞・社説を使った毎日5分の訓練

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

先日、こんな質問が届きました。

「藤原先生、要約ってどうやって練習すればいいんですか?問題を解くたびに”要約しなさい”って指示が出るのに、何をどうまとめればいいのか全然わからなくて…」

高校2年生のAさんからのリアルな悲鳴です(笑)。わかります、わかります!「要約しなさい」って言葉、ものすごく簡単そうに見えて、実はめちゃくちゃ奥が深い。翔先生も「要約は国語の総合格闘技ですよ」とよく言っています。読解力・論理力・語彙力・記述力、全部が試される最強の訓練なんです。

そして今回ご紹介するのは、特別な教材も参考書も必要ない、新聞・社説を使った毎日5分の要約トレーニングです。「え、新聞?時代遅れじゃない?」と思ったあなた、ちょっと待ってください。実はこれ、難関大学の国語・小論文対策として最強の素材なんです。さあ、一緒に要約力を鍛えていきましょう!


なぜ要約力が重要なのか

まず「なぜ要約力が大事なのか」を整理しておきましょう。受験国語において、要約力はすべての記述問題の土台です。

たとえば、東大・京大・早慶などの難関大学の国語入試を見ると、必ずといっていいほど記述式の設問があります。「筆者の主張を80字以内でまとめなさい」「傍線部の内容を説明しなさい」――これらは全部、要約力なしには太刀打ちできません。

さらに、小論文試験においても要約は欠かせません。与えられた文章の論旨を正確に把握し、自分の意見を述べる形式では、まず文章を正確に要約できなければ、そもそも議論が始まらないのです。

そして忘れてはいけないのが、要約力は大学入試だけでなく、大学入学後・社会人になってからも一生使えるスキルだということ。レポートを書く、会議の内容をまとめる、メールで要点を伝える――すべてに要約力が関わっています。今この訓練をしておくことは、人生への大きな投資なんです!

では、なぜ新聞・社説がこの訓練に最適なのか?

  • 論説文の形式で書かれており、入試の現代文と文体が近い
  • ✅ 1本あたり600〜800字程度とちょうどよい長さ
  • ✅ 時事問題・社会問題など、小論文の頻出テーマが多い
  • ✅ 毎日新しい内容が届くので飽きない
  • ✅ 無料・格安で入手でき、コスパ最強

翔先生の言葉を借りれば、「社説は毎朝届く国語の問題集です」。これ以上の教材、なかなかないですよね。


具体的な方法・ステップ解説

ステップ0:準備するもの

必要なものはシンプルです。

  • 📰 新聞(社説ページ):朝日・読売・毎日・日経など何でもOK。紙でも電子版でも。スマートフォンで無料読める新聞アプリも活用可。
  • 📓 ノート1冊:「要約専用ノート」を作ると達成感があってオススメ。
  • タイマー:最初は時間を意識することが大切。

これだけです。たった3つ!

ステップ1:社説を1本選んで「精読」する(2分)

まず社説を1本、じっくり2回読みます。

1回目はざっと全体を読んで「何の話をしているか」を把握。2回目は筆者の主張・論点・根拠を意識しながら読みます。このとき、以下の3点を頭に置きながら読んでください。

  • 筆者は何を言いたいのか?(主張)
  • なぜそう言えるのか?(根拠・理由)
  • 反対意見や課題にはどう答えているか?(論の展開)

この3点を意識するだけで、読みの質がガラッと変わります。翔先生はこれを「主張・根拠・展開の三角形」と呼んでいます。

ステップ2:キーワードと構造を書き出す(1分)

2回読み終わったら、ノートに以下を書き出します。

  • 🔑 キーワード3〜5個(繰り返し登場する言葉、筆者が重要視している概念)
  • 📐 段落構成のメモ(例:「問題提起→現状説明→主張→根拠→結論」など)

このステップが「要約の設計図」になります。設計図なしに建物が建てられないように、構造把握なしに正確な要約はできません。

ステップ3:100字・200字で要約を書く(2分)

いよいよ本番、要約を書きます。

最初は「100字要約」から始めましょう。慣れてきたら200字にチャレンジ。字数を変えることで、情報の取捨選択力がぐんぐん鍛えられます。

要約を書く際の鉄則は以下の通りです。

  • 📌 筆者の言葉を活かしつつ、自分の言葉でまとめる(丸写しNG!)
  • 📌 「〜と述べている」「〜と主張する」など、筆者の立場を示す表現を使う
  • 📌 具体例・エピソードは省いて、主張と根拠を中心に
  • 📌 文末は「〜である」「〜だ」で統一(です・ます調を混在させない)

ステップ4:読み直して採点する(30秒〜1分)

書き終わったら、自分で読み返します。チェックポイントは3つ。

  1. 筆者の主張が正確に盛り込まれているか?
  2. 不要な情報(具体例・繰り返し)が削れているか?
  3. 日本語として自然に読めるか?

最初は完璧でなくて大丈夫。「昨日の自分より少し上手くなった」を積み重ねることが大切です。


藤原流のポイント

ここからは、私・藤原進之介が特に強調したいポイントをお伝えします。

「削る力」こそが要約力の核心

多くの生徒が要約で陥るミスは「情報を足そうとする」ことではなく、「削れずに長くなる」ことです。要約とは、言い換えれば「捨てる練習」。何を捨てるかを決める判断力こそが、要約力の本質です。

社説の文章を読んで、「この段落は具体例だから省いていい」「この一文は前の言い換えだから削れる」という判断を素早くできるようになれば、記述問題全般が劇的に変わります。

「見出しを先に作る」テクニック

要約を書く前に、「この社説に新聞の見出しをつけるとしたら?」と考えてみてください。見出しは20字以内で内容の核心を表すもの。このトレーニングを先に行うと、文章全体の論点が一気に見えてきます。翔先生も授業でよく使う手法です。

週に1度は「比較要約」をする

同じ社会問題について、朝日新聞と読売新聞など複数紙の社説を比べて要約するのが「比較要約」です。これをやると、筆者・媒体によって同じ問題でも主張や論点が異なることが見えてきて、論理的思考力と小論文力が爆発的に伸びます。難関大対策として特にオススメです!

スマホ活用もアリ

「紙の新聞を取っていない」という家庭も多いですよね。朝日新聞デジタル・NHKニュース・Yahoo!ニュースのコメント欄ではなく本文など、無料・格安で読める社説・論説コンテンツはたくさんあります。大切なのは毎日続けること。手段は柔軟に選んでください。


よくある間違いと対策

❌ 間違い①:本文をほぼ丸写しにしてしまう

対策:要約を書いた後、元の文章と見比べて「同じ表現が5文字以上続いていたら書き直す」ルールを設けましょう。要約は、内容理解をもとに自分の言語で再構成する作業です。

❌ 間違い②:具体例をそのまま書いてしまう

対策:「この文は何の例として使われているか?」を考え、例そのものではなく「その例が示す主張・原則」を書くようにしましょう。たとえば「地球温暖化でホッキョクグマが減っている」という具体例は、「気候変動が生態系に深刻な影響を与えている」と抽象化して書けばOKです。

❌ 間違い③:自分の意見が混入してしまう

対策:要約は「筆者の主張を正確に伝える」ことが目的。「私は〜と思う」「〜すべきだ(自分の考え)」という表現が入り込んでいないか、必ず確認しましょう。要約と意見文は別物です。

❌ 間違い④:毎日続かない

対策:「毎日5分」を合言葉に、習慣化の仕組みを作ることが重要です。朝食後・通学電車の中・就寝前など、「この時間に必ずやる」と決めてしまいましょう。翔先生は「歯磨きと同じ感覚で!」とよく言っています。最初の2週間が勝負です。

❌ 間違い⑤

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