ORIGINAL LEARNING MATERIAL · VOL.11
選択肢の誤答パターンを見抜く
2択で外す原因を、要素分解と本文照合でなくす
見つける → 指さす → 言いかえる → つなぐ → 書く
数強塾グループ 国語専門塾「藤原進之介の日本国語塾TOP」 無料公開オリジナル教材
制作:日本国語塾TOP 教材制作チーム/代表・総合監修:藤原進之介
この巻で身につくこと
誤答は全部が間違っているとは限りません。前半は本文どおり、後半だけ言い過ぎという形で作られます。選択肢を部品に分けます。
- テーマ:選択肢
- 対象の目安:中1〜高2
- 今巻の鉄則:選択肢を主語・理由・結論・程度語に分け、本文の根拠と一つずつ○△×で照合します。
基礎ドリル|5題
DRILL 1
「ときどき」を「いつも」と言いかえた選択肢の誤りを答えなさい。
解答と解説を開く
解答:程度の言い過ぎ。
すべて・必ず・唯一などに注意します。
DRILL 2
本文が「AだからB」なのに「BだからA」とする誤りを答えなさい。
解答と解説を開く
解答:因果の逆転。
同じ語があっても関係が逆です。
DRILL 3
本文の一文と同じでも、設問の質問に答えていない選択肢は正解ですか。
解答と解説を開く
解答:正解ではない。本文一致だけでなく設問への対応が必要。
問いの範囲へ戻します。
DRILL 4
主語が「筆者」から「社会全体」へ変わった選択肢をどう確認しますか。
解答と解説を開く
解答:本文でその範囲まで述べているかを確認する。
主語の拡大は典型的なずれです。
DRILL 5
常識として正しいが本文にない選択肢はどうしますか。
解答と解説を開く
解答:本文を根拠にできないため選ばない。
国語は知識クイズではありません。
実践1|正解ではなく説明を選ぶ
学習で大切なのは、正解した回数だけではない。迷った選択肢について、どの語が本文と違うかを説明できれば、次の問題で同じ誤りを避けられる。正解は一回の結果だが、説明は次にも使える手順になる。
問1(8点)|本文の主張として最も適切なものを選びなさい。A 正解数だけを増やすべきだ。B 誤答の違いを説明できることが次の問題に役立つ。C 迷った問題は解かない方がよい。
模範解答・採点の窓を開く
模範解答(32字):B。本文は、誤答の違いを説明する手順が次にも使えると述べている。
- 要素:問いに必要な内容
- 根拠:本文中の語句・関係
- 形:設問の文末・字数条件
問2(6点)|Aの誤答パターンを答えなさい。
模範解答・採点の窓を開く
模範解答(26字):本文が否定した「正解した回数だけ」を主張にしている。
- 要素:問いに必要な内容
- 根拠:本文中の語句・関係
- 形:設問の文末・字数条件
実践2|静かな時間
集中には静けさが役立つことがある。ただし、人によっては小さな環境音がある方が落ち着く。大切なのは、全員へ同じ環境を押しつけることではなく、自分が集中できる条件を確かめることだ。
問1(8点)|不適切な選択肢を選びなさい。A 静けさが役立つ場合がある。B 誰でも完全な無音で最も集中できる。C 自分に合う条件を確かめるべきだ。
模範解答・採点の窓を開く
模範解答(29字):B。「人によっては」とあるのに「誰でも」と言い過ぎている。
- 要素:問いに必要な内容
- 根拠:本文中の語句・関係
- 形:設問の文末・字数条件
問2(8点)|筆者の主張を25字以内で答えなさい。
模範解答・採点の窓を開く
模範解答(25字):自分が集中できる環境の条件を確かめることが大切だ。
- 要素:問いに必要な内容
- 根拠:本文中の語句・関係
- 形:設問の文末・字数条件
解き終わったら
- 答えの根拠を本文中で指させるか。
- 自分の常識や感想を足していないか。
- 主語と述語、因果の向きが合っているか。
- 設問に合う文末で答えたか。
- 間違いの原因を一言で説明できるか。
見つける → 指さす → 言いかえる → つなぐ → 書く
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