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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

早稲田大学人間科学部の国語|傾向と対策

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はじめに

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

藤原:今日は「早稲田大学人間科学部の国語|傾向と対策」について、翔先生と一緒に詳しく見ていきます。人間科学部は「人間情報科学科」「健康福祉科学科」「人間環境科学科」という3学科からなる学際的な学部で、受験方式も文系方式・理系方式など複数のルートが用意されているのが特徴です。

翔:そうですね。人間科学部を志望する受験生の中には「理系だけど人間科学部に行きたい」という方も多く、国語を勉強すべきかどうかで迷っている人が少なくありません。まずはその選択戦略から丁寧に整理していきましょう。

この記事では、早稲田大学人間科学部の国語の出題の全体像、設問タイプ別の解き方、理系方式との違いを踏まえた受験方式の選び方、そして今日から始められる具体的な学習アクションまで、一つひとつ実践的に解説していきます。

出題の全体像

藤原:早稲田大学人間科学部の国語は、文系方式(学部独自試験を利用する方式)を選択した場合に課される科目です。現代文中心の出題構成になっており、近年は評論文・随筆的文章を中心とした大問構成が続いています。ただし試験時間・配点・大問数は年度や実施方式によって変更されることがあるため、必ず最新の募集要項・入試要項でご確認ください。

翔:人間科学部は「人間」「科学」「環境」「福祉」「情報」といった学際的な学問領域を扱う学部です。そのため出題される文章のテーマも、人間の心理や行動、科学と社会の関わり、環境問題、コミュニケーション論など、学部の学びと親和性の高い分野から選ばれやすい傾向があります。もちろん出典やテーマは年度ごとに異なりますので、「必ずこのテーマが出る」という決め打ちは禁物です。

藤原:大事なのは、早稲田大学人間科学部の国語では「専門知識がなくても文章内の論理だけで読み解ける」文章が中心である、という点です。予備知識に頼らず、本文中の言葉づかいと論理展開を丁寧に追う読解力が試されます。

翔:設問形式としては、漢字・語句の知識問題、空所補充問題、傍線部の内容説明・理由説明問題、内容真偽問題、要旨把握問題といった、現代文の典型的なタイプが組み合わされる形が中心です。特殊な形式に驚く必要はなく、オーソドックスな現代文の総合力が問われると考えてよいでしょう。

文章のテーマ傾向をどう捉えるか

藤原:ここで一つ、自作の例文で考えてみましょう。

「人間は他者との関わりの中で自己を形成していく存在である。しかし現代社会では、対面によるコミュニケーションの機会が減少し、人間関係の希薄化が指摘されている。このような状況の中で、私たちはどのように『他者と共にある』ことの意味を再構築していくべきだろうか。」

これは私が解説用に作った例文ですが、こうした「人間・社会・科学技術と人間性の関わり」を論じる評論文は、人間科学部の学びの方向性と重なりやすいテーマです。もちろん実際の出題文がこの通りというわけではありませんが、こうしたテーマの文章に慣れておくことは、早稲田大学人間科学部の国語対策として有効な一歩になります。

翔:テーマへの慣れと同時に大切なのは、「このテーマだから答えはこうだろう」という予断を持たないことです。あくまで本文の論理に忠実に解答を作る姿勢を崩さないようにしましょう。

設問タイプ別の解き方

漢字・語句問題

翔:漢字・語句問題は、確実に得点したい基礎的な設問です。難読漢字や紛らわしい同音異義語が出やすいので、日頃から漢字の書き取り・読みだけでなく、四字熟語・慣用句・評論文特有の語彙(例:「アンビバレント」「パラドックス」「相対化」「客体化」など)もセットで覚えておくことをおすすめします。

藤原:語彙力は現代文の土台です。人間科学部の国語では、心理学・社会学・環境科学に関連する評論的語彙が登場しやすい傾向があるため、こうした分野の入門書や新書を読んで語彙のストックを増やしておくと安心です。

空所補充問題

翔:空所補充問題では、空所の前後の文脈だけでなく、段落全体・文章全体の論理構造を見て判断することが重要です。接続語(しかし・つまり・むしろ・したがって等)が入る空所の場合は、前後の文の論理関係(対比・因果・言い換え)を必ず確認しましょう。

藤原:例えば、私が作った次の例文で考えてみます。

「科学技術は人間の生活を豊かにしてきた。( )、技術への過度な依存は、人間本来の判断力を鈍らせる危険性もはらんでいる。」

この空所には「一方で」「しかし」といった逆接・対比を示す語が入ると判断できます。前半で述べたことと逆の内容が後半に続いているという論理関係を見抜くことが、空所補充問題を解く上での基本動作です。

傍線部の内容説明・理由説明問題

翔:この設問タイプは、早稲田大学人間科学部の国語で配点が大きくなりやすい重要問題です。解き方の基本は次の3ステップです。

  1. 傍線部を含む一文を正確に読み、主語・述語・修飾関係を確認する
  2. 傍線部の前後(特に直前)に、言い換え表現・具体例・対比構造がないか探す
  3. 本文全体の主張(筆者が最終的に言いたいこと)とのズレがないかを確認して選択肢を絞る

藤原:特に理由説明問題では、選択肢の中に「本文には書かれているが、傍線部の理由としては論理的につながらない」という巧妙な誤答が用意されていることが多いです。選択肢同士を比較する前に、まず自分の言葉で「傍線部の理由」を一度要約してから選択肢と照合する、という手順を徹底しましょう。

内容真偽・要旨把握問題

翔:内容真偽問題は本文全体を見渡す力が問われます。選択肢を一つずつ本文と照らし合わせ、「本文に書かれていない情報を勝手に付け加えている」「因果関係が逆になっている」「一部だけ正しく全体としては誤り」というパターンの誤答に注意しましょう。

藤原:要旨把握問題では、各段落の役割(問題提起・具体例・反論・結論など)を意識しながら読み進める「段落機能マッピング」の練習が効果的です。段落ごとに一言でメモを取る習慣をつけておくと、本文全体の骨格が見えやすくなります。

藤原&翔先生の実践アドバイス

翔:ここからは、理系方式との違いを踏まえた受験方式の選択戦略について、実践的にお話しします。早稲田大学人間科学部には、学部独自試験を利用する文系方式と、数学を必須とする理系方式(学科・年度により名称や実施形態は異なります)があり、方式によって国語が課されるかどうかが変わるのが大きな特徴です。近年は、文系方式では国語(現代文中心)と英語・地歴公民などの組み合わせで受験し、理系方式では国語を課さず数学・理科・英語で受験する、という枠組みが続いています。ただし方式の詳細・科目構成・配点は年度によって変更されることがあるため、必ず最新の募集要項・入試要項でご確認ください。

藤原:この違いを踏まえた選択戦略として、まず自分の得意科目の重心を正確に把握することが第一歩です。国語(現代文)で安定して得点できるタイプの受験生は文系方式が有利になりやすく、逆に数学・理科で高得点を狙えるタイプの受験生は理系方式のほうが合格の可能性を広げやすい、というのが基本的な考え方です。

翔:ただし「国語が苦手だから理系方式にする」という消去法的な選び方は危険です。理系方式では数学の難度も相応に高くなりますので、単純な逃げ道にはなりません。逆に「国語なら得点源にできる」と思える受験生は、早い時期から早稲田大学人間科学部の国語に特化した対策を進めることで、文系方式での合格可能性を高めることができます。

藤原:私たちが指導の現場でお伝えしているのは、「方式選択は科目の得意不得意だけでなく、学部で学びたい内容とのマッチ度も含めて決めるべき」ということです。人間科学部は文系・理系の枠を超えた学際的な学びの場ですから、方式選択に迷う受験生こそ、早めに過去の入試要項や学部案内を読み込み、自分に合ったルートを見極めてほしいと思います。

よくある失敗と解決策

失敗1:現代文を「センス」で解いてしまう

翔:早稲田大学人間科学部の国語に限らず、現代文を「なんとなくの感覚」で解いてしまう受験生は多いです。これでは点数が安定しません。解決策は、毎回「本文のどの部分を根拠にこの選択肢を選んだのか」を言語化する習慣をつけることです。根拠を明示できない解答は、本番でも安定して得点できません。

失敗2:語彙・テーマ知識の不足

藤原:人間科学部の出題文は人間・社会・科学に関する評論的文章が多い傾向があるため、こうした分野の語彙や基礎知識が不足していると、内容理解に時間がかかってしまいます。解決策として、新書レベルの人間科学・社会科学系の文章を普段から読み、頻出語彙をノートにまとめていくことをおすすめします。

失敗3:方式選択を直前まで決めない

翔:文系方式か理系方式かを高3の後半まで決めずに、対策が中途半端になってしまうケースも見られます。国語の対策には一定の期間が必要ですので、できるだけ早い時期(高3の夏前後まで)に方式の方向性を固め、必要な科目に集中して取り組む体制を作ることが大切です。

今日からできるアクション

  1. 過去問・要項の確認:早稲田大学人間科学部の最新の募集要項を取り寄せ、文系方式・理系方式それぞれの科目構成と国語の位置づけを正確に把握する
  2. 語彙ノートの作成:評論文でよく使われる抽象語彙(相対化・客体化・アンビバレント等)を、意味と使い方をセットでノートにまとめる
  3. 段落機能マッピングの練習:現代文の問題を解くたびに、各段落に「問題提起」「具体例」「反論」「結論」などの一言メモをつける練習を1日1題続ける
  4. 根拠の言語化トレーニング:選択肢を選んだら、必ず「本文のどこが根拠か」を一文で書き出す習慣をつける
  5. 方式選択の早期決定:得意科目と学びたい内容を照らし合わせ、文系方式・理系方式のどちらを軸にするかを早めに決め、対策の優先順位を明確にする

藤原:この5つを今日から始めるだけで、早稲田大学人間科学部の国語対策は確実に前進します。特に根拠の言語化は、どんな設問タイプにも通用する汎用的な力ですので、ぜひ継続してみてください。

まとめ・日本国語塾TOPについて

翔:早稲田大学人間科学部の国語は、専門知識ではなく本文の論理を丁寧に読み解く総合的な現代文力が試される科目です。文系方式では国語が重要な得点源になりますので、傍線部問題・空所補充問題・内容真偽問題それぞれの解き方を身につけ、根拠に基づいた解答作りを徹底していきましょう。

藤原:そして理系方式との違いを踏まえた選択戦略も、早稲田大学人間科学部を目指す上では欠かせない視点です。国語が得意な受験生は文系方式での対策を早めに進め、数学・理科が得意な受験生は理系方式での合格可能性を追求する。どちらの道を選ぶにしても、早期の方向性決定が合格への近道になります。

日本国語塾TOPは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。nihonkokugojuku.comからお気軽にお問い合わせください。また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。

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