数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
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MARCH国語の傾向と対策|明治・青山・立教・中央・法政を徹底分析
はじめに
こんにちは、数強塾グループ代表の藤原進之介です。
先日、オンライン授業後にこんな質問をもらいました。
「先生、MARCHって一括りで対策していいんですか?全部同じ感じでしょ?」
……いや、全然違います(笑)。
MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)は確かに「同じランク帯」として語られることが多いですが、
国語の入試問題に関して言えば、各大学の「顔」がはっきりと出ているんです。
現代文の文章ジャンル、古文・漢文の出題比率、記述の有無、設問の切り口——
どれをとっても五校五様です。
「MARCHを全部受けます!」という受験生こそ、この記事を最後まで読んでください。
漫然と「国語の勉強」をするより、各大学の傾向を知ったうえで優先順位をつけて対策するほうが、
得点は確実に上がります。今回は、MARCH国語の傾向と対策を徹底的に解説していきますよ。
なぜMARCH国語の「校別対策」が重要なのか
まず大前提として、MARCHは合格最低点が学部・年度によって6〜7割前後に設定されていることが多く、
「国語で稼ぐ」か「国語で足を引っ張らない」かが合否を分けるケースが頻繁にあります。
ここで問題になるのが「各校の差異を無視した勉強」です。
たとえば、記述式で採点される立教の国語対策をしていた受験生が、
同じ感覚で法政の試験を受けると、マーク式中心の設問ペースに慣れておらず時間配分を大きく失敗する——
こういったケースが実際に起きています。
また、漢文が出題されるかどうかも学校によって大きく異なります。
漢文が苦手な受験生が「漢文は出ない大学だけ受ければいい」と判断できるのも、
傾向分析があってこそです。
受験校選びと対策の両方に、MARCH国語の傾向分析は不可欠なのです。
各大学の国語の傾向と具体的な対策ステップ
①明治大学|現代文の「論理展開」を正確に追え
傾向
- 現代文・古文・漢文の三分野構成が基本(学部によって異なる)
- 現代文は評論文中心。哲学・社会論・言語論などアカデミックな文章が多い
- 設問は選択式がメインだが、紛らわしい選択肢の精度が高く、「なんとなく正解」が通用しない
- 古文は中古〜中世の物語・日記が頻出。文法・単語の基礎知識が問われる
- 漢文は比較的標準レベル。句法の正確な理解が必要
対策ステップ
- 評論文の「論理構造マッピング」を習慣化する。段落ごとに主張・根拠・例示を整理し、筆者の論の流れを図式化する練習を繰り返す。
- 選択肢の「消去法」を精度高く使えるようにする。「強すぎる表現」「本文に根拠のない情報」を素早く見抜くトレーニングが有効。
- 古文単語は最低300語、文法は助動詞・敬語を完璧に。明治の古文は文脈把握が問われるため、単語・文法の土台が命綱になる。
②青山学院大学|「読みの深さ」が問われる良問揃い
傾向
- 現代文のレベルが高く、文章の抽象度・難易度ともにMARCH内でもトップクラス
- 文学的文章(小説・随筆)と論説文の両方が出題される
- 語句の意味・漢字の問題も出題されるため、語彙力が直結する
- 古文は比較的標準的。ただし文章の読解よりも文法・語法の正確さが問われる傾向
- 学部によっては漢文が出題されない場合もある(要確認)
対策ステップ
- 現代文の語彙強化を最優先に。「逆説」「アイロニー」「通念」といった評論頻出語句を文脈で理解する。語句帳を使いながら実際の文章で確認する。
- 小説・随筆の「心情読み取り」訓練を積む。登場人物の心情変化を時系列で整理し、「なぜそう感じたのか」を言語化する練習が効果的。
- 古文文法の「識別問題」を徹底演習。「に」「の」「なむ」など多義的な助詞・助動詞の識別を過去問ベースで繰り返す。
③立教大学|記述不要・でも「精読力」が勝負を決める
傾向
- 全問マーク式(記述なし)——これはMARCHの中でも特徴的
- 現代文は評論・小説の両方が出題。文章量が多く、スピードと正確さの両立が求められる
- 漢文は近年出題されないことが多い(学部・年度確認必須)
- 古文は和歌を絡めた問題が出ることがあり、歌の解釈力が差になる
- 語句・慣用句・ことわざの問題が出題されることも
対策ステップ
- 時間管理の訓練を最重視。立教の国語は「じっくり考える時間」がないほど文章量が多い。本番を想定した時間制限内での過去問演習を早めに始める。
- マーク式の「引っかかりポイント」を体系化する。選択肢の微妙なズレ(言い過ぎ・言い足りない・逆接・主語のすり替え)を意識的に分類する習慣をつける。
- 和歌の基礎知識を固める。枕詞・序詞・縁語・掛詞などの修辞技法を覚え、和歌の現代語訳ができるレベルまで引き上げる。
④中央大学|「知識×読解」の総合力が試される
傾向
- 現代文・古文・漢文の三分野が出題(学部によって配分が異なる)
- 現代文は評論中心。法学部らしく社会・制度・思想系の文章が多い傾向
- 漢文の難易度が比較的高く、訓読・書き下し・内容把握まで幅広く問われる
- 古文は物語・説話系が頻出。基本的な読解力があれば対応可能
- 語彙・漢字の知識問題も出題される
対策ステップ
- 漢文対策に時間を多めに投資する。中央の漢文は「出るなら確実に得点源にできる」レベルまで仕上げる価値がある。句法集を1冊完璧にし、過去問演習で定着させる。
- 社会・思想系の背景知識を補強する。法学・政治学・経済学の基本概念を知っておくと、評論文の読解スピードが格段に上がる。新書を1〜2冊読むだけでも効果的。
- 漢字・語句問題を「確実な得点源」にする。漢字検定2級相当の問題が頻出。毎日コツコツ積み上げる。
⑤法政大学|「バランス型」だからこそ総合力が問われる
傾向
- 現代文・古文が中心。漢文は学部によって出題・非出題が分かれる
- 現代文は評論・小説どちらも出題。文章レベルはMARCH内では標準〜やや易
- ただし設問の選択肢が紛らわしいことがあり、「なんとなく読んだ」だけでは取れない
- 古文は基礎〜標準レベル。しっかり準備すれば高得点が狙いやすい
- 語彙・文学史の知識問題も出ることがある
対策ステップ
- 法政は「基礎の完成度」が直接点数に出る大学。特に古文は単語・文法・敬語の三本柱を完璧にすることで安定した得点が可能。「難しい問題を解く前に基礎を固める」が鉄則。
- 現代文は「根拠を本文に求める」習慣を徹底。感覚で選ばず、必ず本文の該当箇所を特定してから答えを選ぶ。
- 文学史・語句の知識問題は「捨てない」。短期間で覚えられる割に配点があるため、直前期に一気に仕上げる受験生が多い。早めに手をつけておくと有利。
藤原流のポイント|MARCHの国語で「差がつく」本質
ここからは、僕が授業や添削を通じて実感している「MARCH国語で本当に差がつくポイント」を話します。
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