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共通テスト漢文2025年完全解説|句法知識ゼロから満点を狙う方法
はじめに|「漢文って本当に捨ててもいいですか?」という質問への回答
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
先日、こんな質問が届きました。
「藤原先生、漢文って正直捨て科目でもいいですよね? どうせ現代では使わないし……」
──受験生Aさん(高3・文系・共通テスト本番80日前)
思わず翔先生と顔を見合わせてしまいました(笑)。でも実は、これ、めちゃくちゃ多い質問なんです。毎年10月〜11月になると、同じような声を数十人の生徒から聞きます。
そこで今回は「共通テスト漢文2025年の完全解説」として、句法知識ゼロの状態から満点を狙うための方法を、具体的なステップ・例文・チェックリストとともに徹底解説します。
結論から言いましょう。漢文は「捨て科目」にするには惜しすぎる、コスパ最強の科目です。現代文や英語と比べて圧倒的に少ない勉強量で高得点を狙えます。翔先生が担当する生徒の中には、「漢文ゼロ知識」から6週間の集中学習で満点を取った例が実際にあります。その方法を全部お伝えします!
なぜ共通テスト漢文対策が重要なのか|データで見るコスパの高さ
共通テスト国語における漢文の配点
共通テスト国語(200点満点)における各大問の配点は、以下のとおりです(2024年・2025年実施傾向)。
| 大問 | 内容 | 配点(目安) |
|---|---|---|
| 第1問 | 現代文(論理的文章) | 50点 |
| 第2問 | 現代文(文学的文章) | 50点 |
| 第3問 | 古文 | 50点 |
| 第4問 | 漢文 | 50点 |
漢文は全体の25%・50点分を占めます。ここを「捨て」にするということは、最初から25点を諦めるようなもの。でも実際には、正しい方法で学べば他の大問よりはるかに短時間でマスターできるのです。
現代文・古文・漢文の学習コスパ比較
| 科目 | 満点取得に必要な平均学習時間(目安) | 難易度の安定性 |
|---|---|---|
| 現代文 | 200〜400時間以上(センス・読書量に大きく依存) | △(年度・問題による波が大きい) |
| 古文 | 100〜200時間(単語・文法・読解) | ○(比較的安定) |
| 漢文 | 40〜80時間(句法・読解) | ◎(非常に安定・得点しやすい) |
翔先生が過去3年間の受講生データを分析したところ、漢文を「得点源」にした生徒の国語総合得点は平均で+28点向上していました。その逆に、漢文を「なんとなく」放置した生徒は本番で大崩れするパターンが目立ちます。
「漢文は得点できる保証がない」と思っているなら、それは正しい学習法を知らないだけ。今日のこの記事を読み終わる頃には、その認識が180度変わっているはずです。
共通テスト漢文の基礎知識を整理|句法・返り点・語彙の全体像
漢文の読解に必要な3つの柱
- 返り点と送り仮名(書き下し文への変換ルール)
- 重要句法(漢文特有の文法・構文パターン)
- 重要語彙・漢字の意味(日本語と異なる意味を持つ漢字を中心に)
この3つを体系的に押さえれば、共通テスト漢文はほぼ制覇できます。それぞれを順に整理しましょう。
返り点の種類と読み方
| 返り点の種類 | 読み方のルール | 例 |
|---|---|---|
| レ点(レ) | 直下の1字を先に読み、上に返る | 不レ可 → 可からず |
| 一・二点 | 「一」の字を先に読み、「二」に返る | 読一書二 → 書を読む |
| 上・下点 | 一・二点をまたいで返る場合に使用 | 複雑な文の入れ子構造に対応 |
| 甲・乙点(まれ) | 上・下点をさらにまたいで返る場合 | 共通テストではほぼ出題なし |
共通テストで頻出の重要句法一覧
以下は、共通テスト漢文で繰り返し出題される最重要句法です。これだけは必ず覚えてください。
| 句法の種類 | 代表的な形 | 読み方・意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 否定 | 不〜/非〜 | 〜ず/〜にあらず | 不読書(書を読まず) |
| 二重否定 | 不〜不…/無〜不… | 〜しないものはない(強い肯定) | 無不知(知らざるはなし) |
| 禁止 | 勿〜/毋〜/莫〜 | 〜するなかれ(禁止) | 勿言(言うなかれ) |
| 疑問 | 何〜乎/〜乎 | どうして〜か/〜か | 何為乎(何すれぞや) |
| 反語 | 豈〜哉/何〜哉 | どうして〜か(いや〜でない) | 豈不快哉(あに快からずや) |
| 使役 | 使〜、令〜、教〜 | 〜をして…せしむ(〜に…させる) | 使人読書(人をして書を読ましむ) |
| 受身 | 見〜、被〜、為〜所… | 〜される | 見責(責めらる) |
| 比較 | A不如B/A莫如B | AはBに如かず(AよりBのほうが良い) | 百聞不如一見 |
| 仮定 | 若〜則…/仮〜則… | もし〜ならば… | 若有知則可(もし知ることあらば則ち可なり) |
| 累加 | 不唯〜亦…/非独〜亦… | 〜だけでなく…もまた | 不唯美、亦善(美なるのみならず、また善なり) |
| 限定 | 唯〜耳/独〜耳 | ただ〜のみ | 唯一人耳(ただ一人のみ) |
| 願望 | 願〜/請〜 | 〜したい/〜してほしい | 願学焉(願わくは焉に学ばん) |
要注意「漢字の罠」──日本語と意味が異なる漢字
漢文でよく出る「見た目と意味が違う漢字」を以下にまとめます。翔先生が「これを知らないと毎年ひっかかる」と口を酸っぱくして指摘するポイントです。
- 去:「去る」ではなく「行く」の意味で使われることが多い
- 走:「走る」ではなく「逃げる」の意味が古典的用法
- 妻:「妻にする(娶る)」という動詞として使われる場合あり
- 食:「食べさせる」という使役の意味になることがある(食之=これを食べさせる)
- 説:「説く・喜ぶ(悦と同じ)」の意味が共存する
- 道:「言う・話す」の意味で使われることがある
句法知識ゼロから満点を狙う!具体的な6ステップ学習法
ステップ1|返り点・書き下し文を3日間で完全習得する
まず最初の3日間は、返り点のルールを徹底的に体に叩き込みます。
具体的なやり方:
- 参考書(『漢文早覚え速答法』や『句法マスター漢文』など)の返り点ページを音読しながら読む
- 白文(返り点・送り仮名なしの漢字列)を自分で書き下し文に変換する練習を20問/日
- 変換した書き下し文を音読して「漢文の語順感覚」を体に染み込ませる
例題:
白文:「学而不思則罔、思而不学則殆」(論語)
↓
書き下し文:「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し」
↓
現代語訳:「学んでも考えなければ無駄であり、考えても学ばなければ危険である」
この作業を繰り返すことで、返り点の「読む順番」が自然に感じられるようになります。
ステップ2|重要句法を「意味のかたまり」で覚える(1〜2週間)
句法は「丸暗記」ではなく、「形→読み→意味→使用例」の4セットで覚えるのが藤原流です。
句法カード作成法(翔先生直伝):
- 表面:漢字の形(例:「豈〜哉」)
- 裏面①:読み方(「あに〜や」)
- 裏面②:意味(「どうして〜か、いや〜でない」=反語)
- 裏面③:例文(「豈不快哉(あに快からずや)」)
1日5句法×14日=70句法。共通テストに必要な句法は重要なもので30〜40種類程度ですから、余裕をもって網羅できます。
よく混同される「疑問」vs「反語」の見分け方:
| 種類 | 主な形 | ポイント |
|---|---|---|
| 疑問 | 何〜乎、〜乎 | 純粋に「〜か?」と問うている。答えを求めている |
| 反語 | 豈〜哉、何〜哉、安〜哉 | 「いや〜ではない」という強い否定。答えは自明 |
「豈」「安」「寧」が文頭にあったら、まず反語を疑いましょう。
ステップ3|漢文重要語彙を「誤解しやすい漢字」から攻める(1週間)
共通テストで差がつくのは、日本語と意味が異なる漢字・熟語です。これを集中的に攻略します。
翔先生が選ぶ「絶対に落とせない頻出漢字TOP10」:
- 走(はしる)→ 古代中国語では「逃げる」の意
- 去(さる)→ 「行く」の意で用いられる場合が多い
- 令(れい)→ 使役「〜せしむ」の助動詞的用法
- 或(あるいは)→ 「ある人は」「ある時は」の意
- 固(かたし)→ 「もともと・もとより」の副詞的用法
- 特(ひとり)→ 「ただ〜だけ」の意(限定)
- 謝(あやまる)→ 「断る」「辞退する」の意でも使われる
- 請(こう)→ 「どうか〜させてください」(願望・丁寧な申し出)
- 遂(とうとう)→ 「ついに・そこで」(結果・順接の副詞)
- 然(しかし)→ 逆接ではなく「そうである・しかし」両方あり。文脈判断が必要
ステップ4|共通テスト形式の過去問を時間計測して解く(2〜3週間)
知識が7割固まったら、すぐに実戦演習に入ります。「完璧になってから問題を解く」は最大の時間ロスです(これ、毎年多くの生徒がやらかすミスです)。
実戦演習の具体的な進め方:
- 漢文大問1回分を20分以内で解く(本番の時間感覚を養う)
- 答え合わせ後、全問について「なぜこの答えか」を口頭で説明できるか確認
- 間違えた問題の句法・語彙を句法カードに追記
- 翌日、前日の間違い問題を再挑戦(定着確認)
翔先生の指導では、過去問演習を始めてから最低でも10回分を解くことを推奨しています。センター試験時代の問題も良質な練習素材になります。
ステップ5|「書き下し文→現代語訳」の精度を上げる訓練
共通テスト漢文では、「書き下し文として適切なものを選べ」「現代語訳として最も適切なものを選べ」という問題が頻出です。この精度を上げるには、自分で声に出して訳す練習が最も効果的です。
音読現代語訳練習法(藤原流):
- 漢文テキストを開き、一文ずつ「書き下し文で音読 → 即座に現代語訳を口頭で言う」を繰り返す
- スマートフォンのボイスメモに録音して、翌日自分の訳を聞いて評価する
- 翻訳に詰まった箇所こそ「弱点」。その文の句法・語彙を徹底復習する
ステップ6|試験直前期(2週間前)は「句法の高速復習」のみに絞る
試験2週間前になったら、新しいことを覚えようとするのはやめましょう。この時期にやるべきは「確実に知っていることをさらに確実にする」ことです。
直前期の漢文学習タイムテーブル(1日30分):
- 10分:句法カードの高速確認(全枚数をめくる)
- 10分:漢文過去問1回分の「設問だけ」を見て答えを口頭で言う
- 10分:誤答カードの集中復習
藤原流のポイント|他では読めない漢文攻略の核心
「文章の骨格」を先につかめ──主語・述語を瞬時に特定する技術
漢文は英語と同じくSVO構造(主語→述語→目的語)が基本です。ところが、返り点があると「読む順番」は変わっても、「意味の構造」はSVOのまま。この感覚を最初に身につけると、文章全体の意味がぐっと取りやすくなります。
私が生徒に必ず言うのは、「まず述語動詞を探せ」ということ。漢文の述語動詞が見つかれば、その前後に主語と目的語が来るので、骨格が見えてきます。
「之」「其」「者」は代名詞──何を指すかを必ず追え
漢文で最もよく出る文字の一つが「之(これ・の)」「其(そ)」「者(もの)」です。これらは代名詞・指示語として機能することが多く、「何を指しているか」を本文の前後から必ず特定する習慣をつけましょう。共通テストの問題では、これが答えに直結するケースが非常に多いです。
翔先生流「句法は物語で覚える」メソッド
翔先生がとくに得意とするのが、句法を「物語のシーン」に結びつけて覚える方法です。
たとえば反語「豈〜哉」は、「王様が『あに余は悪者ではないか(いや、そんなはずはない)』と怒鳴るシーン」をイメージする。こうすることで、抽象的な文法知識が「感情と結びついた記憶」になり、圧倒的に忘れにくくなります。
実際に翔先生のクラスでは、生徒に「各句法の4コマ漫画を描いてもらう」という課題を出したことがあります。最初は「え、漢文で漫画?」と戸惑っていた生徒が、後に「あの漫画のおかげで句法が全部頭に残ってます」と報告してくれました。インプット方法を工夫することの大切さを、改めて実感したエピソードです。
「漢詩」問題は形式と対句を制せよ
共通テストでは漢詩(とくに五言絶句・七言絶句・律詩)が出題されることがあります。漢詩問題のポイントは2つです。
- 形式の把握:五言(1句5字)・七言(1句7字)、絶句(4句)・律詩(8句)の区別
- 対句の発見:律詩の第3・4句(頷聯)と第5・6句(頸聯)は対句になっている。対句の一方がわかればもう一方の意味が推測できる
この2点だけ押さえれば、漢詩問題は決して怖くありません。
よくある間違いとその対策|実際の誤答例から学ぶ
間違い① 「不」を見たら即「〜ず」と読む(否定の見落とし)
誤答例:「不亦楽乎」を「また楽しからずや」と否定で解釈してしまうケース。
正しい理解:「不亦〜乎」は「また〜ではないか」という反語・肯定的な感嘆の句法です。「不」があっても文全体として肯定の意になります。
→「また楽しからずや」=「なんと楽しいことではないか(いや、楽しい)」
対策:「不亦〜乎」「何〜之有」などの慣用句は一塊として覚え、「不」を見た瞬間に否定と決めつけないこと。
間違い② 「所」の用法を見落と続きを書きます。
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間違い② 「所」の用法を見落とす
誤答例:「所読之書」を「読む場所の書物」と訳してしまうケース。
正しい理解:「所+動詞」は「〜するところのもの」という名詞句を作る用法です。「所読之書」=「読むところの書物」=「読んでいる書物」となります。「所」は「場所」ではなく、動詞を名詞化する機能語です。
さらに、「為〜所…」の形(受身)と混同するケースも非常に多いです。
| 形 | 用法 | 例・訳 |
|---|---|---|
| 所+動詞 | 名詞句化(〜するところのもの) | 所見=見るところのもの・見たもの |
| 為〜所… | 受身(〜に…される) | 為人所笑=人の笑うところとなる=人に笑われる |
対策:「所」の直前に「為+名詞」があるかどうかを確認する。あれば受身、なければ名詞句化の用法と判断する。
間違い③ 疑問と反語を混同する
誤答例:「豈有此理哉」を「このような道理があるか?(純粋な疑問)」と解釈するケース。
正しい理解:「豈〜哉」は反語です。「どうしてこのような道理があろうか、いやあるはずがない」という強い否定を表します。
生徒のBさん(高3・昨年度受験)が模試でこのミスをして、「先生、疑問か反語かって文脈で判断するしかないんですか?」と質問してきました。そこで翔先生が答えたのが以下のポイントです。
疑問・反語の見分け方チェックポイント:
- 文頭に「豈・安・寧・独・庸」があれば→ 反語と判断してよい
- 文末が「乎・哉・邪・耶」だけで終わる場合→ 疑問・反語どちらもあり得るので文脈で判断
- 話者が強い感情(怒り・驚き・誇り)を持っている場面→ 反語の可能性が高い
- 答えを本当に求めている場面(会話で相手に問いかけている)→ 疑問の可能性が高い
対策:「豈・安・寧」は「反語マーカー」として条件反射的に反語と結びつける訓練をする。
間違い④ 使役と受身を混同する
誤答例:「見責於師」を「師を責めるのを見る」と誤訳するケース。
正しい理解:「見〜於…」の形は「…に〜される」という受身です。「師に責められる」が正しい訳です。
使役・受身はどちらも「誰かが誰かに何かをする/される」という関係を表しますが、動作の方向が逆です。
| 用法 | 代表的な形 | 動作の方向 | 例 |
|---|---|---|---|
| 使役 | 使/令/教/遣+人+動詞 | 主語→他者へ動作させる | 令人笑=人を笑わせる |
| 受身 | 見〜/被〜/為〜所…/〜於… | 主語←他者から動作を受ける | 見笑=笑われる |
対策:「使・令・教・遣」が出たら使役、「見・被・為〜所」が出たら受身、と即座に判断できるよう、口頭テストを繰り返す。
間違い⑤ 「而」の役割を無視して読む
誤答例:「学而不思」の「而」を無視して「学不思(学ぶ・思わず)」と並列で読んでしまうケース。
正しい理解:「而」は接続詞で、文脈によって意味が変わります。
| 「而」の用法 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 順接 | 〜て・〜して | 学而知(学びて知る) |
| 逆接 | 〜けれども・〜が | 学而不思(学びて思わざれば) |
| 並列 | 〜かつ・〜で | 温而厲(温にして厲し) |
対策:「而」が出たら必ず立ち止まり、前後の文脈から「順接か逆接か並列か」を確認する癖をつける。
実践チェックリスト|今日からできる共通テスト漢文対策の確認事項
以下のチェックリストを使って、自分の学習状況を確認してください。✅がついていない項目が、今日から取り組むべき優先事項です。
【基礎固め】返り点・書き下し文のチェック
- □ レ点・一二点・上下点の読み方ルールを説明できる
- □ 白文を見て、返り点なしで書き下し文に変換できる問題を10問以上解いた
- □ 書き下し文を音読して違和感なく読める
- □ 送り仮名のルール(歴史的仮名遣い)を理解している
【句法マスター】重要句法のチェック
- □ 否定(不・非・無・莫)の用法と読み方を言える
- □ 二重否定(不〜不・無〜不)が「強い肯定」になることを知っている
- □ 疑問と反語を見分ける方法を3つ言える
- □ 使役(使・令・教・遣)の句形を例文付きで説明できる
- □ 受身(見〜・被〜・為〜所…)の句形を例文付きで説明できる
- □ 比較(不如・莫如)の句形を例文付きで説明できる
- □ 仮定(若〜則・仮〜則)の句形を例文付きで説明できる
- □ 累加(不唯〜亦・非独〜亦)の句形を例文付きで説明できる
- □ 限定(唯〜耳・独〜耳)の句形を例文付きで説明できる
- □ 願望(願〜・請〜)の句形を例文付きで説明できる
- □ 「所」の名詞句化用法と受身用法を区別できる
- □ 「而」の順接・逆接・並列を文脈から判断できる
【語彙・漢字】頻出漢字のチェック
- □ 「走」が「逃げる」の意味を持つことを知っている
- □ 「去」が「行く」の意味で使われることを知っている
- □ 「謝」に「断る・辞退する」の意味があることを知っている
- □ 「或」が「ある人は・ある時は」の意味になることを知っている
- □ 「固」が「もともと・もとより」の副詞的用法を持つことを知っている
- □ 「食」が使役で「食べさせる」の意味になる場合を知っている
【実戦演習】過去問・演習のチェック
- □ 共通テスト(またはセンター試験)漢文の過去問を最低5回分解いた
- □ 各問題について「なぜその答えか」を口頭で説明できる
- □ 20分以内に漢文大問を解き終える時間感覚が身についている
- □ 間違えた問題の句法・語彙を復習ノートに記録している
- □ 漢詩(五言・七言・絶句・律詩)の形式を説明できる
【直前期】試験1〜2週間前のチェック
- □ 句法カードを毎日高速で確認している
- □ 新しい参考書・問題集に手を出さず、既習事項の定着に集中している
- □ 試験当日の漢文の解答順序(読む順番)を決めている
- □ 時間配分(漢文に20〜25分)を決めて練習している
よくある質問(Q&A)|生徒からの実際の質問に答えます
Q1. 漢文の勉強を始めるのは何ヶ月前からがベストですか?
A. 共通テストのみであれば、本番の3〜4ヶ月前から集中的に取り組めば十分です。ただし、「0から始める」場合は最低でも2ヶ月は確保してください。
翔先生の経験上、10月末から始めて1月の共通テストで満点を取った生徒が複数います。逆に、「時間がある夏からゆっくりやろう」と思って結局ダラダラ続けてしまい、定着しないパターンも多いです。短期集中で一気に仕上げるのが漢文には最も向いています。
Q2. 参考書は何を使えばいいですか?おすすめを教えてください。
A. 日本国語塾TOPで実際に使用・推奨している参考書は以下のとおりです。
| 参考書名 | 特徴 | こんな人に向いている |
|---|---|---|
| 漢文早覚え速答法(田中雄二著) | 句法を「ヤマ」として絞り込んで覚える。薄くて取り組みやすい | 共通テストのみ対策・時間がない人 |
| 漢文句法と読解(駿台文庫) | 句法の説明が丁寧・例文が豊富 | 基礎からしっかり理解したい人 |
| 共通テスト漢文(各予備校の過去問集) | 実際の問題形式に慣れる | 知識が固まってきた段階で全員 |
「参考書を何冊もやろうとして全部中途半端になる」のが最悪のパターンです。1冊を完璧に仕上げることを最優先にしてください。
Q3. 漢文は現代文や古文と比べて、どの順番で解くべきですか?
A. これは生徒によって異なりますが、藤原流の推奨順序は「漢文→古文→現代文(第2問)→現代文(第1問)」です。
理由は3つあります。
- 漢文は最も短時間(15〜20分)で解けるため、先に確実に得点を積み上げられる
- 時間がかかる現代文を後回しにすることで、焦らず漢文・古文に集中できる
- 漢文で調子を上げてから古文に入ると、心理的に安定して読解しやすい
ただし、これはあくまで「一例」です。自分に合った順序を模試・過去問演習の中で見つけることが最重要です。
Q4. 漢詩の問題がどうしても苦手です。対策方法はありますか?
A. 漢詩が苦手な生徒に共通しているのは、「詩の形式を覚えていない」「対句の仕組みを理解していない」の2点です。
まず形式を覚えましょう。
| 種類 | 1句の字数 | 句数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 五言絶句 | 5字 | 4句 | 起承転結。簡潔で覚えやすい |
| 七言絶句 | 7字 | 4句 | 五言より華やかなリズム |
| 五言律詩 | 5字 | 8句 | 第3・4句、第5・6句が対句 |
| 七言律詩 | 7字 | 8句 | 同上。共通テストで出題歴あり |
対句の仕組みさえわかれば、片方の句の意味から対句のもう一方の意味が類推できます。これが共通テスト漢詩問題の「正解への近道」です。
Q5. 漢文が読めても選択肢で迷ってしまいます。どうすれば正解を選べますか?
A. 「読めているのに選べない」という悩みを持つ生徒はとても多いです。これは「本文の根拠を探す習慣がついていない」ことが原因のほとんどです。
共通テストの選択肢は、必ず本文中に根拠があります。選択肢を選ぶときは必ず「この選択肢の根拠はどこか」を本文に戻って確認してください。
選択肢を絞るときの手順(翔先生直伝):
- 明らかに本文と矛盾する選択肢を先に消去する(消去法)
- 残った選択肢を本文と照合し、「言い過ぎ」「逆の意味」「書いていないこと」が含まれる選択肢を消す
- 最後まで残った選択肢を本文の該当箇所と一語一語照合して確定する
「なんとなく合ってそう」で選ぶのは禁物。必ず本文の根拠と対応させることが満点への必須条件です。
まとめ|共通テスト漢文2025で満点を取るために今日から動き出そう
今回は「共通テスト漢文2025年完全解説|句法知識ゼロから満点を狙う方法」として、以下の内容をお伝えしました。
- 漢文は共通テスト国語の25%(50点)を占めるコスパ最強の科目
- 返り点・書き下し文・重要句法・頻出語彙の3本柱を体系的に学ぶ
- 6ステップの学習法(返り点習得→句法マスター→語彙攻略→過去問演習→音読訳練習→直前高速復習)で効率的に仕上げる
- 疑問と反語の見分け方、「所」「而」「之」などの機能語の用法を正確に理解する
- 選択肢は「本文の根拠と照合」して選ぶ習慣を徹底する
「句法ゼロから満点」は決して夢物語ではありません。正しい方法で、正しい順序で、継続して取り組めば必ず実現できます。この記事を今日読んだあなたは、もうスタートラインに立っています。あとは動くだけです。
翔先生からひとこと:「漢文って、慣れてくると本当に面白いんです。2000年以上前の人たちが書いた言葉が、今でも日本語の中に生きている。そのことに気づいたとき、漢文が急に好きになる生徒が毎年います。満点を狙いながら、ぜひその感覚も味わってほしいです。」
日本国語塾TOPについて
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執筆:藤原進之介(数強塾グループ代表・日本国語塾TOP監修)
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