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はじめに|共通テスト古文2025、あなたはリード文を読んでいますか?
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
突然ですが、皆さんに質問があります。共通テスト古文の本文を読む前に、リード文(問題冒頭の説明文)をしっかり読んでいますか?
先日、うちの塾に通う高3の女の子・Aさん(仮名)がこんな相談を持ってきました。
「先生、古文って単語も文法も覚えたのに、なんで点が取れないんですか!?読んでも意味がわからなくて、もう諦めそうです……」
これ、めちゃくちゃよくある相談なんです。翔先生も「今年に入って10人以上から同じ相談を受けた」と言っていました。そこで私がAさんに聞いたのが冒頭の質問です。
「えっ、リード文って何ですか?あの最初のやつ?読んでませんでした……」
これが犯人でした。リード文を無視して古文の世界に飛び込むのは、地図を持たずに山登りするようなものです。遭難して当然です(笑)。
この記事では、共通テスト古文2025年の傾向を踏まえ、リード文の活用法と選択肢消去の実戦技術を完全解説します。Aさんはこのメソッドを実践して、模試の古文点数が32点から48点にジャンプアップしました。あなたにも必ずできます!
なぜリード文活用と選択肢消去が重要なのか|共通テスト古文の配点と現実
共通テスト国語における古文の配点と位置づけ
まず数字で現実を直視しましょう。2025年度共通テストの国語は大問構成が変わり、配点も再編されています。
| 大問 | 分野 | 配点 | 試験時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 第1問 | 現代文(評論) | 約50点 | 約25分 |
| 第2問 | 現代文(小説・実用文等) | 約40点 | 約20分 |
| 第3問 | 古文 | 約45点 | 約20分 |
| 第4問 | 漢文 | 約45点 | 約15分 |
古文は全体の約22〜25%を占める重要科目です。仮に古文が壊滅的(10点台)だったとすると、国語全体で30点以上の差がつきます。これは現代文でどれだけ頑張っても取り返しにくい大きなハンデになります。
「なんとなく読む」勢がどれだけ損をしているか
翔先生が過去問の採点データを分析したところ、リード文・注釈を活用できていない受験生は、平均して10〜15点低いという傾向が見られました(日本国語塾TOP内部データ)。
また、河合塾・駿台などの大手予備校の報告でも「共通テスト古文は背景知識・文脈把握が得点を左右する」と繰り返し指摘されています。つまり、単語・文法だけ詰め込んでも、文脈を読む技術がなければ点は伸びないのです。
2025年共通テスト古文の特徴的な傾向
2025年の共通テスト古文では、以下の傾向が特に顕著でした。
- リード文・注釈の情報量が増加:作品背景・登場人物関係・時代設定が詳しく記載される
- 複数テキストの照合問題:本文と和歌・注釈・現代語訳の断片などを組み合わせて考える
- 心情・意図を問う問題の増加:文法的な訳出だけでなく、登場人物の心情理解が必要
- 選択肢が紛らわしく長文化:部分的に正しい「ひっかけ選択肢」が増加
これらの傾向を踏まえると、リード文の活用と選択肢消去の技術こそが2025年古文の最重要スキルと断言できます。
基礎知識の整理|共通テスト古文のリード文・注釈・選択肢の構造を知る
リード文とは何か?その3つの役割
リード文とは、問題冒頭に置かれる「本文を読む前の説明文」です。多くの受験生が「読んでも意味ない」と思っていますが、実はここに得点の鍵が隠されています。
| 情報の種類 | 典型的な記載例 | 読む際の活用ポイント |
|---|---|---|
| 作品・出典情報 | 「以下は『源氏物語』の一節で……」 | ジャンル(物語・日記・歌集等)と時代を把握。語りの視点が決まる |
| 登場人物と関係性 | 「Aは貴族の女性で、Bはその夫である」 | 主語の特定が格段に楽になる。敬語の方向性も予測できる |
| 場面・状況設定 | 「ある秋の夕暮れ、宮中での出来事を描いている」 | 季節・場所・感情の方向性(哀愁・喜び等)を先読みできる |
| テーマ・主題のヒント | 「別れを惜しむ場面の……」 | どんな感情・心情問題が来るかを予測できる |
注釈の役割と見落としやすいポイント
本文中の「*」マークが付いた注釈も、リード文と同様に重要です。注釈は出題者が「ここを理解しないと解けない」と判断した語句に付きます。つまり、注釈がある箇所の周辺は出題ポイントになりやすいのです。
- 固有名詞・官職名の説明→登場人物の身分・関係を把握
- 難語・特殊用法の説明→文法的に重要な箇所のヒント
- 文化・習慣の説明→心情・行動の背景理解に必須
共通テスト古文の選択肢の構造パターン
共通テスト古文の選択肢には、出題者が意図的に仕掛けるパターンがあります。これを知っておくと消去法が格段に速くなります。
| パターン名 | 特徴 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 主語すり替え型 | 正しい行為・発言を、違う人物に当てはめる | 「誰が」の部分を本文と照合 |
| 時制ずらし型 | 過去の出来事を現在・未来として記述する | 助動詞「き・けり・む」等で時制確認 |
| 感情逆転型 | ポジティブな心情をネガティブに、またはその逆 | 文脈・和歌の内容で感情の方向性確認 |
| 部分正解型 | 前半は合っているが後半が誤り(最も多い) | 選択肢を前半・後半に分けて各自照合 |
| 過剰解釈型 | 本文に書いていない情報を付け加える | 「本文のどこに書いてある?」を必ず確認 |
共通テスト古文2025|リード文活用と選択肢消去の具体的ステップ解説
ステップ1:リード文を「事前情報カード」として読む(本文着手前30秒)
翔先生が指導現場で徹底させている「リード文メモ法」を紹介します。本文を読む前に、リード文から以下の3項目をメモするだけです。
- 登場人物の名前・身分・関係性(例:A=中納言、B=その娘、C=Bの求婚者)
- 場面のキーワード(例:「出家を前にした別れの場面」)
- 感情・テーマの方向性(例:「悲しみ・哀愁系」と予測)
このメモを問題用紙の余白に書くのに30秒もかかりません。しかし、この30秒が本文読解のスピードを大幅に上げてくれます。
【実例】仮に2025年共通テストのリード文がこのような内容だったとします:
「次の文章は、平安時代の物語の一節である。宮仕えをする女房(A)が、故郷に帰る友人(B)との別れを惜しむ場面を描いている。なお、本文中の〔 〕は出題の都合上、省略した部分である。」
このリード文から読み取れる情報:
- 主人公はA(女房)、Bは友人・帰郷する立場
- テーマ:「別れ・惜別」→哀愁・悲しみ系の心情が出題される
- 宮中が舞台→敬語は天皇・上位貴族に向かう
- 平安時代の物語→「をかし」「あはれ」系の美意識を意識
これだけで「心情を問う問題ではA(女房)の悲しみ・名残惜しさを選ぶ」という方針が立てられます。
ステップ2:本文を「段落切り」しながら読む(パラグラフリーディング)
古文は段落がない場合も多いですが、意味の切れ目で「場面転換マーク」を入れながら読むことで、どこで何が起きているかを把握しやすくなります。
具体的には、以下のタイミングで「/」を入れます:
- 登場人物が変わるとき
- 時間・場所が変わるとき
- 和歌が挿入されるとき(和歌の前後は場面転換が多い)
- 会話が終わるとき
Aさんもこの方法を実践したところ「なんとなく読んでいた本文が、4〜5つの場面に分かれて見えるようになった!」と驚いていました。
ステップ3:主語の特定を徹底する(格助詞・敬語を武器にする)
古文読解の最大の難関は「主語が省略される」ことです。共通テストの設問の約40%は、主語・行為者の特定が正解のカギを握っています(翔先生の過去問分析より)。
主語を特定する3つの武器:
- 助詞「は」「も」「が」:主語を明示する助詞が出たら○をつける
-
敬語の方向性:
- 尊敬語が使われている→動作の主体は高貴な人物
- 謙譲語が使われている→動作の対象が高貴な人物(主体は語り手や身分の低い人)
- 文脈の流れ:直前の段落での登場人物の動きを追う
例文で確認:
「大将、御前に参り給ひて、『いかに』と申し給へば、上、御涙をぬぐひ給ひて……」
- 「大将」→主語(明示)
- 「参り給ひて」→「参る」は謙譲語(大将が高貴な方のもとへ行く)+「給ふ」は尊敬語(大将への敬意)
- 「申し給へば」→「申す」は謙譲語(大将が発言)、「給ふ」は尊敬語
- 「上」→次の主語(天皇など最高位の人物)に切り替わる
- 「御涙をぬぐひ給ひて」→「上」が泣いている
このように敬語を丁寧に分析することで、誰が何をしているかが明確になり、選択肢の主語すり替え型ミスを防げます。
ステップ4:和歌の解釈と設問への活用(掛詞・縁語の処理)
共通テスト古文では必ずと言っていいほど和歌が出題されます。和歌を読み飛ばす受験生は毎年大きな失点をしています。
和歌の処理手順:
- 誰が誰に贈った歌か確認(リード文・文脈から)
- 枕詞・序詞を飛ばし、掛詞・縁語を探す
- 字義通りの意味+感情的な意味の両方を確認
- 前後の散文と感情の方向性が一致しているか確認
よく出る掛詞・縁語の例:
| 語句 | 掛詞・縁語の内容 | 感情的含意 |
|---|---|---|
| ながめ | 「眺め(物思いにふけること)」+「長雨」 | 孤独・物思い・悲しみ |
| あく | 「飽く(飽きる)」+「明く(夜が明ける)」 | 別れ・愛情の終わりへの不安 |
| たつ | 「立つ(立ち去る)」+「裁つ(布を裁つ)」 | 別れ・旅立ち |
| ふる | 「降る(雨・雪が降る)」+「古る(古くなる)」 | 時の流れ・衰え |
| まつ | 「待つ(人を待つ)」+「松(樹木)」 | 恋愛・長い待ち時間・孤独 |
ステップ5:選択肢消去の実戦テクニック「2段階チェック法」
翔先生が開発した「2段階チェック法」は、選択肢を素早く絞り込む実戦技術です。
第1段階:明らかな誤りで3択に絞る(30秒)
選択肢を読んで、以下に該当するものを即座に消します:
- 本文に全く書かれていない情報が含まれている(過剰解釈型)
- 主語・行為者が明らかに違う(主語すり替え型)
- 感情の方向性が文脈と真逆(感情逆転型)
第2段階:残った選択肢を本文と精密照合(1分)
残った2〜3つの選択肢について、選択肢を「前半」「後半」に分割して、それぞれ本文の該当箇所と照合します。
- 前半○・後半○→正解候補
- 前半○・後半×→不正解(「部分正解型」の典型)
- 前半×・後半○→不正解
この方法を使えば、「なんとなく合ってそう」という根拠のない選択から脱却できます。
ステップ6:時間配分の管理(古文に使えるのは20分!)
共通テストでは時間切れが命取りです。古文に使える時間は最大20分と考えてください。
| 作業 | 時間 |
|---|---|
| リード文・注釈を読んでメモ | 1〜2分 |
| 本文全体を通読(段落切りしながら) | 5〜6分 |
| 設問処理(5〜6問×約2分) | 10〜12分 |
| 見直し・確認 | 1〜2分 |
藤原流のポイント|他では読めない古文攻略の独自メソッド
「感情の先読み」技術――文学ジャンルで心情を予測する
これは私・藤原が長年の国語指導の中で気づいた「藤原流」のポイントです。
古文の出典ジャンルによって、出てくる感情の「種類」が大体決まっています。
| ジャンル | 代表的な作品 | 頻出感情・テーマ |
|---|---|---|
| 宮廷物語 | 源氏物語、狭衣物語 | 恋愛・嫉妬・別れ・身分の壁 |
| 女性日記 | 蜻蛉日記、紫式部日記 | 孤独・嫉妬・夫への恨み・自己省察 |
| 随筆 | 枕草子、徒然草 | 観察・批評・無常観・美意識 |
| 説話 | 今昔物語集、宇治拾遺物語 | 驚き・教訓・機知・仏教的救済 |
| 軍記物語 | 平家物語 | 無常・悲壮・忠義・滅亡の悲しみ |
リード文でジャンルを把握したら、この表を頭の中で参照してください。「どうせ哀愁・惜別系の問題が来る」と先読みできるだけで、選択肢を絞る速度が2倍になります。
翔先生流「選択肢の末尾を先に読む」テクニック
翔先生がよく言う言葉があります:「選択肢は末尾から読め」。
共通テストの選択肢は、末尾(後半)に判断のカギとなる言葉が来ることが多いのです。たとえば:
- 「〜に感動している」
- 「〜を後悔している」
- 「〜に怒りを覚えている」
この末尾の続きを書きます。
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この末尾の感情・評価部分を先にチェックして、文脈と合わない選択肢を即消去する。これで第1段階の絞り込みがさらに速くなります。
高3のBくん(仮名)はこのテクニックを知る前、「選択肢を頭から全部読んで混乱する」というパターンを繰り返していました。末尾先読みを実践してからは、「選択肢に惑わされなくなった!」と報告してくれました。本番でも古文35点を獲得できました。
「注釈の密度」で出題箇所を予測する
もうひとつの藤原流メソッドが、「注釈の密度マッピング」です。
本文を読む前に、注釈(*マーク)がどの行に集中しているかを確認します。注釈が3つ以上集中している段落は、出題者が「ここを理解させたい」と強く意識した箇所です。つまり、設問がその周辺から出やすい。
実際、過去の共通テスト古文を分析すると、注釈が集中する段落から設問が出る確率は約75%(翔先生の過去問分析データ)という結果が出ています。注釈が多い部分は特に丁寧に読む、という意識を持つだけで読解の優先度が整理されます。
よくある間違いとその対策|共通テスト古文で失点するパターン完全分析
間違いパターン①:リード文を読み飛ばして本文に突入する
冒頭のAさんの例でも触れましたが、これが最も多いミスです。「時間がないから」「どうせ関係ないから」と思ってリード文を無視する受験生が驚くほど多い。
実際の失点例:
リード文に「AとBは師弟関係にある」と書いてあったにもかかわらず、本文中でAがBを敬っている場面を「恋愛感情」と誤解して心情問題を全滅させた受験生がいました。リード文を読んでいれば即座に「師匠への尊敬」とわかった問題です。
対策:本文を読む前に必ず30秒〜1分かけてリード文を読み、登場人物・場面・テーマをメモする習慣をつける。
間違いパターン②:主語を確定せずに設問に答える
古文では主語が省略されるため、「なんとなく読んでいる」と主語を誤認したまま選択肢を選んでしまいます。特に会話文が続く場面では、「誰がしゃべっているか」が混乱しやすい。
実際の誤答例:
「大臣、泣き給ひて」の後に続く「かく仰せられければ」を、「大臣が言った」と読んだ受験生がいました。しかし「仰せらる」は最高位への敬意を示す尊敬語であり、大臣より上位の人物(帝)の発言です。主語が切り替わっているのに気づかず誤答しました。
対策:会話文・動作の変わり目では必ず「誰が?」と自問し、敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)を確認してから主語を確定する。
間違いパターン③:和歌を「雰囲気読み」して選択肢を選ぶ
和歌の設問で「なんとなく悲しそうだから悲しみ系の選択肢を選んだ」というパターン。これは部分点にはなるかもしれませんが、掛詞・縁語の精密な解釈を問う問題では確実に外れます。
実際の誤答例:
ある模試で「秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出づる月の影のさやけさ」という和歌の説明として、「秋の悲しさを詠んでいる」を選んだ生徒がいました。しかしこの歌(左京大夫顕輔)のポイントは「雲の切れ間から漏れる月の清らかさ」であり、悲しみよりも澄み渡る美しさ・感動が主題です。「秋=悲しい」という先入観に引きずられた典型的な誤答でした。
対策:和歌は必ず①誰が誰に②字義通りの意味③感情の方向性の3点を確認してから選択肢に向かう。「季節=感情」という単純な連想は危険。
間違いパターン④:選択肢の「部分正解型」に引っかかる
「前半は完璧に合ってる!」と安心して後半を確認しないまま選んでしまう、最も出題者に利用されやすいミスです。
実際の誤答例(選択肢の構造):
正しい本文の内容:「男は女の手紙を読んで感動し、涙を流した。」
罠の選択肢:「男は女の手紙を読んで感動し、すぐに返事を書いて送った。」
→前半(感動・涙)は正しいが、後半(返事を書いた)は本文に書かれていない。しかし多くの受験生が前半だけ確認して◯にしてしまう。
対策:選択肢は前半・後半に分けて、それぞれ本文の根拠を確認してから決定する「2段階チェック法」を徹底する。
間違いパターン⑤:文法知識を「暗記」だけで終わらせている
「助動詞の活用表は完璧です!」なのに文法問題を落とす生徒は多いです。原因は、活用を覚えているだけで文脈での意味判断ができていないからです。
例:「む」の識別
| 意味 | 文脈の特徴 | 例文 |
|---|---|---|
| 推量(〜だろう) | 三人称主語・不確かな事柄 | 「風も吹きぬべく、空もかき曇りぬ」 |
| 意志(〜しよう) | 一人称主語・話者の意図 | 「今はとて天の羽衣着るをりぞ」 |
| 婉曲(〜ような) | 連体形・ぼかした表現 | 「来む人もなき宿なれど」 |
| 仮定(〜としたら) | 「ば」が後続・条件節 | 「いかでかはいふべきことならむ」 |
対策:文法は「文脈の中で意味を確定する」練習を積む。単独の活用暗記だけでなく、例文の中での判断訓練が不可欠。
実践チェックリスト|共通テスト古文2025対策・今日からできること
以下のチェックリストを印刷して、過去問演習のたびに確認する習慣をつけましょう。すべての項目に✓が入るようになったとき、あなたの古文得点は確実に変わっています。
【本番直前・問題着手前チェック】
- ☐ リード文を読んで、登場人物・身分・関係性をメモしたか
- ☐ リード文から場面・テーマ・感情の方向性を予測したか
- ☐ 注釈(*マーク)がどの箇所に集中しているか確認したか
- ☐ 出典ジャンル(物語・日記・随筆・説話等)を把握したか
【本文読解中チェック】
- ☐ 場面転換のたびに「/」マークを入れたか
- ☐ 主語が変わるたびに「誰が?」と確認したか
- ☐ 敬語(尊敬・謙譲・丁寧)の方向性を意識しながら読んだか
- ☐ 会話文の「話し手」「聞き手」を明確にしたか
- ☐ 和歌が出てきたら、誰から誰への歌かを確認したか
- ☐ 和歌の掛詞・縁語・枕詞・序詞を意識したか
【設問・選択肢処理チェック】
- ☐ 選択肢の末尾(感情・評価部分)を先に読んで文脈と照合したか
- ☐ 明らかに本文に根拠がない選択肢(過剰解釈型)を即消去したか
- ☐ 残った選択肢を前半・後半に分けて各自照合したか(2段階チェック)
- ☐ 「本文のどこに書いてある?」と根拠箇所を特定してから選んだか
- ☐ 主語・時制・感情の方向性が本文と一致しているか確認したか
【時間管理チェック】
- ☐ 古文全体に20分以内で収まるペースで進められたか
- ☐ リード文・注釈確認に1〜2分使えたか(省略していないか)
- ☐ 1問に3分以上かかった場合、いったん飛ばして次の問題に進んだか
【日常学習チェック(週次)】
- ☐ 今週、古文単語を最低20語確認・復習したか
- ☐ 今週、助動詞・助詞の識別問題を最低10問練習したか
- ☐ 今週、共通テスト形式の過去問または模試問題を1題解いたか
- ☐ 解いた問題の誤答を分析し、どのパターンのミスかを分類したか
- ☐ 和歌の掛詞・縁語を含む例文を最低3首確認したか
よくある質問(Q&A)|共通テスト古文2025・生徒からのリアルな疑問に答える
Q1:古文単語は何語覚えれば共通テストに対応できますか?
A:目安は300〜400語、ただし「質」が命です。
よく「古文単語は何語必要ですか?」と聞かれます。市販の単語帳でいうと、「古文単語315」「古文単語330」レベルの単語帳を1冊完璧にすれば、共通テストで必要な語彙の大部分はカバーできます。
ただし注意してほしいのは、古文単語は「現代語との意味のズレ」が命だということ。たとえば「をかし(趣深い・すばらしい)」「あはれ(しみじみとした感動)」「やさし(恥ずかしい・優美な)」などは現代語の意味とは全く違います。この「ズレ」を覚えることが最優先です。
Q2:文法はどこまで完璧にすれば良いですか?苦手で……
A:「識別できる」レベルまで仕上げてください。暗記だけでは不十分です。
共通テスト古文の文法問題は、活用の暗記そのものを問うより、文脈の中で意味・用法を識別する問題が中心です。特に優先度の高い文法項目は以下の通りです。
- 助動詞の意味識別(特に「む・らむ・けむ」「べし」「なり」「ぬ・ね」)
- 敬語の種類と方向性(尊敬・謙譲・丁寧)
- 係り結び(ぞ・なむ・や・か→連体形、こそ→已然形)
- 接続助詞の意味(ば・ど・ども・て・して等)
- 助詞「の・が」の主格用法
これらを文脈の中で判断できるよう、例文とセットで練習しましょう。
Q3:古文が全然読めません。時間内に読み終わらないのですが、どうすれば?
A:「全文を完璧に理解しようとしない」ことが大切です。
翔先生がよく言うのですが、共通テスト古文は「7割わかれば解ける」ように設計されています。細かい部分がわからなくても、大まかな場面・登場人物の行動・感情の流れがつかめていれば、多くの設問は解けます。
読むスピードを上げるために有効な練習:
- 音読練習:古文を毎日3〜5分声に出して読む(リズムで意味が取れるようになる)
- 全訳を後で確認する「答え合わせ読み」:読んだ後に解説の全訳と照合し、どこで詰まったかを記録する
- リード文・注釈活用の徹底:前述のとおり、これだけで読解速度が大幅アップ
Q4:和歌の問題が特に苦手です。何から始めればよいですか?
A:まず「掛詞リスト」を覚え、次に百人一首で感覚を養いましょう。
和歌の問題が苦手な受験生の多くは、掛詞・縁語の知識不足か、和歌特有の「感情の言語化」に慣れていないかのどちらかです。
おすすめの練習手順:
- 頻出掛詞リスト(30語程度)を単語帳に追加して暗記
- 百人一首を10首ずつ、現代語訳・背景と一緒に覚える(感情の方向性の訓練に最適)
- 過去問の和歌問題を「誰から誰へ」「字義」「感情」の3点整理シートで分析する
Q5:古文の勉強を始める時期が遅れました。11月から本番まで間に合いますか?
A:間に合います。ただし「選択と集中」が絶対条件です。
11月スタートなら、以下の優先順位で取り組んでください。
- 最優先(11月):古文単語300語の定着+頻出助動詞の識別
- 次優先(11〜12月):共通テスト形式の過去問を週2題解いて、リード文活用・選択肢消去の実戦練習
- 仕上げ(1月):誤答パターンの集中克服+和歌の掛詞確認
3ヶ月でゼロから30点台→40〜45点台に伸ばした生徒は複数います。諦めないでください!
まとめ|共通テスト古文2025はリード文と選択肢消去で攻略する
この記事では、共通テスト古文2025年を攻略するための核心技術として、リード文の活用法と選択肢消去の実戦テクニックを徹底解説しました。最後に要点を整理します。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| リード文活用 | 本文着手前30秒でメモ。登場人物・場面・感情の方向性を把握する |
| 主語の特定 | 敬語の方向性・助詞・文脈の3つで主語を確定。主語すり替え型ミスを防ぐ |
| 和歌の処理 | 誰から誰へ・字義・感情の3点整理。掛詞・縁語は必ず確認する |
| 選択肢消去(2段階チェック法) | 第1段階で3択に絞り、第2段階で前半・後半に分けて本文照合 |
| 注釈の密度マッピング | 注釈が集中する箇所は出題ポイント。重点的に読む |
| 時間配分 | 古文全体は20分以内。リード文に1〜2分、設問処理に10〜12分 |
単語・文法の知識は当然必要ですが、それだけでは共通テスト古文の高得点は取れません。「文脈をつかむ読み方」と「根拠を持った選択肢の絞り方」こそが、これからの共通テスト古文で点数を伸ばす王道です。
今日から、過去問演習のたびにこの記事のチェックリストを使ってください。必ず変化が起きます。応援しています!
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執筆:藤原進之介(数強塾グループ代表・日本国語塾TOP監修)
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共通テスト古文2025年完全解説を深めるために
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