「覆水盆に返らず」(ふくすいぼんにかえらず)は、一度してしまったことは、取り返しがつかないということ。
出典は『拾遺記』ほか(太公望の逸話。『十八史略』にも見える)です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | ふくすいぼんにかえらず |
|---|---|
| 意味 | 一度してしまったことは、取り返しがつかないということ。 |
| 出典 | 『拾遺記』ほか(太公望の逸話。『十八史略』にも見える) |
| 類義語 | 後悔先に立たず/破鏡不照 |
| 対義語 | やり直しがきく |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 覆水不返盆
- 書き下し
- 覆水盆に返らず
- 現代語訳
- こぼれた水は器に戻らない。
由来になった話
太公望呂尚は、若い頃は仕官できず、妻に去られた。後に出世すると、妻が復縁を求めて戻ってきた。呂尚は水を地面にこぼし、それを器に戻してみよと言い、戻せないのを見て「一度離れた仲も同じだ」と告げたという。
読解のポイント
「盆」は現代語の「おぼん」ではなく、水を入れる器を指します。この違いが意味の説明で問われることがあります。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 覆水盆に返らず、もう戻れない。
- 後悔しても覆水盆に返らずだ。
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よくある質問
「覆水盆に返らず」の出典は何ですか。
『拾遺記』などに見える太公望呂尚の逸話に由来し、『十八史略』にも収められています。
「盆」とは何ですか。
現代語の「おぼん」ではなく、水を入れる器(はち)を指します。
どんな意味ですか。
一度起きてしまったことは元に戻せない、取り返しがつかない、という意味です。
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