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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

保護者必読|国語が苦手な子に「怒らない・焦らない」で成績を上げる方法

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はじめに|「なんでこんな問題も解けないの?」その一言が成績を下げている

数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!

「うちの子、国語が本当に苦手で…何度教えても伸びないし、つい怒ってしまう」

「テストの点を見るたびに焦ってしまって、子どもを責めてしまう」

保護者の方から、こういった相談を毎週のように受けます。お気持ち、よくわかります。国語は算数・数学のように「解法を覚えれば解ける」という性質の科目ではないため、どう教えたらいいかわからず、ついイライラしてしまうのは自然なことです。

しかし、実は「怒り」と「焦り」こそが、国語の成績が伸びない最大の原因のひとつです。この記事では、国語が苦手な子どもを持つ保護者の方が今日からすぐに実践できる、科学的・経験的に裏付けられた関わり方と学習法をお伝えします。

3500字以上のボリュームで、他のサイトには載っていない具体的な内容をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

核心をお伝えします|国語が苦手な子が伸びない「本当の理由」

まず最初に結論をお伝えします。

国語が苦手な子が伸びない理由は、「頭が悪いから」でも「読書が少ないから」でもありません。

長年の指導経験から断言できることがあります。国語が伸びない子には、ほぼ例外なく次の3つの特徴があります。

  • ①「文章を読むこと」自体にストレス反応が起きている
  • ②「どこを見て答えを出すか」というルールを知らない
  • ③「間違えること=怒られる」という恐怖心がある

この3つのうち、③は保護者の方が直接コントロールできる要因です。そして、①と②も、③を取り除くことで劇的に改善しやすくなります。今日からの関わり方を変えるだけで、お子さんの国語力は確実に動き出します。

具体的な内容・方法・理由|「怒らない・焦らない」が成績を上げる科学的根拠と実践法

① 「怒り」が国語力を破壊するメカニズム

脳科学の観点から言うと、人間は恐怖や怒りを感じると「扁桃体」が活性化し、思考や記憶をつかさどる「前頭前皮質」の働きが著しく低下します。つまり、怒られている状態の子どもは、脳が「生存モード」に切り替わり、文章を読んで考えるという高度な認知活動ができなくなるのです。

国語は特に「文脈を読む」「登場人物の気持ちを推察する」「筆者の意図を捉える」という複雑な思考活動を要求します。これはリラックスして集中できる状態でなければ、そもそも機能しない能力です。

「また怒られる」という緊張感の中で国語を解かせることは、子どもの国語力を育てるどころか、むしろ破壊しています。

② 「焦り」が子どもに伝染する問題

保護者の方が「早く成績を上げなければ」と焦っていると、その感情はお子さんに確実に伝わります。子どもは大人が思っている以上に親の感情に敏感です。

焦りが伝染した子どもはどうなるか。

  • 文章をじっくり読まず、答えを急いで書くようになる
  • 「なんとなく」で選択肢を選ぶようになる
  • 間違えることへの恐怖から、考えること自体を放棄するようになる

国語が苦手な子に最も必要なのは「じっくり文章と向き合う時間」です。焦りの空気はその時間を奪います。

③ 「怒らない・焦らない」を実践するための具体的な言葉がけ

「怒らない・焦らない」と言われても、具体的にどうすればいいかわからない、という保護者の方のために、実際に使える言葉がけを紹介します。

NGな言葉がけ OKな言葉がけ
「なんでこんな問題が解けないの?」 「どこで迷った?一緒に見てみよう」
「何回言ったらわかるの?」 「前回と比べてここが惜しかったね」
「これじゃ受験無理だよ」 「この問題、難しいよね。どう考えた?」
「早く終わらせなさい」 「ゆっくりでいいから、一文ずつ確認してみて」
「もっとちゃんと読みなさい」 「この段落、一緒に声に出して読んでみようか」

OKな言葉がけのポイントは、「プロセスに注目する」「一緒に解決しようとする姿勢を見せる」「具体的な行動を促す」の3点です。

④ 国語が苦手な子に有効な「正しい学習ステップ」

言葉がけを変えるだけでなく、学習の進め方そのものも変える必要があります。国語が苦手な子に対して私たちが実践している学習ステップをご紹介します。

【ステップ1】語彙力の土台を作る(1〜2週間)

文章が読めない最大の原因のひとつは「語彙力不足」です。文章中に知らない言葉が多いと、文章全体の意味がつかめません。まずは毎日5〜10語の語彙を確認する習慣をつけましょう。難しい参考書は不要です。教科書や問題集に出てきた「わからなかった言葉」をノートにメモするだけで十分です。

【ステップ2】「接続語」と「指示語」のルールを覚える(1〜2週間)

国語が苦手な子の多くは、接続語(しかし・だから・また・一方で、など)と指示語(これ・それ・あれ・この・その、など)の役割を意識せずに文章を読んでいます。これを意識するだけで、文章の論理構造が見えてきます。

【ステップ3】短い文章で「根拠を探す」練習をする(2〜4週間)

答えは「自分の感想」ではなく「文章の中にある」という意識を持たせます。答えを書いたら必ず「文章のどこにそう書いてある?」と問いかける習慣をつけましょう。

⑤ 入試問題の傾向と「根拠を探す」実演

実際の中学入試・高校入試でよく出る問題タイプを使って、「根拠を探す」解き方を実演します。

【よく出る問題タイプ:心情読み取り問題】

例文(架空の文章):

「太郎は母親から合格の知らせを聞いたとき、思わず窓の外に目をそらした。胸の奥がじわりと温かくなるのを感じながら、ただ小さくうなずいた。」

問い:「このとき太郎はどのような気持ちでしたか?」

国語が苦手な子の多くは「うれしい気持ち」とだけ書いて終わります。しかし入試では、「なぜそう言えるか、文章のどの表現から読み取れるか」まで問われます。

正しい解き方:

  1. 「窓の外に目をそらした」→直接感情を表に出さない、照れや戸惑いの表現
  2. 「胸の奥がじわりと温かくなる」→喜びや安堵の身体感覚の描写
  3. 「小さくうなずいた」→言葉に出せないほどの感情の深さ

これらを総合すると:「喜びをうまく言葉に表せないほど感動し、照れや戸惑いを含みながらも、深く安堵している気持ち」という答えになります。

このように、国語の答えは「感想」ではなく「文章の証拠」から組み立てるものだと理解させることが、国語が苦手な子の成績を上げる核心です。

実践事例・エピソード|「怒らない・焦らない」で変わった生徒たち

ここで、翔先生から実際の指導現場のエピソードをお話しします。

【翔先生より】

以前、中学受験を控えた小学5年生の女の子を担当したことがあります。お母さんは非常に熱心な方で、毎日問題を解かせていたのですが、点数が上がらず、つい「なんでできないの!」と叱ってしまっていたそうです。

その子が初めて私の授業に来たとき、問題用紙を渡すと明らかに体が固まりました。「怒られることへの恐怖」が体に出ていたんです。

私がまずやったのは、2週間、点数を一切話題にしないことでした。代わりに「今日はどこが難しかった?」「この文章、どんなことが書いてあったと思う?」という会話だけをしました。お母さんにも同じようにお願いしました。

すると3週間後、その子が自分から「この問題、さっきの段落に答えが書いてあると思う」と言い始めたんです。自分で根拠を探し始めた瞬間でした。2ヶ月後、国語のテストで初めて60点台から80点台に上がり、お母さんが泣いて電話をくださいました。

成績が変わったのは勉強法だけではありません。「怒らない・焦らない」という環境の変化が、その子の本来の力を解放したのです。

もうひとつ、中学3年生の男の子のケースもご紹介します。この子は「国語なんてセンスだから、やっても無駄」と完全にあきらめていました。しかし実際に話を聞いてみると、「答えをどこから探せばいいかわからない」「合っているかどうかの基準がわからない」という、技術的な問題だったことがわかりました。

接続語・指示語の役割を教え、「根拠を本文から探す」練習を繰り返した結果、3ヶ月で模試の国語偏差値が42から58に上がりました。本人が一番驚いていました。

よくある誤解と正しい理解|保護者が陥りがちな「国語の罠」

誤解① 「読書をたくさんすれば国語ができるようになる」

これは半分正解で、半分間違いです。読書は語彙力や読解のスピードを上げますが、「入試国語を解く技術」は読書だけでは身につきません。入試国語には「出題者の意図に沿って答える」というルールがあり、これは明示的に学ぶ必要があります。読書好きなのに国語のテストが苦手な子が多い理由はここにあります。

誤解② 「国語は才能・センスの科目だから教えられない」

絶対に違います。国語は技術の科目です。接続語の役割、指示語の指す内容の特定、段落の要旨のまとめ方、心情表現の読み取り方……これらはすべて、明確なルールがあり、練習によって習得できます。「センスがないからダメ」と思った瞬間に成長が止まります。

誤解③ 「問題をたくさん解けば伸びる」

量をこなすだけでは伸びません。大切なのは「なぜ間違えたか」の分析です。間違えた問題を放置して次の問題に進んでも、同じミスを繰り返すだけです。1問を丁寧に復習する方が、10問を流し読みするより何倍も効果があります。

誤解④ 「国語は短期間では伸びない」

正しい方法で取り組めば、1〜3ヶ月で目に見える変化が出ます。特に「根拠を文章から探す」というスキルは、習得すれば即座に得点に反映されます。「長期戦だから焦らなくていい」という言葉を免罪符にして何もしないのは危険です。正しい方法で、今すぐ始めましょう。

今日からできる3ステップ|保護者がすぐ実践できるアクション

最後に、この記事を読み終えた保護者の方が今日からすぐに実践できる3つのアクションをまとめます。

STEP 1:「点数の話をやめる」期間を2週間設ける

2週間だけ、点数・成績・合格の話を一切しないと決めてください。代わりに「今日どんな文章を読んだ?」「どこが面白かった?難しかった?」という会話に切り替えます。これだけでお子さんの緊張感が大きく和らぎます。

STEP 2:一緒に「接続語」と「指示語」を探す練習をする

教科書や問題集の文章を開いて、親子で接続語(だから・しかし・また・一方・なぜなら、など)と指示語(これ・それ・この・その、など)に鉛筆で印をつける練習をしてみてください。ゲーム感覚でできて、子どもが「文章の構造」を意識する第一歩になります。所要時間は1日10分で十分です。

STEP 3:間違えた問題を責めずに「探偵ごっこ」にする

間違えた問題があったら、「どうしてそう思った?」「答えのヒントが文章のどこかにあるはずだよ、一緒に探してみよう」と言ってみてください。正解を「教える」のではなく、一緒に「探す」姿勢が、子どもの思考力を育てます。これを「探偵ごっこ」と呼んで楽しむと、子どもの反応が大きく変わります。

まとめ・日本国語塾トップについて

この記事でお伝えしたことを整理します。

  • 国語が苦手な子が伸びない最大の原因は「怒り・焦りによる恐怖環境」にある
  • 怒られている状態では、脳が高度な読解活動をできなくなる
  • 国語は「センス」ではなく「技術」であり、正しい方法で必ず伸びる
  • 接続語・指示語・根拠を探す練習が国語力の土台になる
  • 保護者の言葉がけを変えるだけで、子どもの学習態度は劇的に変わる
  • 「怒らない・焦らない」環境を作ることが、最も効果的な国語の成績向上策のひとつ

国語が苦手なお子さんを持つ保護者の方へ。今日から怒らない・焦らない関わり方を始めてください。それだけで、お子さんの国語力は動き出します。そして、正しい技術を身につけることで、国語は必ず得意科目に変えられます。

もし「どこから始めればいいかわからない」「プロに任せたい」とお感じでしたら、ぜひ日本国語塾トップにご相談ください。


日本国語塾トップは、数強塾グループ代表・藤原進之介が監修する国語専門塾です。
前橋校・横浜校・オンラインで全国対応しています。
nihonkokugojuku.comからお気軽にお問い合わせください。
また、数学・理系科目は数強塾(sukyojuku.com)もあわせてご利用ください。

💡 藤原先生からの学習アドバイス

# 学習アドバイス

国語の成績向上には、感情的な対応より、**子どもが「なぜ間違えたか」という思考プロセスを丁寧に一緒に検証する姿勢**が必須です。焦りや怒りは学習意欲を低下させ、根本的な読解力育成を妨げるため、長期的な基礎力構築に集中することが効果的です。

📚 この記事について|日本国語塾・数強塾グループ

本記事は、数強塾グループ代表 藤原進之介の監修のもと作成しています。
藤原は情報教育の専門家としてKADOKAWAより
藤原進之介の ゼロから始める情報I』『ライバルに差をつける 情報I 鉄板の100題』、
Gakkenより『きめる!共通テスト情報I』など10冊以上の著書を刊行(累計10万部超)。
「本質を捉える理解」という指導哲学は、国語教育にも一貫して反映されています。

日本国語塾では一流講師が担任として専属で指導します。
現代文・古文・漢文・小論文を体系的に、かつ本質から理解できる指導を提供しています。

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