はじめに
数強塾グループの国語専門塾、日本国語塾TOPの藤原進之介です。講師の翔先生と一緒に解説します!
「国語の勉強って、どうやればいいかわからない」「参考書を読んでも眠くなってしまう」——そんな悩みを持つ受験生・保護者の方は非常に多いです。そこで近年注目されているのが、YouTube動画で国語を学ぶ方法です。
スマートフォンさえあれば無料で学べるYouTubeは、現代の受験生にとって強力な学習ツールになり得ます。しかしその一方で、「なんとなく動画を見ているだけで成績が上がらない」「どのチャンネルを選べばいいかわからない」という失敗談も後を絶ちません。
この記事では、YouTube動画で国語を学ぶ方法について、良質なチャンネルの選び方から正しい視聴の仕方まで、日本国語塾トップならではの視点で徹底解説します。受験生はもちろん、お子さんの国語学習を支援したい保護者の方にも必読の内容です。ぜひ最後までご覧ください。
核心情報:YouTube国語学習の可能性と落とし穴
まず大前提として、YouTube動画で国語を学ぶ方法には「できること」と「できないこと」があります。この認識を持たずに取り組むと、時間を無駄にしてしまう可能性があります。
YouTubeで国語学習ができること
- 読解の「考え方・視点」のインプット:文章の構造把握や論理的な読み方の基礎を、映像で視覚的に学べます。
- 語彙・文法の体系的な理解:難関校入試で頻出の語彙や、現代文・古文・漢文の文法事項をわかりやすく解説する動画が豊富です。
- モチベーション維持:人気講師の熱量ある解説は、独学の孤独感を和らげ、学習継続の原動力になります。
- 入試傾向・対策情報の収集:最新の入試動向や、各学校の出題傾向を解説する動画もあります。
YouTubeだけでは補えないこと
- 自分の答案へのフィードバック:記述問題や作文の添削は、動画視聴だけでは絶対に補えません。
- 個別の弱点把握と対策:あなた固有の「なぜ間違えるか」の分析は、講師との双方向のやり取りが必要です。
- 実際に手を動かすアウトプット練習:動画を見るだけでは「わかった気」になりがちで、本番では書けないケースが多発します。
翔先生も常々言っていることですが、「YouTubeは国語学習の補助エンジンとして最高ですが、それだけでは車は走りません」。動画学習は正しく位置づけることが大切です。
具体的な方法:良質チャンネルの選び方と視聴の仕方
① 良質な国語チャンネルを選ぶ5つの基準
YouTube動画で国語を学ぶ方法の第一歩は、信頼できるチャンネルを選ぶことです。以下の5つの基準を使って判断してください。
基準1:講師のプロフィールが明確かどうか
「誰が教えているかわからない」チャンネルは避けましょう。講師の学歴・指導歴・合格実績が明示されているチャンネルは信頼度が高いです。受験指導のプロが解説しているかどうかを必ず確認してください。
基準2:解説の「根拠」が示されているかどうか
国語で最も重要なのは「なぜそれが答えなのか」という論理的な根拠です。「なんとなくこう読む」「感覚的にこれが正解」という解説動画は、実力向上につながりません。本文のどこに根拠があるかを丁寧に示している動画を選びましょう。
基準3:視聴者の学習レベルに合っているかどうか
中学受験生・高校受験生・大学受験生では必要な内容がまったく異なります。また、基礎固めが必要な段階なのか、応用・演習段階なのかによっても選ぶべき動画が変わります。「難しそうだけど人気だから」という理由だけで選ぶのは禁物です。
基準4:継続的に更新されているかどうか
入試問題は毎年変化します。数年前に作られた動画だけに頼るのはリスクがあります。定期的に新しいコンテンツが投稿されているチャンネルを選びましょう。
基準5:コメント欄・コミュニティが健全かどうか
視聴者からの質問に講師が丁寧に答えているチャンネルは、教育への誠実さの表れです。コメント欄も参考になる学習コミュニティになっている場合があります。
② カテゴリ別・おすすめ動画の種類
国語の動画コンテンツは大きく以下のカテゴリに分けられます。自分の目的に合ったカテゴリを優先的に視聴しましょう。
現代文の読解法系動画
「評論文の読み方」「物語文の読解ポイント」「接続詞の使い方から文章構造を把握する方法」などを解説した動画です。特に論理的読解の型を身につけることを重視した動画を選んでください。具体例として、「対比」「因果関係」「筆者の主張の見つけ方」を図解で説明している動画は非常に効果的です。
語彙・漢字系動画
難関中学・高校・大学受験で頻出の語彙をまとめた動画は、スキマ時間の活用に最適です。ただし、「見るだけ」では定着しません。視聴しながら必ずノートに書き留める習慣をつけましょう。
古文・漢文の文法解説動画
助動詞の活用、係り結びの法則、漢文の返り点など、暗記事項が多い古典分野は、動画との相性が非常に良いです。表や図を使って視覚的に整理してくれる動画は特に効果的です。
入試問題解説動画
実際の過去問を解説している動画は、解き方の「手順」を学ぶのに役立ちます。ただし、必ず自分で先に問題を解いてから視聴することが絶対条件です。答えを見た後に解説を聞くだけでは、本当の力はつきません。
③ 正しい視聴の仕方:5ステップメソッド
どんなに良質な動画でも、視聴の仕方が間違っていれば成果は出ません。日本国語塾トップが推奨する5ステップ視聴メソッドをご紹介します。
Step 1:視聴前に「今日の目的」を設定する
「今日は評論文の対比構造の読み方を理解する」「古文の助動詞『き・けり』の違いを整理する」など、具体的な目的を1つ決めてから視聴を始めましょう。目的なしに動画を流し見するのは、時間の浪費です。
Step 2:ノートを手元に置いて視聴する
動画を見ながら、重要なポイント・例文・解説の根拠をその場でノートに書き取ります。手を動かすことで記憶の定着率が大幅に上がります。「後でまとめればいい」は禁物。その場で書く習慣を徹底してください。
Step 3:一時停止・巻き戻しを積極的に使う
「なんとなくわかった」で先に進まないでください。理解できなかった箇所は必ず一時停止して考え、必要なら巻き戻して繰り返し聞きましょう。倍速視聴は慣れてきてからにして、最初は等速で丁寧に理解することを優先してください。
Step 4:視聴後に「要点の再現」をする
動画を見終わったら、ノートを閉じて「今日学んだことを3行でまとめる」練習をしてください。再現できなければ、理解ではなく「見た気になっているだけ」の状態です。この確認作業が実力定着のカギです。
Step 5:翌日に「問題演習」で確認する
動画で学んだ内容を使って、翌日に実際の問題を解いてみましょう。「動画の知識が実際に使えるか」を確認することで、本当の意味での学習が完結します。
藤原&翔先生の実践アドバイス
藤原進之介からのアドバイス
私が全国の受験生を指導してきて強く感じるのは、「動画を見る時間=勉強した時間」という誤解が非常に多いということです。YouTube動画で国語を学ぶ方法を正しく実践している生徒は、動画視聴の時間を全学習時間の20〜30%以内に抑えています。残りの70〜80%は、実際に問題を解き、記述を書き、自分の言葉で説明する「アウトプット」に使っています。
動画学習は「考え方を借りる場所」です。その考え方を自分のものにするためには、必ず自分の手と頭を使う時間が必要です。動画は優秀な先生から「地図」を受け取る場所。その地図を使って実際に歩くのは、あなた自身です。
翔先生からのアドバイス
生徒たちから「どのYouTubeを見ればいいですか?」とよく聞かれます。私がいつも答えるのは「一つのチャンネルを深く使い込むこと」です。10個のチャンネルを浅く見るより、2〜3個のチャンネルを徹底的に活用する方が、格段に力がつきます。
特に現代文については、同じ解説者の動画を繰り返し見ることで「この先生はどう文章を読んでいるか」という読解の視点が徐々に自分の中に内面化されていきます。最初は「なるほど」と思えない部分があっても、繰り返し視聴することで「あ、ここはこういう意味だったんだ」と気づく瞬間が来ます。その瞬間が本当の理解の始まりです。
また、古文・漢文については、文法の動画を見た後に必ず教科書や問題集の例文を音読することを強くおすすめします。耳で聞いて目で見て口で読む——この三重のインプットが古典の定着を飛躍的に早めます。
よくある失敗と解決策
失敗1:「見てわかった気になる」症候群
症状:動画を何十本も見ているのに、テストや模試の点数が一向に上がらない。
原因:視聴をインプットで完結させており、アウトプットをしていない。
解決策:「動画1本視聴→問題3問演習」のセットを習慣化する。演習なしの視聴は原則禁止にする。
失敗2:「チャンネルジャンキー」になる
症状:次々と新しいチャンネルを探してしまい、一つの学習を深めることができない。
原因:新しいコンテンツへの好奇心と、学習の深さを避ける心理が複合している。
解決策:月単位でチャンネルを決め、その期間は他のチャンネルを見ない「チャンネル縛り期間」を設ける。
失敗3:倍速視聴で「効率化」したつもりになる
症状:2倍速で大量の動画を見るが、内容がほとんど残っていない。
原因:情報処理の速度と理解・定着は別物であることを理解していない。
解決策:初見の動画は等速か1.25倍速まで。2倍速は「復習用」として、一度しっかり理解した内容の確認にのみ使う。
失敗4:スマホで「ながら視聴」をしてしまう
症状:ソファで横になりながら、または食事しながら国語の動画を視聴している。
原因:YouTubeのエンターテインメントとしての側面が学習モードの切り替えを妨げている。
解決策:国語動画を視聴するときは必ずデスクに座り、ノートを開いた状態でパソコンまたはタブレットで見る環境を整える。
今日からできるアクション
この記事を読んだ今日から、以下のアクションを実践してください。
- 今使っているYouTubeチャンネルを見直す:上記の5つの基準に照らし合わせて、今視聴しているチャンネルが本当に良質かどうかを確認しましょう。基準を満たしていなければ、勇気を持って切り替えてください。
- 「今月の学習チャンネル」を2〜3本に絞る:現代文1本、古典1本、という形で目的別にチャンネルを選定し、リストを作成してください。
- 視聴ノートを1冊用意する:YouTube動画で国語を学ぶ専用のノートを1冊決めましょう。このノートに視聴日・チャンネル名・今日の目的・学んだポイントを毎回記録していきます。
- 「視聴→演習」セットを週3回以上実施する:動画視聴の後に必ず問題演習を行う習慣を今週から始めてください。最初は1問でも構いません。継続することが最重要です。
- 月1回、動画学習の「振り返り」をする:月末に「今月の視聴内容で実際に使えるようになったこと」をノートに書き出しましょう。書き出せることが増えていれば、正しく学習できている証拠です。
まとめ・日本国語塾トップについて
YouTube動画で国語を学ぶ方法は、正しく活用すれば受験生の国語力を大きく伸ばす可能性を持っています。しかし、「なんとなく見る」だけでは時間の無駄になりかねません。
この記事でお伝えしたポイントを改めて整理します。
- 良質なチャンネルは「講師のプロフィール」「根拠の明示」「学習レベルの合致」「継続更新」「健全なコミュニティ」の5基準で選ぶ
- 動画のカテゴリ(読解法・語彙・古典文法・問題解説)を目的に応じて使い分ける
- 「目的設定→ノート記録→一時停止活用→要点再現→翌日演習」の5ステップで視聴する
- 動画視聴は学習全体の20〜30%に抑え、残りはアウトプットに使う
- チャンネルは2〜3本に絞り、深く使い込む
YouTubeは素晴らしいツールですが、個別の弱点分析や記述添削など、動画では補えない部分も確実に存在します。そのような場合は、ぜひ専門塾のサポートをご活用ください。
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