現代文の評論では、「具体例で語り、抽象的主張で結論を出す」構造が繰り返し現れます。具体と抽象を見分けられると、記述答案の作り方も自ずと分かります。
具体例のサイン
次のサインがあれば、その部分は具体例です。
- 「たとえば」「例えば」「具体的には」で始まる
- 固有名詞(人名・地名・作品名・書籍名)が含まれる
- 特定の場面や事例の描写がある
- 対話やエピソードの再現がある
抽象的主張のサイン
次のサインがあれば、その部分は抽象的主張です。
- 「このように」「以上のように」「要するに」で始まる
- 抽象語(概念、認識、規範、傾向、構造)が使われる
- 「〜と言える」「〜だろう」「〜なのである」で結ばれる
- 時代・社会・人間一般を主語にする
具体例から抽象的主張を取り出す訓練
- 具体例の共通点を特定する(何が繰り返されているか)
- 共通点を抽象語で言い換える
- 本文中の抽象的主張と一致するか確認する
記述答案への応用
記述答案は、具体例ではなく抽象的主張の言葉で作ります。「〇〇さんが△△した」ではなく「筆者は〜と考えている」と抽象化します。詳細は
をご覧ください。
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