「当」は まさニ〜ベシ と読みます。
「当」は再読文字で「まさニ〜ベシ」と読み、「当然〜すべきだ」という義務・当然を表します。「応」と形が似ていますが、当は義務、応は推量が中心です。
「当」の読み方・意味 一覧
| 読み | 意味 | 例(白文) | 書き下し |
|---|---|---|---|
| まさニ〜ベシ | 当然〜すべきだ | 当勉学 | 当に学を勉むべし |
| まさニ〜ベシ | 〜するのが当たり前だ | 当報恩 | 当に恩に報ゆべし |
| あタル | あたる・担当する(動詞) | 当其任 | 其の任に当たる |
用法別の詳しい解説
例文はすべてこのページ用に作成したものです。白文・書き下し文・現代語訳をそろえてあります。
1. まさニ〜ベシ ―― 当然〜すべきだ
- 白文
- 当勉学
- 書き下し
- 当に学を勉むべし
- 現代語訳
- 当然、学問に励むべきである。
2. まさニ〜ベシ ―― 〜するのが当たり前だ
- 白文
- 当報恩
- 書き下し
- 当に恩に報ゆべし
- 現代語訳
- 恩に報いるのが当然だ。
3. あタル ―― あたる・担当する(動詞)
- 白文
- 当其任
- 書き下し
- 其の任に当たる
- 現代語訳
- その任務を担当する。
紛らわしい字との識別
| 当 と 応 | 「当」は義務・当然(〜すべきだ)。「応」は推量(きっと〜だろう)。読みは同じ「まさニ〜ベシ」なので意味で分ける。 |
|---|---|
| 当 と 将 | 「当」は義務、「将」は時間的に直前。混同しやすい。 |
入試ではどう問われるか
「応」との意味の違いが定番の設問です。読みが同じで意味が違うため、文脈から義務か推量かを判断する練習が必要です。
本ページは漢文法の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
今日の練習
読み方を覚えるだけでは、初見の白文で使えません。次の順で手を動かしてください。
- 上の白文を隠して、書き下し文から白文の語順を復元する。
- 「当」が出てくる文を教科書か問題集から3つ探し、上のどの用法かを判定する。
- 判定の根拠を「直前が〜だから」の形で1行書く。根拠を言葉にできて初めて使える知識になります。
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よくある質問
「当」はどう読みますか。
再読文字として「まさニ〜ベシ」と読みます。動詞としては「あタル」です。
「応」との違いは何ですか。
「当」は義務・当然(〜すべきだ)、「応」は推量(きっと〜だろう)です。読みは同じなので意味で分けます。
再読文字の書き下しで注意することは。
一字を二度書きます。「当に〜べし」の両方が必要です。
書き下し文の答案を見てもらえます
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