「応」は まさニ〜ベシ と読みます。
「応」は再読文字で「まさニ〜ベシ」と読み、「きっと〜だろう」という推量を表します。同じ読みの「当」が義務を表すのに対し、こちらは推量です。
「応」の読み方・意味 一覧
| 読み | 意味 | 例(白文) | 書き下し |
|---|---|---|---|
| まさニ〜ベシ | きっと〜だろう(推量) | 応知故郷事 | 応に故郷の事を知るべし |
| まさニ〜ベシ | 〜のはずだ | 応有理 | 応に理有るべし |
| こたフ | 答える・応じる(動詞) | 応之 | 之に応ふ |
用法別の詳しい解説
例文はすべてこのページ用に作成したものです。白文・書き下し文・現代語訳をそろえてあります。
1. まさニ〜ベシ ―― きっと〜だろう(推量)
- 白文
- 応知故郷事
- 書き下し
- 応に故郷の事を知るべし
- 現代語訳
- きっと故郷のことをご存じでしょう。
2. まさニ〜ベシ ―― 〜のはずだ
- 白文
- 応有理
- 書き下し
- 応に理有るべし
- 現代語訳
- きっと道理があるはずだ。
3. こたフ ―― 答える・応じる(動詞)
- 白文
- 応之
- 書き下し
- 之に応ふ
- 現代語訳
- それに答える。
紛らわしい字との識別
| 応 と 当 | 「応」は推量、「当」は義務。読みは同じ「まさニ〜ベシ」。 |
|---|---|
| 推量の合図 | 話し手が確認できない事柄について述べていれば推量。相手にすべきことを求めていれば義務。 |
入試ではどう問われるか
「当」との書き分けが頻出です。話し手が確認できないことを推し量っていれば「応」、相手に義務を課していれば「当」と判断します。
本ページは漢文法の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
今日の練習
読み方を覚えるだけでは、初見の白文で使えません。次の順で手を動かしてください。
- 上の白文を隠して、書き下し文から白文の語順を復元する。
- 「応」が出てくる文を教科書か問題集から3つ探し、上のどの用法かを判定する。
- 判定の根拠を「直前が〜だから」の形で1行書く。根拠を言葉にできて初めて使える知識になります。
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よくある質問
「応」はどう読みますか。
再読文字として「まさニ〜ベシ」と読みます。動詞では「こたフ」です。
「当」との見分け方は。
推量なら「応」、義務・当然なら「当」です。文脈で判断します。
どんな場面で使われますか。
話し手が直接確認できない事柄について推し量る場面で使われます。
書き下し文の答案を見てもらえます
漢文は、読めているつもりでも送り仮名と返り点で減点されます。プロ講師が一対一で、答案に赤を入れて書き直しまで指導します。
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