「完璧」(かんぺき)は、欠点がまったくないこと。また、預かったものを無傷で返すこと。
出典は『史記』廉頗藺相如列伝です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | かんぺき |
|---|---|
| 意味 | 欠点がまったくないこと。また、預かったものを無傷で返すこと。 |
| 出典 | 『史記』廉頗藺相如列伝 |
| 類義語 | 無欠/十全 |
| 対義語 | 不完全/瑕疵 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 完璧帰趙
- 書き下し
- 璧を完うして趙に帰る
- 現代語訳
- 宝玉を無傷のまま趙に持ち帰る。
由来になった話
趙が持つ名玉「和氏の璧」を、秦王が十五の城と交換したいと申し出た。藺相如は使者として秦に赴き、秦に交換の意思がないと見抜くと、策を用いて璧を無傷のまま趙に持ち帰った。
読解のポイント
「璧」は宝玉のことで、「壁(かべ)」ではありません。書き取りで最も間違えやすい字の一つです。元の意味が「預かった玉を無傷で返す」ことだった点も押さえておいてください。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 完璧な仕上がりだった。
- 完璧を期して準備する。
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よくある質問
「完璧」の出典は何ですか。
『史記』廉頗藺相如列伝です。藺相如が和氏の璧を持ち帰った話に由来します。
「璧」と「壁」はどう違いますか。
「璧」は玉へんで宝玉のこと、「壁」は土へんで壁のことです。「完璧」は玉へんが正しい字です。
元の意味は何ですか。
預かった宝玉を無傷のまま持ち帰ることです。そこから「欠点がない」意味になりました。
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