「四知」(しち)は、悪事は必ず露見するということ。誰も見ていなくても天地は知っている。
出典は『後漢書』楊震伝です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | しち |
|---|---|
| 意味 | 悪事は必ず露見するということ。誰も見ていなくても天地は知っている。 |
| 出典 | 『後漢書』楊震伝 |
| 類義語 | 天網恢恢/悪事千里を走る |
| 対義語 | 隠蔽 |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 天知、神知、我知、子知
- 書き下し
- 天知る、神知る、我知る、子知る
- 現代語訳
- 天が知り、神が知り、私が知り、あなたが知っている。
由来になった話
後漢の楊震が地方へ赴任する途中、以前に引き立てた者が夜中に金を贈ろうとした。「夜だから誰も知りません」と言われた楊震は、「天知る、神知る、我知る、子知る。どうして知る者がいないと言えるのか」と答えて退けました。
読解のポイント
「子」は「あなた」という二人称です。「子ども」ではありません。四つの「知る」が誰を指すかを答えさせる設問が定番です。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 四知の教えを胸に刻む。
- 誰も見ていなくても四知である。
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よくある質問
「四知」の出典は何ですか。
『後漢書』楊震伝です。賄賂を退けた楊震の言葉に由来します。
四つの「知」とは何ですか。
天・神・我(楊震自身)・子(贈ろうとした相手)の四者です。
「子」は誰を指しますか。
「あなた」という二人称で、金を贈ろうとした相手を指します。子どもではありません。
漢文の答案を見てもらえます
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