「蟷螂の斧」(とうろうのおの)は、力のない者が、身のほどをわきまえずに強い相手に立ち向かうこと。
出典は『荘子』人間世ほかです。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | とうろうのおの |
|---|---|
| 意味 | 力のない者が、身のほどをわきまえずに強い相手に立ち向かうこと。 |
| 出典 | 『荘子』人間世ほか |
| 類義語 | 無謀/身のほど知らず |
| 対義語 | 分をわきまえる |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 怒其臂以当車轍
- 書き下し
- 其の臂を怒らして以て車轍に当たる
- 現代語訳
- 腕を振り上げて、車の轍に立ちはだかる。
由来になった話
カマキリが前足を振り上げて、進んでくる車に立ち向かおうとした。自分の力を知らず、かなわない相手に挑むたとえとして語られます。『韓詩外伝』などにも近い話が見えます。
読解のポイント
「斧」はカマキリの前足を斧に見立てたものです。勇気を称える文脈で使われることもありますが、本来は力量を知らない無謀さを指す語です。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 蟷螂の斧にすぎなかった。
- 身のほどを知らない抵抗だ。
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よくある質問
「蟷螂の斧」の出典は何ですか。
『荘子』人間世篇などです。『韓詩外伝』にも近い話があります。
「斧」とは何ですか。
カマキリの前足を斧に見立てたものです。
称賛の意味で使えますか。
本来は無謀さを指す語です。勇気を称える文脈で使われることもありますが、原義は否定的です。
漢文の答案を見てもらえます
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