「憤せずんば啓せず」(ふんせずんばけいせず)は、学ぶ側に強い意欲がなければ、教えても意味がないということ。
出典は『論語』述而です。以下で、原文・書き下し文・現代語訳と、由来になった話を整理します。
意味と出典
| 読み | ふんせずんばけいせず |
|---|---|
| 意味 | 学ぶ側に強い意欲がなければ、教えても意味がないということ。 |
| 出典 | 『論語』述而 |
| 類義語 | 内発的動機/待つ指導 |
| 対義語 | 詰め込み |
原文・書き下し文・現代語訳
- 原文
- 不憤不啓、不悱不発
- 書き下し
- 憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず
- 現代語訳
- 本人が思い悩んでいなければ教え導かない。言い表せずもがいていなければ説き明かさない。
由来になった話
孔子の教育観を示した言葉です。「憤」は分からなくて心が奮い立つこと、「悱」は言いたいのに言葉にできずもがくこと。学ぶ側の内発的な意欲を条件としています。
読解のポイント
「ずんば」は仮定条件で「〜しなければ」。「啓発」という語の語源です。教える側の姿勢ではなく、学ぶ側の状態を条件にしている点が要点です。
本ページは故事成語の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。
使い方の例
- 憤せずんば啓せず、本人が求めるまで待つ。
- 教える側が先走らない。
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よくある質問
この言葉の出典は何ですか。
『論語』述而篇です。
「憤」とはどういう意味ですか。
分からなくて心が奮い立つこと、思い悩むことです。
「啓発」との関係は。
「啓発」という語はこの句に由来します。
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