2027年度共通テスト試験日まで
時間
Picture of 藤原 進之介

藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・論塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

静夜思(李白・五言絶句)|書き下し文・現代語訳と解説

Facebook
Twitter

静夜思 ―― 李白・五言絶句

李白の五言絶句。月光を霜と見まちがえるという錯覚から始まり、顔を上げて月を見、顔を伏せて故郷を思う、という動作の対比だけで望郷の情を描き切った作品です。難語がほとんどないため、構成と対句の理解が問われます。

静夜思 の全文と書き下し

項目 働き 例(白文) 読み方
起句 寝台の前に月の光が差している 牀前看月光 牀前月光を看る
承句 地面に霜が降りたのかと疑う 疑是地上霜 疑ふらくは是れ地上の霜かと
転句 頭を上げて山の上の月を望む 挙頭望山月 頭を挙げて山月を望む
結句 頭を垂れて故郷を思う 低頭思故郷 頭を低れて故郷を思ふ

句ごとの解説

例文はすべてこのページ用に作成したものです。

起句

意味
寝台の前に月の光が差している
牀前看月光牀前月光を看る
ポイント
「牀」は寝台。通行本では「牀前明月光」とする本文もある。

承句

意味
地面に霜が降りたのかと疑う
疑是地上霜疑ふらくは是れ地上の霜かと
ポイント
「疑ふらくは〜かと」で「〜ではないかと思う」。錯覚を述べる。

転句

意味
頭を上げて山の上の月を望む
挙頭望山月頭を挙げて山月を望む
ポイント
通行本では「望明月」とする本文もある。

結句

意味
頭を垂れて故郷を思う
低頭思故郷頭を低れて故郷を思ふ
ポイント
「挙頭」と「低頭」が対になり、視線の動きで心情を示す。

押韻・対句と読解の要点

押韻 光・霜・郷が韻を踏む。五言絶句では原則として偶数句末(承句・結句)に韻を置くが、この詩は起句にも韻を置いている。
対句 「挙頭」と「低頭」が動作の対になっている。転句と結句の対応が主題を作る。
本文の異同 「看月光/明月光」「望山月/望明月」など、伝本によって字が異なる。教科書の本文に従って答えること。

入試ではどう問われるか

「挙頭」と「低頭」の対比が何を表すかを説明させる設問が定番です。上を向いて月を見る動作と、下を向いて故郷を思う動作の落差が、そのまま望郷の情になっている点を答えます。また「疑ふらくは〜かと」の読み方も問われます。

本ページは作品解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。

関連ページ

よくある質問

「静夜思」の作者と形式は。

李白の五言絶句です。

「挙頭」と「低頭」は何を表しますか。

月を見上げる動作と故郷を思って顔を伏せる動作の対比で、望郷の情を表しています。

本文が教科書と違うのですが。

伝本によって「看月光/明月光」「望山月/望明月」などの異同があります。教科書の本文に従ってください。

書き下し文の答案を見てもらえます

漢文は、意味が取れていても送り仮名と返り点で減点されます。プロ講師が一対一で赤を入れ、書き直しまで指導します。

無料相談・体験授業を申し込む

💬 数強塾グループ 公式LINEに登録しよう

情報I・数学・英語・国語に関する有益な情報発信や無料授業の告知をLINEで行っています。英検合格保証の英論会もこちら👇

プレゼント付き公式LINEを友だち追加

こちらの記事もどうぞ!

LINEで無料情報を受け取る

オンライン授業の受講方法が分からない。
初めてで不安である、という方も気軽にご連絡ください。