中高一貫校の国語についていけなくなったとき、多くの家庭が「今の学年の教材を頑張って追いつこう」と考えます。しかし、この判断は多くの場合逆効果です。この記事では、当塾が中高一貫校生の指導で実践している「基礎を戻す」判断と復旧手順を解説します。
まず特定すべきは「どこから穴があるか」
中高一貫校の国語についていけなくなった生徒に、「今の学年の教材を頑張って追いつこう」と指示するのは、多くの場合逆効果です。表面的には高2の授業でつまずいているように見えても、根本原因は中2の助動詞識別だった、というケースは頻繁にあります。
まず特定すべきは、中1〜中3のどこから穴があるかです。
中高一貫校で「ついていけなくなる」典型パターン
- 中1〜中2で抽象語を飛ばして読み、評論の意味が取れなくなる
- 中2〜中3で古文助動詞の識別が曖昧なまま、応用問題に入る
- 中3〜高1で記述の書き方を体系的に教わらず、感想文のような答案になる
- 高1〜高2で高校範囲の抽象的評論と古文敬語で完全に離脱する
復旧手順:まず基礎を戻す
復旧の手順は、次のとおりです。
- 現在の学校教材と過去のテスト答案を担任講師と精読する。どこから穴があるかを特定
- 該当する基礎段階から「毎日の国語」を再開する。中1教材を高2生が使うこともある
- 並行して学校の定期テスト対策を行う。ただし、暗記中心ではなく理解中心に
- 3〜6ヶ月かけて基礎の穴を埋める。この間、学校の成績は少し下がる可能性がある
- 6ヶ月以降、学校の授業内容が理解できるようになる
保護者に持っていただきたい心構え
「基礎を戻す」判断には、保護者の理解が不可欠です。学校の順位が短期間で上がるわけではありません。むしろ一時的に成績が停滞する可能性もあります。しかし、基礎に穴がある状態で応用に進むと、結局は同じ場所で何度もつまずきます。
「今の学年に追いつくこと」より「基礎を戻すこと」の方が、結果的には近道になります。
学校教材と独自教材の両方を使う
中高一貫校の学校教材(オリジナルプリント、独自問題集)は市販教材にないため、対応するには担任講師が個別に精読する必要があります。当塾では、学校教材の対応と「毎日の国語」の基礎補強を並行して行います。詳細は中高一貫校生向けオンライン国語塾ページをご覧ください。
本文の根拠から解く読み方は、独自教材「毎日の国語」で毎日一問ずつ鍛えられます。無料の体験相談で、お子さまの現在の読み方と課題を担任講師が拝見します。
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