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藤原 進之介

株式会社数強塾 代表取締役。数強塾グループ(日本数学塾・日本英語塾・日本国語塾・英論会)創設者。現役時代に数学で挫折し浪人を経て「なぜそうなるか」を徹底追求する指導哲学を確立。一生の役に立つ勉強を全国にオンライン展開。

漢文「宜」の読み方と意味|用法一覧と識別のしかた

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「宜」は よろシク〜ベシ と読みます。

「宜」は再読文字で「よろシク〜ベシ」と読み、「〜するのがよい」という穏やかな勧めを表します。義務の「当」より柔らかい言い方です。

「宜」の読み方・意味 一覧

読み 意味 例(白文) 書き下し
よろシク〜ベシ 〜するのがよい 宜早帰 宜しく早く帰るべし
よろシク〜ベシ 〜するのが適切だ 宜慎之 宜しく之を慎むべし
よろシ よい・適切だ(形容詞) 時宜 時宜

用法別の詳しい解説

例文はすべてこのページ用に作成したものです。白文・書き下し文・現代語訳をそろえてあります。

1. よろシク〜ベシ ―― 〜するのがよい

白文
宜早帰
書き下し
宜しく早く帰るべし
現代語訳
早く帰るのがよい。

2. よろシク〜ベシ ―― 〜するのが適切だ

白文
宜慎之
書き下し
宜しく之を慎むべし
現代語訳
これを慎むのが適切だ。

3. よろシ ―― よい・適切だ(形容詞)

白文
時宜
書き下し
時宜
現代語訳
時にかなっていること。

紛らわしい字との識別

宜 と 当 と 須 「宜」は勧め(〜するのがよい)「当」は当然(〜すべきだ)「須」は必要(ぜひ〜すべきだ)。強さの順は 須 > 当 > 宜。
読みの区別 「よろシク」で始まるのは「宜」だけ。読みで判別できる。

入試ではどう問われるか

「宜・当・須」の三つはいずれも「〜ベシ」で終わる再読文字ですが、読み出しがそれぞれ「よろシク」「まさニ」「すべかラク」と異なります。読みを覚えれば意味も区別できます。

本ページは漢文法の解説です。特定の大学・年度の出題内容については扱っていません。

今日の練習

読み方を覚えるだけでは、初見の白文で使えません。次の順で手を動かしてください。

  1. 上の白文を隠して、書き下し文から白文の語順を復元する。
  2. 「宜」が出てくる文を教科書か問題集から3つ探し、上のどの用法かを判定する。
  3. 判定の根拠を「直前が〜だから」の形で1行書く。根拠を言葉にできて初めて使える知識になります。

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よくある質問

「宜」はどう読みますか。

再読文字として「よろシク〜ベシ」と読みます。

「当」「須」との違いは何ですか。

「宜」は勧め、「当」は当然、「須」は必要です。強さは 須>当>宜 の順です。

見分けるコツはありますか。

読み出しが違います。「よろシク」なら宜、「まさニ」なら当・応、「すべかラク」なら須です。

書き下し文の答案を見てもらえます

漢文は、読めているつもりでも送り仮名と返り点で減点されます。プロ講師が一対一で、答案に赤を入れて書き直しまで指導します。

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